実際に日本人男性と交際や結婚をしたことがある外国人女性に、「日本人男性と外国人男性の恋愛観や結婚観の違い」をインタビュー。今回は前編に引き続き、後編です。恋愛観や結婚観の違いはあるのでしょうか。
回答者: アリス
国籍: アメリカ
年齢: 25歳
アリスさんは日本人男性のショウタさんと結婚した25歳女性。文化の違いがカップルの障害になると語ります。
アリス: 育ってきた環境や趣味の違いでは片付けられない「文化の違い」が日本人男性とのつきあいでは問題になることもあります。これら文化の違いのなかでも、一番の大きな違いと言えば「言語」。
どんなに第2言語を勉強したって、訳ができないニュアンスまでは伝えきれないことも…。何が原因で口論になったのかわからなくなってしまうほど、ヒートアップすることも時にはあります。でもこれって、結局は勉強して、トライし続けるしかないんですよね。だから、国際カップルは「忍耐」がとても大切だと思うんです。”
- 夫婦での考え方の違いは他に何かありましたか?
家事分担が確立するのに3年かかりました
アリス: 家事の分担に対する考え方の違いもありました。私たちは最初から共働きになることが目に見えていたのですが、ショウタは私が毎朝彼のお弁当を作ってあげたり、フルタイムで働きながら掃除・洗濯などの家事を両立してくれるものだと期待していたようです。共働きなんだから家事は完全に2人で分担するべきだと彼にわからせるのに、丸三年かかりました。
– 国際結婚では家事の分担が原因で別れるカップルも多いと言います。夫婦でうまくやっていくために何かアドバイスはありますか?
アリス: 男女平等な国出身の外国人女性と結婚する場合、夫婦でうまくやっていくには時間がかかるものだと思います。互いに妥協し、歩み寄らない限り、長続きできないのではないでしょうか。”
- 結婚して夫婦になるというのは、「家族」になるということ。しかし、この「家族」の捉え方も日本人男性の考え方とは異なることがあると言います。
アリス: 嫁と姑の関係も、日本では大変なようです。これは外国人の嫁だけに限った話ではなく、日本人男性と結婚した女性はみんな多かれ少なかれ経験しているようです。嫁姑の関係は良くて「希薄」、悪くて「災難」と言ったところでしょうか。長男と結婚した場合は、彼の両親の家に同居し、老後の世話をすることを期待されるそうです。この傾向は最近はなくなりつつあるそうですが、日本人男性との結婚を考えている外国人女性は考慮に入れたほうがいいでしょう。
– 日本人男性と付き合いたいという外国人女性に何かアドバイスできることはありますか?
アリス: 日本人男性をオトスのは簡単です。しかし、外国人女性との真剣な交際を望んでいる男性を見つけるのはたやすいことではありません。私はショウタに告白するまでは、正式に彼と付き合っている関係ではありませんでした。告白してOKをもらったらつきあっているということになります。どんなにデートを重ねても、日本ではきちんと「告白」をしないと、つきあっていることにはならないので注意。国際カップルと言っても人それぞれですが、どんな事態にもオープンに対応して、批判したり、最初から決めてかかったりしないというのが大切だと思っています。
回答者: クラウディア
国籍: ドイツ
年齢: 23歳
クラウディアさんも若くして日本人男性と結婚した女性です。これまでのいきさつについて語ってもらいました。
クラウディア: 19歳で東京にワーキングホリデービザでやってきた時に、旦那と知り合いました。私はあまり恋愛経験がないのですが、長く続いた男性が2人います。日本人男性と韓国人男性です。
旦那とは友達の紹介で知り合い、メールアドレスを交換して何度かデートし、つきあうことになりました。私のビザが切れて、ドイツに帰ってからは遠距離恋愛です。2年間の遠距離を経て、彼が大学卒業後すぐに結婚しました。
- クラウディアさんのご主人はであった当初から「日本人女性とは結婚したくない」と言っていたそうです。なぜ彼はそう思っていたのでしょうか?
