『英語リスニングに強くなる ~精聴の基本プロセス15で会話・ニュース・物語を聴きこなす』
著者名: 小宮山貴教
価格; 1680円
出版社名; テイエス企画
発行年月日; 2005年3月
ページ数/版型; 293ページ/21cm
おすすめ度; ★★★★★
この本を一言で表すと・・・・ 「英語を使って広がる世界」のきっかけとなる1冊
この本の著者が、「どうしたら使える英語力を英語学習者が日本にいながらにして身につけられるか?」という点にこだわって作成した一冊。内容はコミュニケーションの場など、実際に使えるリスニング力をつけるためにはどういう勉強をすればいいのか、をレクチャーしているもの。この本の一番いい点は、この本の幅広く活用できる点にある。つまり、この本を読み実践した後でもこの本でレクチャーされた方法を使っていろいろな音声教材を使って効率の良いリスニング力アップが計れるようにできており、英語学習の大きなきっかけとなる1冊である。
(私とこの本の出会い)
当時の私は、英語の知識はあるのにコミュニケーションがとれないことに悩んでいた。文法やボキャブラリーにはそれなりの自信があったが、会話となると全く自信がもてず、コンプレックスになっていた。英語のネイティブ講師に相談したところ、「あなたはリスニング力が足りない」と指摘され、リスニング力強化教材を探した。私が教材を選ぶ時にこだわったポイントは、
1.ネイティブスピーカーが話すスピードが理解できるようになるためのリスニングを強化する
2.英語を英語で理解する
3.〇〇メソッドとかいう、胡散臭くていかにも「簡単にできますよ」と書かれた本は選ばない
4.短期的ではなく、長期的なリスニング力アップを計る
という点である。
(今、思うこと)
この本の著者が言うとおり、やはりリスニング力アップが英語でのコミュニケーション力アップの鍵になると私も心底思う。というのも、日本人は欧米人とは異なり「相手の言動を気遣った上で、話を聞きだすコミュニケーション」に長け、また慣れているからだ。相手の言うことがわからないという状態では、自信を持って返答できず会話に行き詰るのは当たり前である。この本でレクチャーされたことを実践して本当にリスニング力がアップしたのはもちろん、TOEICテストで大幅に点数があがった。そしてなにより、英語コミュニケーションコンプレックスがなくなり、外国人の友達がたくさんできた。ひょっとすると、フランス人の彼と結婚できたのもこの本のおかげなのかも。
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