海外生活が長くなると、どうしても恋しくなってしまうのが日本食。しかし、海外で和食を作るとなると、材料が制限されていたり、値段がとても高かったりしてなかなか思うものが作れないんですよね。
そこで今回は、手軽に海外でおいしい日本食が食べたい!という人のためのお役立ちレシピ&テクニックをご紹介します。海外在住妻なら試したことのあるレシピもあるかもしれません。日本在住の方もぜひお試しあれ~♪
なんちゃって中華麺
海外在住者でなくともぜひ一度は試してほしい裏ワザがこれ。日本で1玉30円くらいで売っているような焼きそば麺や冷やし中華の麺を海外で買うと、とっても高いですよね。
でもスパゲッティを塩と『重層』で茹でるだけで、一瞬のうちにパスタが中華麺になってしまうんです。重層を加えるだけで、歯ごたえも小麦の香りも驚くほど中華麺!本物にかなり近い麺ができあがります。
ちゃんぽんにはスパゲッティー、ラーメンには細めのカッペリーニなど、用途に合わせてパスタの太さを変えるとさらにGOODです。
手作り納豆
納豆好きな人には海外は辛いですよね…。日本食スーパーが近くにある場合は冷凍納豆を手に入れることもできますが、風味が薄く、何といっても値段が高い!
そこで納豆好きに試してほしいのが手作り納豆。わざわざ納豆菌を買わなくても、納豆の粒を利用することで、菌を培養できるんです。作り方はとっても簡単。
大豆を水に浸し、煮て、容器に入れて発酵させるだけ。納豆づくりのコツは温度。40度に保つのがなかなか難しいですが、海外でよく販売されているヨーグルト作りマシンを使えばとっても手軽。豆を煮る工程がやや手間がかかりますが、基本的にはほっとけばできあがります。
胡麻だれ/ドレッシング
海外で外国人を家に招待した時などに作ると意外と喜ばれるのが、冷しゃぶ。冷しゃぶに使う胡麻だれは外国人にも人気の調味料です。
しかし、海外で購入するととっても高い…。キューピーの胡麻ドレッシングはパリだと7ユーロくらい(約900円)です。そこで覚えておきたいのが、手作り胡麻ドレッシングレシピ。日本のマヨネーズと米酢を使った方がより本物に近い味になります。
手作り豆腐
海外でも田舎に住んでいて、近くに日本食スーパーがない人はなかなか豆腐が手に入らないんですよね。パリでは豆腐一丁は約400円。やっぱり、高いです…。
でも「にがり」さえあれば、海外在住でも簡単に豆腐ができるんです。乾燥大豆から作る場合は豆腐を作るときに海外では手に入りにくい「おから」も出来上がるので、一石二鳥。豆乳から作る場合は、プリンのようなプルプル豆腐が出来上がります。水分多めのぷるぷる豆腐が好きな方はぜひ一度試してください。
塩鮭
塩鮭も海外では手に入りにくい食材の一つ。生鮭は海外でも比較的簡単に手に入れることができますが、下味のついた「塩鮭」は売っていないですよね。
しかし、鮭を買ってきて、鮭の重さの2%の塩を振り、冷蔵庫で2日置けば完成。私は、少し甘めが好きなので、塩の半分の量の砂糖もふって寝かしています。
海外在住者は家でお寿司パーティーをすることも多いはず。塩鮭の作り方を知っておけば、寿司パーティーの時に余ったサーモンも手軽に美味しく食べることができます。
あじの一夜干し
私の友人の話では、素人でもかなりおいしく出来上がるそうです。大きめのあじを買うことと、キレイに開きにしてさばくのがポイント。
梅酒
海外では手に入りにくい梅酒もウォッカとプラム、ロックシュガーを使えばおいしく出来上がります。プラムが手に入らないという方は、アプリコットで代用することも可能です。
梅を漬け込んで3か月後には飲むことができます。長期間保存ができる点も嬉しいポイント。
手打ちうどん
海外在住者はうどんも手作り。うどん粉は中力粉でできます。手間はかかりますが、生地を足で踏む工程など、外国人に驚かれること間違いなし。ホームパーティーでみんなで作ってみるのも面白いかもしれません。
わらび餅
わらび餅粉がなくても、片栗粉があれば海外でも和菓子が食べられます。
片栗粉で作るわらび餅は弾力あるプニップニの食感がたまらない、簡単でヘルシーなおやつです。
手作り味噌
日本食スーパーがない地域にお住いの方はぜひ試してみてください。麹を手に入れる必要がありますが、麹さえ手に入れれば、どこの地域でも作れると思います。
仕込みから6ヶ月~1年ほどかかるのですぐに食べることはできませんが、極端な環境(直射日光や雨が入り込む場所)でなければ、たいていの自然環境で大丈夫です。
海外でもおいしい和食ライフを。