みなさんは、”国際結婚”と聞くとどんなイメージがありますか?「外国人との結婚って素敵!」という人もいれば、「苦労しそう」、「離婚が多い」というマイナスのイメージを持っている人も少なくないと思います。国際結婚は確かに大変なことも多いですが、国際結婚だからこそ味わえる幸せや、「結婚相手が外国人で良かった!」と思う瞬間もたくさんあります。
そこで今回は、フランス人と結婚した筆者が思う『国際結婚の魅力』を7つご紹介します。これを見たら、あなたも外国人と結婚したくなる(?)かも。
1. 互いの文化のいいとこどり
外国人との結婚の場合、相手の国の文化と日本の文化の両方を取り入れているカップルが多いです。1つの家庭の中に2つの国の文化や言語、ライフスタイルが共存するというのは、とても贅沢なことだと思います。外国人と結婚するということは、相手の国の文化で好きなものを選んで取り入れ、それを日本風にアレンジし、他の家族にはないユニークな”うちの家族の文化”が出来上がるのです。
ちなみに筆者は食事は日本食とフレンチを半々の割合で作っています。夫婦の会話は日本語、英語、フランス語の3言語。日本人のように土足厳禁、日本人のように朝ではなく夜シャワー派、フランス人のように「愛してる」と伝え合い、フランス人のようにワイン片手に怠惰な日曜日を過ごすカップルです。
2. 子どもがバイリンガルになるかも
国際結婚カップルの子どもが必ずバイリンガルになるとは言い切れませんが、少なくともバイリンガルに育てるチャンスはあります。親それぞれが自分の母国語を子どもに語り掛けることで、子どもに2つの言葉を覚えさせる家庭が多いようです。特に、国際結婚した人は外国語の習得がどれだけ大変なことかを知っている人が多いので、子どもに言語のレッスンをプレゼントできるという点は本当に嬉しいところ。
また、日本は2重国籍を認めていないので、子どもが成人したらどちらかを選ぶことになりますが、この『選択の自由』があることも国際結婚カップルの子どもならでは!です。
3. 結婚式を2つの国で挙げられる
国際結婚カップルは日本と相手の国の両方で挙式をする人も多いです。2つの国の結婚式の違いを知ることができ、互いの両親を会わせる機会も2回つくることができます。日本で挙げる結婚式は”純和風”、海外で挙げる結婚式は”ザ・海外風”に対比すれば、招待客にとっても面白い結婚式になりそう。「人生に一度の大イベント」と言われる結婚式を同じ人と当たり前のように2回できるというのは、国際結婚ならではです。
4. 両親、兄弟に”異文化体験”をプレゼント
筆者が「海外の人と結婚して良かったな」と思った瞬間は、両親に異文化体験をプレゼントできたときです。フランスに来て旦那の両親とあいさつのキスをするのに戸惑う父と母の姿を見たときや、お土産の甚兵衛を貰った時の旦那の両親の嬉しそうな笑顔、フランスでお寿司をふるまった時のことなど、「こんな体験を両親にプレゼントできて良かったな」と心から嬉しくなりました。
結婚して、「相手の家族と自分の家族がひとつになる」というのは、“日本と外国との融合”でもあります。国の垣根を越えて、良いところを尊重し合う温かい体験ができるのは国際結婚の良いところのひとつだと思います。
5. 外国人だからこその”努力”
外国人との結婚のデメリットとしてもよく挙げられることの一つに、「以心伝心が通じない」というのがあります。日本人同士のカップルなら言わなくても何となく通じ合う関係というのがありますが、母国語が違う相手とは思っていることを言わなくては伝わりません。一見、マイナスのように聞こえますが、これが案外夫婦関係にはプラスなんです。
相手が自分のことを「わかってくれて当然」という考え方がなくなり、よりコミュニケーションを大切にするようになります。勝手に相手の気持ちを想像したり、相手をわかったような気になることなく、全てはコミュニケーションをベースに関係を築いていきます。「母国語が違う」という点では面倒なこともありますが、その分互いに努力しあおうと意識できる点はプラスだと思います。
6. ”違い”を受け入れられるようになる
結婚というのは、自分とは違う人間と人生を共にすること。日本人同士であろうと、外国人との結婚であろうと、当然「相手とは違うところ」というのを見つけることになります。しかし、国際結婚の場合は違いがあって当然、というところからスタートするので、喧嘩になっても「文化の違い」と思い、ある程度あきらめもつき、うまくいきやすいというプラス面もあると思います。
