フランスと日本。文化や国民性の全く異なる2つの国。フランスに旅行したり、生活してみるとついつい相違点ばかりに目がいってしまいがちですが、実はこの2国似ている点も多いんです。そこで今回は、そんなフランスと日本の共通点にクローズアップしてみます。
平均寿命の長さ
以前の記事『本当は世界第2位の長寿大国フランス』でも取り上げたように、フランスは日本に次ぐ世界第2位の長寿国であり、平均寿命は男性で77.3歳、女性で84.4歳。日本人もフランス人も世界的に見れば長生きする国民と言える。
英語の下手さ
TOEFL iBTテストでアジア28か国中最下位の平均点をとった日本。同じアジアのなかでも日本人の英語レベルの低さが問題となっているが、これはフランスにも言える現象である。ヨーロッパ内での企業による英語カンファレンスが主流となってきた現代で、フランス人の英語力の低さを批判する人も多い。日本はアジア内、フランスはヨーロッパ内において、どちらも英語力のない国として挙げられることが多いのだ。
美食家
2006年のOECD調査によるグルメ国ランキング(食事時間の国際比較)によると、世界で一番食事に時間をかける国はフランスで、1日平均135分となっている。次いで2位がニュージーランドで130分、3位が日本で117分となっている。この結果からもわかるように、フランス人も日本人も共に食文化の名高いグルメの国である。「海外の食べ物は大味でおいしくない」という話をよく聞くが、フランスは例外。フランス人も舌が繊細で、食への関心は他国に引けを取らない。味にうるさい日本人でも満足のできる食べ物の多い国がフランスだ。
「県」の制度
フランスでは日本と同じ「県」の制度を用いている。パリを中心にした非常に中央集権的な国家で、アメリカやドイツのように州 に権力のある地方分権制ではない。これは明治の日本がフランス革命後のフランスの制度を真似たものだと言われている。実際に、東京 の人口集中率とパリの人口集中率は似ているそう。
教育システム
フランスでの教育は小学校5年、中学校4年の義務教育、そして高校3年。義務教育の年数は違うものの、これもフランスが日本の教育制度を真似たとされている。高校卒業以降は日本と制度がかなり異なるものの、日本の6・3・3制とフランスのそれは似通っている。
国の象徴となる、山
アルプス山脈にそびえ立つ神秘的なモン・ブラン。そして、日の出とともにその美しい姿を見せる聖なる山、富士山。どちらも国の象徴となるよう最高峰の山である。
メートル&キログラム
これは会話をする上で、とてもありがたい。アメリカ人相手だと、マイルをキロメートルに、ポンドをグラムに直したりとなかなか面倒なのだが、フランス人との会話ではヤード・ポンド法ではないのでとても簡単♪
原子力発電所
フランスと日本、どちらも原子力大国である。フランスは、自国における原発による電力供給の比率が75.1%で世界一位である。日本は原発の数において、アメリカ、フランスに続いて、「54基」(世界第3位)もの原発を持つ国である。両国ともに、これからも原子力発電を続けるべきであろうか。それとも、原発は取り止めるべきなのだろうか。
外国人がマスターしにくい言語
フランス語も日本語も、外国人からするととても難しい言語でマスターしにくい。アメリカ人を基準として、フランス語は発音や女性男性名詞の区別などが難しく、日本語は漢字が難しい。どちらもくせのある言語といえる。
固有の文化をもつ国
フランスといえば、アート、バレエ、食文化、モード、音楽などフランス固有の文化が多く世界中からクリエーターの集まる国だ。日本もサムライや現代でいえば漫画など日本固有のものが多い。どちらも世界に誇る固有の文化をもつ国であり、これが国民への自国愛に繋がっている場合が多い。
ちょっと無理が・・・
フランス人のほうが、日本人より遥かに民度が高い。架け橋として滝川クリステルさんを応援します。
フランス人が民度が高いとははっきりとは言えません
民度の定義が不明でありますが、フランス人は個人主義が多いことと、移民も多く多文化であること
道徳的な民度としては日本人のほうが上だと思います