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アメリカ人は他の国をどう見ているのか?

by Max von Schuler-Kobayashi

アメリカ人は他の国をどう考えているのか?

この質問の返事は、簡単です。アメリカ人は他の国をほとんど考えません。何も文化でも外国語にたいしても、興味は有りません。

アメリカ人は地理的な知識は有りません。自分の国に対しても地理の知識は弱いです。

アメリカ人の半分は、地図で、フランス、英国、それとも日本を見つけられません。
半分の人でもニューヨーク州でも見つけられません。
11%の人が、世界地図でアメリカを見つけられません。

アメリカ人は、自分の国の事を世界で一番素晴しい、一番進化した文明が有る国と思っています。
上記のイラストで、一番右の人はアメリカです。その次の左の人は、ヨーロッパ、その次の左はアジア、その後はアフリカと南米です。

日本の場合、色々な外国に日本人は興味が有ります。例えば、数多くの日本人は、アメリカの事を何でも知りたいし、フランスの料理と文化に尊敬が有ります。アメリカではその相当な気持ちは有りません。

アメリカ人は他国を考えると、二つの種類で考えます。:アメリカの敵アメリカの友達です。

アメリカの友達の国は、アメリカの命令に従う国です。アメリカの命令に従わない国、例えば、キューバ、ベネズエラ、イランなどは敵の国と考えています。

イランの場合は、複雑なケースです。アメリカ人の考えで、アメリカは世界一の文明、文化が進化している国です。それで、その考え方で、他の国にこの文明、文化をあげる事は最も大切な宝物です。1979年イランで革命でシャー、国王、政権を壊しました。これはアメリカ人の心の中でアメリカの素晴しい贈り物を拒否しています。

イラン人は自分達のイスラム教、自分達の長い歴史の文化で暮らしたい事をアメリカ人が理解出来ません。実は、現在のイラン人の希望はアメリカといい関係を作りたいけれど、アメリカの立場から、イランがアメリカの生活に変えないから、イランは敵です。

それで、敵ですから、アメリカの考えで罰をしなければ成りません。その為に制裁、戦争か空襲の脅迫をします。しかし、アメリカの情報部局は2007年でイランが核兵器を造っている証拠は無いと認めました。

イランに攻撃する気持ちの本当の理由はアメリカ人の考えで、イランはアメリカの文化と生活を拒否しました。

やはり、アメリカ人の考えで、アメリカの革命以前の国々の歴史と文化は古く、進化していない文明と思っています。例えば、ヨーロッパの長い歴史の国々の場合、アメリカ人の考えで長い歴史はその国の開発を邪魔しています。

アメリカ人は色々な国からアメリカへ移民しています。しかし、自分の先祖の国に深い興味が有ると、だいたいアメリカ人はいいと思いません。例えば、私の場合、ドイツ系です。ドイツ語で会話出来る様に高校時代に勉強しました。ドイツ歴史も有る程度勉強しています。でも、数多くのアメリカ人の考えで、これは時間を無駄にしています。

英国はアメリカの先祖の国として考えられるかも知れませんが、アメリカ人は別にそう思っていません。米語で”Mother Country”と言う言葉は完璧に有りません。アメリカ人は英国にたいして何とか古い親戚のような国に考えるのですが、アメリカ人は英国を尊敬しているとは言えません。

アメリカ人は友達の国にたいして、その国がアメリカに恩が有ると思っています。例えば:ドイツと日本の場合に、アメリカが自由な民主主義政府を与えました。西ヨーロッパの国々を第二次世界大戦後経済的に立ち上げました。冷戦でソ連から守りました。

それと、世界のすべての国々でも、アメリカ人の考え方で、彼達がアメリカの生活と文明を教えてました。

まあ、一つのアメリカ人が尊敬している国が有ります。それは、イスラエルです。これには色々な理由が有ります。多分、一番大きい理由は、アメリカ国内でイスラエルを代表して一生懸命に働いているロビイスト組織が有ります。その一番有名なロビイスト組織は、AIPAC、アメリカ/イスラエル公共問題委員会です。

