日本ではかわいい!と言われている人でも、海外に行くと全く通用しないこともあります。日本でかわいいと言われている美的ポイントも、欧米人(西欧人)から見ると「どこがカワイイの?」と理解ができないことも…。そこで今回は、日本ではカワイイ!と言われているのに欧米人には理解されない「ニッポン女子の美的感覚」を4パターンご紹介します。
1. 八重歯
八重歯といえば、古くは天地真理や石野真子、最近ではAKB48の板野友美など人気アイドルがずらり。八重歯の女子が好きという八重歯マニアのための『八重歯ガール』という写真集も出ているくらいです。日本で八重歯は「小悪魔的でかわいい」と言われ、ちょっと意地悪、やんちゃなイメージがかわいいと言われています。
しかし、海外では八重歯は吸血鬼をイメージさせたりするので不人気です。特にアメリカは歯並びに対して厳しく、かみ合わせや健康のためにも子どもの時に歯列矯正をするのが常識。アーチ型の真っ白な歯でないと恥かしいという意識があり、金銭的に余裕がない人以外は歯並びを整えます。
反対に、八重歯のような整っていない歯並びは貧乏の象徴です。そんな欧米人からすると、八重歯がかわいいというのが理解できないのだとか。
日本で八重歯がかわいいと言われるのは、日本人はどちらかというと不完全なものを好きになる傾向があるからだという説もあります。
↓ちなみにこのような、つけ八重歯も流行っているそうです。
2. 涙袋
「目が大きく見える」「色気・優しさを感じる」「美人の象徴」「人相学的に恋愛運がいい」などの理由で、日本では涙袋があるとかわいいと言われています。ぷっくり涙袋のある女性は芸能人にも多く、涙袋に憧れる女性は後を絶ちません。なかには、ヒアルロン酸や脂肪を注入する美容整形をしたり、下まぶたに明るい色をさし、疑似的に下まぶたを演出するメイクをする人もいます。最近では涙袋を簡単に作れる「涙袋テープ」まで登場しているくらいです。
そんな日本の女性に大人気な涙袋ですが、海外では“不評”です。元々彫りの深い顔立ちの欧米人からすると、涙袋は「老け顔」の象徴。目の下がたるんできたのが涙袋という概念があるために、わざわざ涙袋を強調するメイクをするというのは外国人女性からすると信じられないことです。なかには、涙袋が大きい日本タレントをテレビで見て、「この人は忙しくて寝てないからこんな目になっちゃったんだね!」とコメントする人もいます。
3. 二重
日本で人気な美容整形パーツの第一位は、今も昔も「目・二重」です。くっきりパッチリ、二重まぶたや希望のアイラインにしたい!と願う女性はアジアに多く、アイプチなどを使ってデカ目メイクをする女性が多いです。
しかし目元のくぼみが深く、ほぼ全員二重のコーカソイド人から見ると、アジア人女性の二重信仰を異様に感じてしまうそうです。そもそも、一重と二重に違いがあったなんて知らなかった!という人もいます。アジア人の顔立ちが好きだという外国人のなかには、一重こそ、アジア人を美しく、特別なものにしてると語る人もいるほどです。
私たち日本人が、たらこ唇にする欧米人の美容整形を見て異様だと感じるように、欧米人はアジア人の二重整形を異様だと思うのかもしれません。
4. 美白
日本では毎年夏になると一斉に紫外線対策グッズが販売され、街でも日傘を指してあるく女性をよく見かけますよね。「白肌は七難隠す」とも言われているように、アジアで美しい肌といえば白い肌です。美白とは色素沈着が少ない、より白い肌を目指す美容上の価値観を指す言葉ですが、欧米ではこの“美白”という概念があまり理解されません。肌の色が白いと、血色が悪く不健康というイメージを持つ人が多いからです。
そのため、ヨーロッパやアメリカなどのモテる女性は小麦肌。彼女たちの間では小麦肌は健康的でエネルギッシュに見え、セクシーだという意見がほとんどです。バカンス休暇をとるのが当たり前のヨーロッパ人にとって小麦肌は「夏を思い切りエンジョイした!」というステータスでもあります。もし、夏の終わりに肌が白ければ、場合によっては、「あの子夏に旅行とかに行くお金なかったのかな・・・。.夏楽しまなかったのかな?」と見られても不思議ではありません。
自分から肌を焼きに行く欧米人女性からすると、紫外線をできるだけ避けようとするアジア人女性の行動は不思議で仕方ありません。麦わら帽子をかぶり、せっせと日焼け止めクリームを塗る日本人女性が理解できないといいます。
欧米人がイメージする魅力的なアジア人女性
ちなみに、西欧人がイメージする魅力的なアジア人女性といえば、ハリウッド女優のルーシー・リューや、ミスユニバースに出場するような女性ではないでしょうか。確かにみなさんお綺麗ですが、日本人が思う魅力的な女性像とは少し違うような気がします。