黄色人種(おもに東洋人)が白人に対して抱く劣等感を指す言葉、白人コンプレックス。確かに日本ではハーフのモデルが活躍していたり、ファッションの雑誌や広告に外国人を使っていたり、外国人の外見に憧れを抱いている人も多いのではないでしょうか。敗戦から日本人の白人コンプレックスが生まれたのではないかという説もありますが、自ら白人コンプレックスがあると語るbeautyyycelebさんは白人への憧れをこのように表現しています。
【質問者:beautyyyceleb】
私には白人コンプレックスがあります。一番はやっぱり容姿。白人は美形だしスタイルもいいから、洋服やブランド物がよく似合うし何してもサマになる。日本人の芸能人なんか特に美しいとも思いません。
二番はライフスタイルにも憧れます。
ライフスタイルってのは洋書や洋画などからイメージしたものですが、日本人より大らかで人々が活き活きしている感じがまぶしく思える。ファッションも流行に囚われたり周りから浮かないような格好じゃなく本当に自分に似合ったものを着こなしてるし。
このような白人に対する憧れを持っている人もなかにはいるようです。それではこの質問者に対する日本人の考えはどういったものなのでしょうか。そこで今回は「白人コンプレックスを告白する日本人に対する反応」について探ってみましょう。
白人コンプレックスに対する日本人の意見
「白人だろうがなんだろうが、デブはデブだしブスはブスです。黄色人種だろうが黒人だろうが美人は美人です。要はその人自身がどう生きているかってことです。」(lapisrazriさん)
「あなたが憧れる容姿の持ち主はメディアから選ばれた何万人の中の1人です。ライフスタイルですが、全くの幻想です。」(the_islandlife30さん)
「明治維新以来の白豪主義が見事に嵌った例ですね。多くの方が言われているように、アメリカなどで普通に見る白人のデブの多い事と言ったら無いです。」(the_islandlife30さん)
「生まれ持ったものを嘆いてもしょうがないよ。それをいかに磨いていくかじゃない?」(darudaru56さん)
「自分に合ったスタイル、個性を大事にすれば、活き活きしていることに通じると思います。」(el_ocho_sieteさん)
全体を通して白人だから容姿がいいとは限らないという意見が多いようです。こういう意見を言う人もいます。

「たしかに欧米の方達は彫りの深い顔に手足も長く素敵ですね。私自身の憧れの女性もアンジェリーナジョリーです。外見はもちろんの事、生き方や彼女のやっているボランティアや寄付の活動なども素晴らしいと思います。内面的な物のものがすごく磨かれているので輝いてみえるのだと思います。一生懸命に生きてらっしゃる女性は日本の女性だろうと美しいものだと思います。どっちが優れているとかは比べる事は出来ないです。輝いている女性なら誰しもキレイに見えますから。もちろんあなた自身もです。」(tomomoka117さん)
確かに輝いている女性に人種は関係ないようです。日本人は「外国人は足が長くていいなー」とか、「鼻が高くてかっこいい」といって白人の容姿を褒めますが、褒められたことに気が付かないほど、本人たちにとっては気にしたこともない点だったりします。実際の彼らが気にする容姿のポイントは少し違って、日本人の言う一重と二重の違いを知らなかったり、鼻が高いことを良いことだと思っていない外国人も多くいます。それとは逆に、アジア人の低くて小さな鼻をかわいらしいと表現する人や一重の細い目をミステリアスだと言って褒める人も少なくありません。
日本だけではありませんが、ファッション雑誌やマスコミが欧米や外国人(白人)をおしゃれなものとして取り上げすぎるのは考え物なのかもしれません。多くの人が答えているように、ある特定の人種が優れているのではなく、自分の持ち味をうまく活かしている人こそが日本だけでなく海外でも“素敵な人”と表現されるのではないでしょうか。これからのファッション・美容業界にはアジア人としての日本人の良さをクローズアップしてほしいと思います。
情報参照:yahoo!知恵蔵