このAIPACはピーアールをとても上手いし、アメリカ人はイスラエルの物語はアメリカと同じ様に考えます。例えば、アメリカは昔辺境地帯が有って、アメリカ人はインディアンと戦いました。

AIPACのプロパガンダで、イスラエル人はパレスチナ人と同じ様な戦いをしていると書いています。冷戦の時代に、アメリカ人の考えでアラブの国々はほとんどソ連向き、だから敵、と考えました。これで、アメリカ人はイスラエルは戦争で頑張っている同盟国として見ています。アメリカ人はイスラエルの軍力にたいしてすごく尊敬が有ります。

アメリカ人のイスラエルへの尊敬の理由を考えると、宗教の意味も大きいです。キリスト教の予言で、イエスキリストは地球へ戻る為に、イスラエルと言う国を再び建国する必要が有ります。それで、イスラエルの存在は、アメリカ人に深い宗教的な意味が有ります。

しかし、アメリカ/イスラエルの関係を考えると、一方的です。勿論、イスラエルはアメリカの支持と軍事援助で、すごく助かっています。アメリカのサポートが無いとイスラエルの存在は不可能です。けれど、イスラエルのパレスチナ人にたいしての厳しいイジメ的な制裁は、アメリカに大きな迷惑の原因です。

中国にたいして、文明と歴史が有る国と考えていません。現在の中国について、マスコミのコメントはよく”China’s rise”と言う言葉を使い、その意味は’立ち上がれ’です。

現在の時代の以前の5千年の中国史を考えません。

日本の場合は、恐れが深いです。日露戦争の日本勝利は西洋諸国にショックでした。当時の考え方で、キリスト教では無い国は文明を不可能で、勿論、その時代の最新武器を利用して西洋諸国に戦争で勝利が出来ると考えませんでした。

現在のアメリカ人は歴史を勉強しないから日露戦争を分からないけれど、太平洋戦争を覚えています。真珠湾攻撃の日は全国で記念日です。私はアメリカで生まれて、子供時代から、”特に真珠湾攻撃は何が悪いですか。戦争はそんな事でしょう。”と思いました。しかし、アメリカ人とその話をするとすぐ”裏切り者”と呼ばれ、握り拳の殴り合いに成ります。

アメリカ人は心の中に日本を支配する必要が有ります。アメリカのトップのエリートの人達でも、日本に米軍基地がなくなったら、すぐ日本が他の東洋の国に再び戦争を始めると思っています。

英語で、”Finger in the collar”と言う言葉を使います。この意味は、日本人の襟にアメリカ人の指を入れて、日本人の攻撃を止めます。

こう言う考え方では、アメリカ人が上位で、日本人は劣った国民です。

アフリカをほとんど無視します。南米の国々はほとんど遅れている腐敗な国々と思っています。

しかし、それはだいたいアメリカの責任です。アメリカはいっぱいクーデターを行なっています。

アメリカ人は中国も恐れています。アメリカは現在世界を支配している超大国ですから、他の国は同じ希望が有ると恐れが有ります。

しかし、中国とアメリカの状態は違います。アメリカは大陸の国で、大西洋でも太平洋でも港がいっぱい有ります。北と南のカナダとメキシコは軍事的に弱いです。

中国は太平洋のみに港が有るけれど、日本、台湾、フィリピン、インドネシア、マレーシアでブロックしています。中国の回りにロシア、韓国、日本、ベトナムなど有ります。中国は世界的に超大国に成れないけれど、無知なアメリカ人はこれを分かりません。

それと、中国は世界の超大国に成って支配するつもりはないでしょう。こう言う考え方をアメリカ人は理解出来ません。

これから、アメリカは崩壊時代に入ります。普通アメリカ人も生活不可能状態に入っています。これから日本に要求はますます増えるでしょう。アメリカは民主主義と文明の素晴らしい贈り物をくれたから、日本は恩が有ると思っています。日本はアメリカ人の生活の為に犠牲に成るのは当たり前と思っています。

しかし、そのアメリカの要求を受けると、日本も崩壊に成る可能性は高いです。これから、日本とアメリカの国際関係は大変な状態に成るでしょう。

 アメリカ人が語るアメリカの社会、戦争と将来/ アメリカ人は他の国をどう考えていますか?

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