クラウディア: 彼曰く、日本人女性にはイライラするのだとか。自分の思っていることを胸に押し込むので、小さなことが爆発して大きな喧嘩になってしまうのだそうです。また、彼曰く、日本人女性は子どもを産んだら「母親」になり、色気やロマンスを失って、「ステキな妻」ではなくなるのだとか。彼がどうやってこんな考えに行き着いたかはわかりませんが、これらが彼が日本人女性とは結婚したくない理由だそうです。
– 彼とのコミュニケーションでは何語で会話していますか?
クラウディア: 出会った頃、彼は日本語しか話せませんでしたが、今では彼も英語を学んでくれています。ドイツ語での会話は無理だという話になりましたが、子どもができたら彼もドイツ語を勉強すると約束してくれました。”
ドイツは日本人に好かれているみたいです
- 文化の違いを感じることはありますか?
クラウディア: 他の日本人と同様、彼も食べ物と仕事が大好き人間です。120時間の残業なんて、普通じゃないですから。
-クラウディアさんにとって、「欧米人男性との恋愛」と「日本人男性との恋愛」で一番異なることは何ですか?
クラウディア: 家の外にいても愛情表現をするかどうかが違います。付き合い始めの頃、彼は外にいるときは手もつないでくれませんでした。幸い、彼も最近は慣れてくれたようです。でも、彼の両親の前では私から手をつながないと、彼のほうから手をつないでくれることはありません。外でのキスは彼にとってはとても恥ずかしいことのようです。ですので、愛情表現は家に帰ってから。
最初の頃は、このように外と家で区別するのはおかしいと思いましたが、今ではこれが気に入っています。私しか知らない「旦那の姿」がある感じがするからです。
- 他にはドイツ人との違いを感じたことはありますか?
クラウディア: 彼はドイツ人に比べて食べ物や旅行にお金を使います。彼曰く、良いものはお金がかかって当たり前だそうです。安っぽいものを買うより、残業したお金でいいものを買うほうがいいのだとか。彼は私が働いて稼いだ範疇の消費なら、お金の使い方にうるさく言うことはありません。
- 旦那様のご家族との関係はどうですか?
クラウディア: 彼の家族はドイツ人の嫁を迎えることを快く思ってくれているみたいです。日本人の親がみんな同じような反応をしてくれるのかはわかりませんが、彼のお父さんは年に数回海外に出張していたり、親戚がカナダに移住していたりで、外国の文化に対してオープンな家庭のようです。それに、ドイツは日本では良いイメージを持たれているようです。
彼の家族にはほぼ全員会いましたが、唯一問題があったのは彼のおばあちゃんでした。おばあちゃんに何度お会いしても、私が日本語を話しているのが信じられないといった感じでした。まぁ、80代なので、しょうがないのかもしれませんが…。
- ご主人と家事の分担でけんかになることはありませんか?
クラウディア: 他の日本人男性とは違って、彼は私の主婦スキルに文句を言うことはありません。毎日部屋がきれいであることや、毎日料理をしてくれることなどを期待していないようです。彼はうるさく文句を言わないのに加え、時間があるときは手伝ってくれます。
- 外国人女性はどうやって日本人の彼氏を見つければいいと思いますか?
クラウディア: 日本人に顔の広い人と知り合って、友達を紹介してもらいましょう。自分らしくいながら、自分の文化と日本の文化は違うということを心に留めておきましょう。日本語が話せるようになるのも、恋を見つけるための大きなステップです。彼の家族や兄弟ともコミュニケーションすることになれば、尚更です。
回答者: ヴィヴィアン
国籍: カナダ
年齢: 30歳
文化の違いをネガティブに捉える人が多いなか、ヴィヴィアンさんだけはポジティブに捉えているそうです。
ヴィヴィアン: “国際恋愛していると、いつも面白い文化の違いを発見します。エキサイティングなものもあれば、解決が難しいものもありますが、これは文化の違いがあるからではなく、どの人間関係でも同じなのではないでしょうか。どんなに長く付き合っても、相手の男性について新しく知ることだってありますし。日本にいて、日本人男性と付き合えば、世界が一気に違ったものに見えるでしょう。日本人の視点で日本を見てみると、日本についてもっと多くのことを学べると思います。
日本人男性とつきあいたいならもっと見た目に気を配るべき
- 日本人の恋人を見つけるにはどうすればいいでしょうか?
