華やかな国際結婚。異文化に触れ、自分の世界が広がる結婚に憧れを抱いている人も少なくないでしょう。しかし同時に、離婚率も高いのが国際結婚の悩ましいところ。それだけ国際結婚は難しいということなのかもしれません。
国際結婚のおよそ40%は離婚するという統計もありますが、国際離婚は何が引き金となっているのでしょうか。そこで今回は海外サイトより、日本人妻と離婚した外国人男性が語る「私が妻と離婚した理由」を紹介します。これから国際結婚をしようという人、離婚するか悩んでいる人の手助けになれれば幸いです。
● 支払いに追われる日々に耐えられなかった…
僕の場合は、僕が誰でもみんなを幸せにできると思い違いをしていたことが原因だったと思います。十分なお金も稼いでいたし、悪い夫にはならないかったけどダメだった。
期待にこたえられなかったんだよな。ばか高い教育費を払って、より贅沢な家に住みたいという家族の要求にこたえて、車を買って、海外旅行に行って。クレジットカードの支払いと前の妻との間に出来た子どもへの養育費、妻のご両親への経済的援助…。支払い、支払い、支払いの日々だった。(skippyrobobunsさん)
● 子どもがネックに
僕の場合、離婚の原因はシンプルだった。彼女は子どもをほしがったけど、僕はほしくなかったから。痛みを伴わない離婚はないと思うけど、僕が経験した離婚は望みどおりの“平和離婚”だった。
今は僕と同じように仕事に専念したいので子どもがほしくないという女性と再婚した。(tomcatさん)
● 離婚寸前です
僕は今、離婚寸前です。彼女が子どもを連れて日本に帰るかどうか、という話し合いにまで発展しました。原因はセックスレス。僕にはその気があるのに、彼女は性欲をまったく無くしてしまったようです。僕は離婚経験者というわけではないですが、僕たちが離婚するとしたら原因はセックスレスだと思います。それ以外は本当にうまくいっている夫婦なんですが。(Gaijin de Moscuさん)
● ピッタリな人を見つけることが重要
私は現在60代半ば、日本人の妻は40代後半で、結婚して23年になります。これまで良いときも悪いときもありましたが、一緒に乗り越えてきました。365日一緒にいて楽しいので、離婚しようと思ったこともないし、何といっても幸せです。
今の妻と一緒になる前に2回の離婚を経験しましたが、僕の場合は欧米人女性とはやはり馬が合わないようです。
もしあなたがピッタリの人に出会って、互いを尊重し、互いの文化を認められれば国際結婚であろうと同じ国籍同士であろうと、同じだけ幸せになれるチャンスがあるのだと思います。(oxymoronさん)
● 文化の違いは離婚の原因にはならない
僕が妻と離婚したときは、2人ともあまりもう若くはありませんでした。文化の違いは困ったものですが、だからといってそれが喧嘩の原因になることはあまりなかったです。私も妻も“これは文化の違いなのか?”と考えるようにしていましたから。離婚に至ったのは、僕の両親の面倒を見れる人が僕以外には誰もいないため、日本を去らなくてはいけなくなったからです。両親を日本に連れてこれたら、反対に日本の妻の両親をバージニア州に連れてこれたら・・・。僕たちは今日の午後にでもすぐに結婚していると思います。(Meguroblondeさん)
● 私は男ではありませんが…
男性ではないので日本人女性と結婚したことはありませんが、日本人男性と真剣に交際していたことならあります。私たちの関係に亀裂が入ってしまったのは、物の考え方や価値観の違いからくるところが大きいです。特に、仕事に関しては話が食い違うことが多かったです。
最近この日本人男性と12年ぶりにまた付き合い始めるようになりましたが、私の家族はとても反対しています。きっと私の家族はカップルで仕事への価値観が違う場合は難しいと思っているのでしょう。人としては好きだけど、私を幸せにする男性ではないと言われました。彼の両親も同じように思っているのかもしれません。でも私たちは愛し合っているんです。しかし、愛だけでは十分ではないのが現実。悲しいですが。(Bella Bowtruckle さん)
● 離婚してよかったです
