私たち日本人は自分たち日本人のことを一番理解していると思いがちですが、海外に行ってみて初めて気が付く意外な一面もあります。他を知って初めて己について深く理解できるようになるのかもしれません。そこで今回は、海外在住の日本人同士で割と話題になる『日本人が海外で気が付く日本人の意外な一面』を5つご紹介します。
1. 日本人は自由
日本ではアメリカや欧米など他国を“自由”だと形容することが多いですが、実際に海外に行ってみると、日本こそ自由の国だと思うことがしばしばです。夜一人でコンビニに行ける自由、最新の携帯電話を持ち歩ける自由、電車の中で居眠りできる自由など、欧米などの海外では防犯の観点から我慢しなくてはいけないことが多いです。それに引き替え、比較的治安がいい安全な日本ではそういったことを気にかける必要がさほどないので、海外のように行動を制限されることがなく、自由であるといえます。そういった日常の自由は海外旅行に行ってみて初めて気がつく日本のいいところの1つとして挙げる人が多いです。
2. 日本人は個性的
日本人=個性的とはあまり想像されにくいですが、日本人ほど個性的な国民もいないのではないかと思うこともしばしばです。単純にファッションを例にあげると、日本の若者のファッションは個性的で自分のキャラクターを物語るようなファッションをしている人が多いです。ファッションジャンルも豊富にあり、ギャル系、お姉系、B系、古着系など多くの種類があるのも特徴的です。海外では奇抜すぎて販売されないような洋服でも、日本のファッション市場では当たり前に売られていたりします。最近ではそういった日本の個性的なファッションに魅かれる外国人も多く、インターネットで日本の服を購入する若者も増えてきているようです。
3. 日本人はオープン
よく「外人さんはオープンだ」と言う人がいますが、そういう日本人こそオープンな国民性だと思います。欧米では他の文化に閉鎖的な人も多く、例えば初めての目にするアジアの食べ物に対して偏見を抱き、食わず嫌いをする人なども少なくありません。もちろん人にもよりますが、日本人は一般的に他国文化に対してオープンで、好奇心も旺盛であるように思います。日本にはない初めてのものであっても、まずは知ろうとする人が多く、そういった日本人の他国に対する姿勢や振る舞いは海外でも高く評価されています。観光客の国別の評判に関するアンケート調査によると、日本人が最も良い観光客として堂々の第一位です。これの理由には「地元の料理に興味が高い」、「積極的に体験しようとする姿勢」という項目が含まれており、日本人のオープンな一面が評価されているのがわかります。
4. 日本人は愛国心が強い
日本国内にいると日本の政治問題や社会のやり辛さなど、日本の批判をよく耳にするので見逃しがちになりますが、日本人はとっても愛国心の強い国民であるように思います。日本から出たことない人も、日本以外で生活している人もみんな日本が好き。政治に興味がない若者が増えてきていると言いますが、それでもそういった若者も日本が好きだったりします。「日本は四季があるからいい国だ」、「日本は平和でいい国だ」、「日本語は美しい」というフレーズをよく耳にするのも、日本人の愛国心からきているものなのかもしれません。
5. 日本人も個人主義
集団主義で育った日本人でも、海外生活が長くなるといつのまにか個人主義的な行動や考え方に変わってしまうそうです。和を大切にする日本人の心を残しつつ、周りの欧米人に合わせて生活しているうちにいつの間にか彼らと同じように考え、行動するようになるといいます。最初は海外のスマイルのないレストランの店員に腹を立てても、いつのまにか笑顔なしで接客するようになったとか、季節感のない服装をしても他人の目が気にならなくなったという海外在住の日本人も少なくありません。海外で順応しようとした結果なのでしょうか。