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意外と似ている? イタリアと日本の7つの共通点

世界と日本の共通点シリーズ第4弾。大好評に続き、今回は日本とあまり似ていると言われることの少ないイタリアに注目してみました。「異文化」と聞くと、私たちは違うところばかりに目を向けがちですが、どんなに違うと感じる国でも探してみれば共通点がいくつかあるものです。そんなイタリアと日本の共通点はどんなところにあるのでしょうか?

 

共に島国/半島で、豊かな四季がある

イタリアは地中海に突き出した長靴型半島。南北に細長い地形から、日本と同じように北が寒く、南に行けば行くほど暑くなります。気候は温暖で四季がはっきりしています。そのため、日本の気候とよく似ており、ローマの気温は一年を通してほぼ東京と同じような気温です。イタリア旅行の際の服装はおおよそ日本のものと同じで良いです。

世界に誇る食文化

豊かな四季の変化に助けられた独自の食文化があるのが、日本とイタリアの特徴の1つです。そのおいしさは世界トップレベルだと言われており、世界中でブームが定着している点も似ています。

政権の短命さ

意外と似ている? イタリアと日本の7つの共通点

日本と同じく議院内閣制を採用している国、イタリア。かつては「おはよう、今日の総理は誰?」というジョークが存在したほど、首相の交代が頻繁な国として有名で、少し前までいわゆるねじれ現象でした。今もその傾向はおさまっておらず、1990-2010年の間での首相は8人(延べ12人)です。対する日本の首相は述べ14人で、首相の交代が激しいとされるイタリアよりも短命であることがわかります。

少子高齢化の進展具合

日本の2009年度合計特殊出生率は、1.37。イタリアは1.41。どちらもますます子どもが少なくなる社会にあると言えます。また、年齢の中央値が日本は44.69歳であるのに対し、イタリアは43.19歳です。どちらも深刻な少子化が止められない国家であると言えます。

財政の危機的状況

財務省が発表した債務残高の国際比較(対GDP比)によると、日本の2011年の債務残高は震災の影響もあり、212.7%でOECD諸国の第一位です。そして債務残高額のGDP比第2位がイタリアで、129.0%。イタリアの抱える債務残高は一兆九〇〇〇億ユーロ(約二〇〇兆円)。イタリア財政危機の最大の原因は税の未徴収とされています。GDP世界第八位であるイタリアの産業を支えているのは中小企業。しかしそこから生み出される富を再分配する仕組み、税制の厳格さが欠けていると指摘されています。日本もイタリアも共に共にG7最低クラスの借金財政です。

強い国家ブランド

どちらも国家ブランドが強い点が特徴的です。“イタリア製”“日本製”という言葉には独特の付加価値があり、安心と品質の証だとみなされることも多いです。イタリアにおいては衣類やバッグ、食品などが、日本では車やテクノロジー製品が海外で高く評価されています。

豊かな独自文化

どちらも世界にはないローカルカルチャーが花開いています。北イタリアのトスカーナ地方はルネサンス発祥の地であり、中心地でもあったため、この影響下で数多くの芸術家が輩出され、同時に作品も制作された。イタリアは世界遺産の宝庫であり、世界中の文化財の40%がイタリアにあるといわれています。また、島国で古くから近隣の文化を取り入れつつ独自に発展したとされる日本文化も、鎖国による閉鎖された環境の中で再び独自の文化が発展したとされています。芸能、和服、サムライ、武道、日本刀など、日本を発症にした文化が現在も多くの人を魅了しています。

 

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