僕は2人の子どもをオーストラリアで保護させた経験のあるものです。前妻の言葉の暴力は本当にひどかった。結婚10年目で離婚に至りました。彼女の嘘にはもう我慢できなかったし、2人の息子へのネグレクトにも耐えられなかった。とても辛い経験でしたが、離婚した今の生活は前よりも良くなりました。.(SouthPacificさん)
● 一人何役にも変身する日本人妻
日本人女性と結婚して7年になりますが、離婚はしていません。ですが、大変な時は結構あります。小さな子ども2人がいなければ、僕らの結婚生活ももう少し平和だったのかなと思うこともしばしばです。
国際文化交流を専門に研究している博士号をもった友人から聞いた話ですが、日本人は男性も女性もその場やその状況によって自分の“役”を演じているそうです。例えば、学生から社会人になればそれ相応に自分のキャラクターを変え、妻から母親になればまた違う役を全うするように行動する。
これが関係しているのかはわかりませんが、僕の妻はそれまではとてものんびりとした穏やかな女性だったのに、最初の子どもを出産してからまるで鬼ばばのようです。今の妻のような女性とは結婚したい女性ではもはやありません。彼女はやさしく頼んだほうが僕が言うことを聞くということも学んだせいもあってか、最近は前よりも妻は優しくなしました。
でもとにかく、愛する妻から鬼ばばへの変身の様子は強烈で、日本人の役作りのプレッシャーは大変なものだと思いました。(sing_or_die_1818さん)
● 正真正銘の離婚の理由は…
彼女の周りの友達がみんな結婚していた時期に、僕は彼女のボーイフレンドでした…
彼女の周りの友達がみんな離婚していた時期に、僕は何が起こるかを予期しておくべきだったと思います。
僕は23歳のときに妻と結婚しました。結婚生活がうまくいかない原因は“文化の違い”だと責めたくもなりましたが、実際の離婚の原因は、
1. 結婚した23歳の時には自分にとって人生で何が譲れないものなのか全くわからなかったこと。自分の人生で本当にしたいことを見つけたときに、妻と一緒に人生を歩みたいという気持ちがないことに気がついた
2. 生活を支えるために週に70時間の労働をしている間に、妻が元彼と浮気したこと
よく国際離婚の原因は文化の違いが原因だという人がいるけど、僕には単なる責任逃れの台詞にしか聞こえない。全ての離婚には別に“本当の理由”があるものです。(Duymonさん)
● 大きな喧嘩の繰り返しの20年
20年間続いた結婚生活が破綻したとき、僕の元妻は小さな問題でも話し合うことを極端に嫌がっていました。話し合えば数分で片付いてしまうような小さな問題も、大きな悲劇へと発展してしまう。大きな喧嘩を20年間も続けてきた夫婦は、結局は離婚する羽目になってしまう。2人の精神衛生上良くありませんからね。(oxymoron さん)
● 妻に耐えられなくなって
僕が結婚生活の先行きが怪しいと疑い始めたのは、ハネムーンから帰ってきて彼女が僕の目の前でおならをしたときでした。彼女は過敏性腸症候群で、おならも相当くさかった…。まるで壁のペイントが剥がれ落ちていくように、僕の結婚生活は崩れていきました。
2人で食事している時は僕の皿から食べ物を盗むようになり、彼女が気に入ったものがあれば隙をついて横取りされるようになりました。だから僕は食事のたびに皿を腕でガードして食べなくちゃいけませんでした。
それとセックス。日本人妻が求めてこないことを不満に思う男性が多いようですが、僕の場合はその反対でした。彼女の要求に答えられないと、暴力を受けました。耳を殴られたり、ボールを蹴られたり、肋骨を殴られたりもありました。(rubirosa さん)
まとめ
国際結婚と聞くと、文化の違いなどが離婚の引き金になりやすいのでは?という先入観を持ってしまう。しかし実際のところ、国際結離婚経験者いわく文化の違いは大したことないようだ。それよりも、お互いの愛情や信頼、相性、異性としての魅力などが離婚へつながる決定的な理由になる。結局のところ、国際結婚での離婚も結婚相手が日本人の場合と何の変わりがないのかもしれない。
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