ホームつきあいカップル【国際結婚の現実】外国人と結婚した世界の妻が語る国際結婚のホント

【国際結婚の現実】外国人と結婚した世界の妻が語る国際結婚のホント

あなたが国際結婚すべき7つの理由』という記事では賛否両論様々な意見を頂きました。国際結婚はどちらかの国に住むことになり、生活面で苦労することも多いのが現実で、国際結婚をする場合はそれなりの覚悟が必要だと思います。しかし、国際結婚に対する捉え方は人それぞれで、実際に国際結婚した人でも様々な意見があります。
 そこで今回は実際に外国人と結婚した妻たちが語る”国際結婚”のウソホントを紹介します。国際結婚妻たちはどんなところで幸せを感じ、どんなところで苦労しているのでしょうか。

 

● 食事が困る
 私はアジア人、彼がオーストラリア人です。テレビや音楽の欧米化の影響もあり、アジア人が欧米文化に合わせるほうがうまくいくような気がします。彼はアジア人の私の文化に合わせるのに苦労しています。
特に食べ物のことでよくもめます。私は未だにうまくビーフステーキが焼けませんし、彼はご飯とおかずを同時に食べるというアジアの食事方法がいまいち理解できていないようです。(Gloriaさん)

● 山あり谷あり
 イギリス人男性と結婚し、現在はイギリスに住んでいるアメリカ人です。私たちはどちらも英語圏の人間ですが、イギリスとアメリカの文化の違いは想像以上に大きいものでした。
バケーションでは大抵旦那の実家に行くことが多く、私の実家に帰省することはあまりありません。しかし、娘たちにイギリスとアメリカの両方のパスポートが渡せることを誇らしく思っています。これで娘はアメリカとイギリスのどちらでも教育を受けられるし、どちらに住むのか選択することができます。親ができる子どもへのプレゼントでこれ以上に素敵なものってないですよね。(Jenny さん)

● 国際結婚はおすすめしない
 フィンランド人と結婚したアメリカ人です。フィンランドに7年住んでおり、子どもは2人います。夫と子どもたちには感謝していますが、国際結婚はおすすめしません。実家の両親や友人から遠く、つながり意識のない場所での暮らしはそんなに簡単なことではありません。結婚して相手の国に住むことになったら何を諦めなくてはならなくなるかを、じっくりゆっくり考えてみてください。今ではフィンランドでもアメリカでも、どこに行っても自分は外国人のような感覚です。(Lanさん)

● どっちにしろ悩むのが人生
 国際結婚したことに後悔はないですが、夫が実家の家族から遠く離れて暮らさなくてはいけないことに罪悪感を感じるときがあります。しかし、今の夫と結婚していなかったらこれらのモヤモヤはすべて消えているのかと聞かれると、そうでもないような気がします。要するに、”人生のなかの成長”ということでしょうか。(Coreyさん)

● 人生が豊かになる
 マドリードでコロンビア人男性出会い、結婚したアメリカ人です。結婚して今年で10年になります。外国人と結婚して一番いいことは、”人生が常に面白くなる”ではないでしょうか。私たち夫婦は似たもの夫婦でありながら、全然違うカップルでもあります。そんな2人が子育てをするというチャレンジそのものが私は好きです。文化が違うからこそ、私たち夫婦は結婚したその日から2人の関係を大切にするべきだと思っていました。(Kellyさん)

● 生まれ変わったら国際結婚はしない
 香港人男性と結婚し、現在は台湾で生活しているフランス人です。旦那も子ども大好きで、夫婦関係にも特に問題はありません。しかし、自分の夢を諦め11年間アジアで暮らした今、生まれ変わってももう一度同じことをするかと聞かれたらNOです。生まれ変わったら、文化の違いの少ないフランス人男性(もしくは欧米人)と結婚します。愛する人と結婚するのはアリですが、外国人だからという理由で結婚するのはナシだと思います。(Ellenさん)

● 日本人と結婚して…
 オランダ育ちのアメリカ人で、日本人と結婚しました。私にとって国際結婚は”チャレンジ”です。これまで私たちは日本、オランダ、イギリス、アメリカに住んでいました。日本の文化は欧米文化とは違うところが多く、互いの文化を理解し、いい夫婦関係を保つためには努力が必要です。結婚して15年ですが、私はとても幸せです。でも、この幸せを長続きさせるためには努力し続けなくてはないけない。これは同じ国の人と結婚した場合も同じですが。(Alexさん)

● 結婚はしていませんが
 ロシア人の母とコスタリカ人の父に育てられた24歳です。国際結婚カップルに育ててもらって、私はとても恵まれていると感謝しています。今ではロシアとコスタリカの両方が私の世界です。自分自身も、将来は他の文化背景を持った人と結婚したいと思っています。普通の結婚よりもより多くのことを知り、人生が豊かになると思います。私自身が国際結婚の”産物”とも言えますが、国際結婚カップルの元に生まれてこれて良かったと心から思います。(Marianaさん)

● 良いことも悪いことも
 アメリカ人と結婚し、現在はアメリカで暮らすドイツ人です。実家から離れた場所で暮らすのはやはり簡単なことではありません。結婚式や親せきの集まりなどに参加できないのは心苦しいです。特に子どもが生まれて、自分の両親に孫の顔を頻繁に見せてあげたいと思うのに、それが実際は難しく、憤りを感じることもあります。
しかしながら、子どもたちにアメリカとドイツの両方の国籍をあげれることや将来どちらに住むかと決められる選択肢を与えられることを嬉しく思います。子どもをバイリンガル、トリリンガルに育てることができるというのも素晴らしいことです。アメリカとドイツでは文化の違いがありますが、それも含めて私の人生を面白くしてくれているのだと思っています。(Michaelaさん)

 

まとめ

国際結婚は、日本人同士の結婚にはない「良いところ」もあれば、日本人同士の結婚なら経験しないであろう「苦労」もある。一長一短。しかしこれは何も国際結婚だけに言えることではなく、全てのことに言えるのではないか。
結婚するか、一生独身でいるか。一人暮らしをするか、実家暮らしをするか。転職するか、今の仕事を続けるか…。
結局のところ、人生のどの選択をしたとしてもそれぞれにメリットとデメリットがある。何を捨て、何を手に入れるかを選択するということ。国際結婚をしようかと考えている人は、自分が人生に何を求めているのかをじっくり考えてみてはどうだろうか。どの選択をしてもいい。結局は、”何を求めるか”である。

参照サイト:multilingualliving.com

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