もともと、相手が自分のことを「わかっていて当然」だという過剰な期待がないからこそ、夫婦円満でいられる。そして、人との違いを受け入れるということが習慣化すると、配偶者以外の人間関係でも、考え方の違う人を比較的容易に受け入れられるようになります。
7. 日本食を作ると、喜んでもらえる
日本人相手に日本食を作ったところで、何の意外性もなく”普通”ですが、配偶者やその家族を呼んで日本食を作ってあげると本当に喜んでもらえます。苦手な食べ物を最初に聞いておく必要がありますが、やっぱり日本食は世界共通で”おいしい”です。
欧米の健康志向ブームも相まって、ヘルシーな日本食は喜ばれます。これは日本で、フランスの家庭のホームパーティーに良き、フランス料理が出てくるようなものです。普段味わえないような日本食を、本場の日本人に作ってもらえるというのは招待客からすると何とも贅沢な体験です。海外で日本食を囲んで、日本食についての話題で盛り上がるというのも、きっと人生を彩る素晴らしい体験になるでしょう。
まとめ
今回この記事を書くためにいろいろ調べた中で、ある人のコメントが目を引いた。
私はフランス人で香港人と結婚し、今は台湾に住んでいます。旦那のことが大好きですし、子どもはトリリンガルでとってもかわいいし、幸せな結婚生活を送っています。
しかし、結婚というのは”そもそも、文化の違い”という要素を抜きにしても、難しいことなのです。愛する人と結婚するというのはアリですが、外国人だから結婚するというのはナシです。
まさしくその通りです。「この先の人生で、幸せも不幸も一緒に乗り越えていきたい!と思う相手と結婚する」…という意味では、日本人との結婚も、外国人との結婚も何ら違いはありません。
>>まとめさんへ
結婚前
「外国人と結婚したい!ハーフかわいい!外国語で生活したい!」
結婚後
「外国人とかハーフとか関係なくて一人の人間として~彼が日本人(東洋人)でも絶対に結婚したと思う」
なお東洋人と結婚した外国ぐらしの日本人女性や日本ぐらしの外国人女性は日本人女性から嘲笑される模様
日本ブンカの一つ、ホンネとタテマエでお送りしましたm(_ _)mこれも異文化理解だよ
私はフランス語の勉強をしています、留学も数ヶ月でしたがしました、そしてハーフや国際結婚した人と話したり、彼らが本音を書いた言葉もかなり読みました。この記事を読んでいて気になります。フランスは他人種国家です、アフリカやアラブ系もたくさんいます。そして、1. 互いの文化のいいとこどり と筆者は書いていますが、そんなに物事都合良くはいかないと思います。日本文化と欧米文化は絶対に両立しない部分があると思います。それはどちらが良いとも悪いとも言えないのです。そしていいとこどりとは、両方を自分に都合良く利用する非常に卑怯な行為と、純日本人には見えると思います。そしてどちらにもつけない半端者とも言える。筆者が本気でそう考えているのかは分かりませんが、この記事は現実的ではない、単純過ぎると思います。サンドラ・へフェリンさんのコラムや桐野夏生さんの小説などにこそ、ハーフや国際結婚の真実が書いてあります。それは厳しい現実なのです。
本文の記事とは横にずれます。
幸せになりたいって気持ちに国境線はありますか?
。
外国人日本人にかかわらず好きな人と一緒にいたい、
家庭を作りたい、幸せになりたい、辛いこと悲しいことがたくさんあるけれど、そういう気持ちはだれにでもあるよね。
おもいのまに事が進むとは思えません。なぜならば、国際結婚はどちらかの国に住むか、若しくは二人の母国ではない国に住む。文化が変われば面白い反面、生活面でも苦労するのは必須。要するに、国際結婚するにはそれなりの覚悟と忍耐力がないと厳しい。従って、理想論や一部のサクセスストーリーで判断するのはどうかと思う。
国際結婚は確かにそれなりのリスクはあります
しかし、リスクを負った分、それが人生の糧となり
国際結婚ならではの幸せや人生の楽しみに結びついていくことが多々あります。自分にとっては子供達も含めてよかったと思ってます。しかし国際結婚であっても、そうでなくても、自分自身が望む幸せになれるかどうかは、最終的には国関係なく自分とパートナーしだいだと思いますネ。
その通りだと思います。