ヴィヴィアン: 世界中どこでも、男は男だと思います。もちろん文化の違いはありますが、大雑把に言って日本人の彼氏を探すのは、「彼氏を探す」のと何の違いもないように感じます。日本人の男性は最初はシャイに見えますが、結局は同じものを求めているのです。
あなたが日本語をあまり話せないというのなら、海外経験があって英語が流暢に話せる日本人男性を探せばいいでしょう。同じ言語を理解してくれる人のほうが会話しやすいですし。私のアドバイスとしては、「焦りすぎないこと」。しかし、好きな日本人男性がいるなら、自分からデートに誘ってみましょう。案外、相手の男性も恥ずかしくて誘えなかった…なんてこともあります。
– 日本で女性としてモテるために、何か他にアドバイスはありますか?
ヴィヴィアン: 見た目に気を使うことですかね。日本人女性は美容の細かい部分にまで気を配っていますし。モデルのようになれとまでは言いませんが、きれいな洋服で、健康的な体と髪の毛をもっているようにしましょう。
それと、個人的には男性にモテるために自分のキャラクターまで変える必要はないと思います。日本の男性のなかには、外国人女性はうるさくて、外交的過ぎると思っている人もいるそうですが、自分の性格を変えるよりも、自分の性格に合う人を探すべきなのでは?と思います。
まとめ
前編と後編あわせて6人の外国人女性にインタビューしましたが、日本人男性と付き合いたいという女性は以下の点を考慮すべきだと記事の中では言っています。
- 日本人男性はとてもシャイなので、積極的なアプローチが必要
- 日本では、カップルでも人前でのスキンシップはない
- 家事の分担で喧嘩になることがある
- 互いに相手の母国語を話せたとしてもコミュニケーションの問題はある
- 残業や長時間労働がカップルの問題に発展することもある
- 広い心をもって、歩み寄ろう
外国人女性×日本人男性でなくても、国際カップルなら共感しあえる部分が多いのではないでしょうか。国際恋愛ではやはり、「広い心をもって、歩み寄る」という最後の部分が一番大切なように思います。
参照:zoomingjapan、写真提供Fe Ilya
日本では国際結婚がとても増えているのですが、残念ながら日本社会は閉塞感が充満し、刺激のない長時間奴隷労働を強要していることが多いです。これは日本人同士の結婚生活にも大きな影を落としていることは明らかだと思います。
結局、広い心やお互いの余裕を保つことは日本社会では無理ではないが、実現するためには多少困難だと思いました。
長時間労働をしなくて済むように財力を蓄えて上流に行くか、財力のある親の元で結婚するか、そうでもなければ将来性の明るい勉強をしている学生などでなければ、どうしても一般日本人男性すべてが心を広くを実践するには、まだまだ社会的な変化が待たれていると思います。
私は個人的に、家事や育児をしない男性はダメだと思います。人間付き合いでもそういう人に限って仕事や趣味、勉強の話しかできない。ゴルフとかマジどうでもいいんだけど。それよりおむつの替え方知ってる男性の方がよっぽどいい人が多い気がする。日本男児にはリベラル性が備わている人が少ないように思います。
特に日本は部長や社長クラスになると、わがままでワンマンな人が多いと感じます。今のリベラルになりかけている若い人たちが社長クラスになってくれれば日本も良い国になると思うんですけど・・・
”日本では国際結婚がとても増えているのですが”
ソースありますか?バブル期以降減少傾向だという統計しか見たことないのですが。
日本人男性とは結婚したくない。共働きでは家事の分担なんて当たり前なのに、やってもらって当たり前精神の奴が未だに多数存在していることが信じられない。ずっとママの側にいろよ。日本人女性はどんどん国際結婚しよう。
日本人女性とは結婚したくない。専業主婦ばっかりで稼いでもらって、当たり前精神の奴が未だに多数存在していることが信じられない。ずっとパパの側にいろよ。日本人男性はどんどん国際結婚しよう。