以前に掲載した記事でアメリカの婚活事情について4回にわたり特集したが、今回新たな婚活ビジネスがアメリカではやりつつあるのでご紹介する。
たぶん読者の周りにも該当する夫婦がいると思うが、結婚相手を見つけるときには比較的自分と同じ顔の人を選んでいる傾向があり、夫婦によっては、兄弟、姉妹と間違われるほど似ている夫婦が結構いるのではないだろうか?
しかし、現在の結婚サイトでは自分の収入や身長、性格などを細かく記入し、なおかつ理想の相手の条件を入力してコンピューターが、その人の要望に見合う相手を調べて紹介するのだが、本人が嘘の情報を入力した場合には、それを防ぐ方法がない。
ABCニュースによると、新しい結婚サイトでは、そのような自己申告よりも、顔写真を目、鼻、口など9点をコンピューターで分析して、似たような顔つき人を紹介するシステムになっており、「夫婦は顔が似てくる」という傾向をうまく反映させた面白いシステムとなっている。
会社をはじめた女性経営者は、最初に友達や家族で「夫婦は似てくることや結婚相手が似ている事などを話していて、みんなが納得するので、それを小雑誌にして配り始めて、ブログに掲載し、みんなの反応に手ごたえを感じて、1年後にビジネスとして立ち上げるとにした」コメントしています。そのサイトは、 Face.comとして現在登録されています。
サイトには2億3千万人の登録が既にされていて、今後そのデータを使った紹介ビジネスを本格的に進めて行くことになりますが、人間の顔は単純なようでいて、年と共に変化するので100%完璧なマッチングができるわけではなく、あくまでもマッチングしている確立が高い順に紹介されていくという。
まさに「類は友を呼ぶ」のことわざの通りで、似た顔のもの同士が親しくなるという傾向は大学の研究結果でも確認されており、UCLAの調査では、顔が似ているもの同士は、人間関係でも親密に親しくなる傾向があるという報告がされています。
問題なのは美容整形した人の場合で、本来の自分顔とは異なっているのでマッチングでは理想の人は見つけられない可能性があります。人間生まれながらの受け継いだ顔を利用して、結婚相手を見つけるこの商売果たしてその成果いかに?
結婚相手を見つける新たな方法-アメリカ社会の内側を切る