国際結婚は、普通の結婚よりもお金がかかります。
結婚相手の国の経済レベルにもよりますが、アメリカやヨーロッパなどの先進国出身の人と結婚した場合は、日本人と結婚する場合よりも、かなりお金がかかります。そして、国際結婚の場合、カップルの経済力がそのまま夫婦関係に影響すると言っても過言ではありません。
愛があればお金がなくても…なーんて思って結婚しても、お金の問題は現実問題として突き付けられるのです。そこで今回は、国際結婚カップルが日本人との結婚よりもお金がかかる理由を6つ紹介します。国際結婚カップルのお金事情を探ってみましょう。
結婚式にお金がかかる
まずは、結婚式にお金がかかります。結婚式を日本と相手の国とで2回行うカップルの場合は、普通の2倍費用がかかると考えていいでしょう。日本でのみ(もしくは相手国のみ)で結婚式を行う場合でも、旅費や宿泊費などが馬鹿になりません。日本で結婚式をする場合、相手の家族の観光を手配することになります。
ただでさえ結婚式で出費がかさむので、観光にかかる費用は結婚式費用とは別に見積もっておくといいでしょう。どちらの国で結婚する場合でも、旅費+宿泊費を把握しておく必要があります。
滞在許可証(永住権)にお金がかかる
晴れて結婚し、どちらかの国で住むと決めて移住した後、最初にかかる出費は「滞在許可書費用」です。
国によって、金額や期間に差がありますが、例えばフランスの場合は最初の滞在許可書申請料金が349ユーロ(約4万円)です。その後1年ごとの更新で、毎年106ユーロ(1.2万円)支払います。結婚後4年目以降では、10年カードを申請できますが、ほとんどのケースで更新を却下されます。10年カードの更新を認められた場合の費用は260ユーロ(3万円)です。
このように外国人の場合は、一緒に生活するだけでも費用がかかります。生活していくだけでも精いっぱいの家計には、少し厳しいでしょう。
語学学習にお金がかかる
必要経費は他にもあります。外国人配偶者の語学学習費用もその一つ。外国で不自由なく生活していくために必要な語学力をつけるにも語学学校に通う資金がないと、習得も難しいものになるでしょう。もちろん学校に通わず、独学で勉強する方法もありますが(ちなみに私は独学です)、環境に早く慣れ、友人などを作る意味でも語学学校は有効だと思います。
また、語学学校に通わない場合でも、教材代や実力試しの語学試験代なども馬鹿になりません。海外生活を始めた最初の頃は、このように初期投資代がかなりかかると認識しておきましょう。
帰省にお金がかかる
結婚後にどちらかの国で生活し始めても、すぐに言葉が話せるわけでもないですし、文化や環境に慣れるのには時間がかかります。ホームシックからうつ状態となり、「母国に帰りたい」と思うこともしばしばあると思います。
こんな時に、結婚相手からどれだけ理解してもらえるかが、結婚生活がうまくいくかどうかの分かれ目となるケースが少なくありません。1年に1回は帰省していいと約束して結婚したのに、現実問題としてお金がないために帰省できず、ストレスと不満を貯めていく…。こんな話を、国際結婚カップルから聞くことはしょっちゅうです。
配偶者を母国に連れてきた方も、収入がなく出費だけがかさむ外国人の気持ちをどれだけ理解し、許してあげられるかが試されます。国際結婚カップルは「帰省」が絡むと、夫婦関係に亀裂ができやすいので、夫婦でよく話し合い、互いの気持ちをくみ取って尊重しあうように心がけましょう。
外国人はなかなか仕事が見つからない
外国人はビザ代や語学学習代、帰省費用など、出費はたくさんかかります。それを本人だけで賄えるほどの収入があればいいですが、語学ができず、文化を理解していない最初の頃は仕事を見つけるのが大変難しいです。日本人の多い都心部で生活している場合は比較的すぐに仕事が見つかりますが、日本人向けのビジネスが少ない地方では、言葉ができないと仕事を見つけるのはほぼ不可能です。
結婚相手を母国に連れてきた側の収入が多ければそれでも問題はないですが、そうではないケ―スのほうが多いようです。こんな時に頼れる家族がいるか否かで、結婚生活は大きく変わります。国際結婚後の居住国を決める場合は、この点も考慮して考えると良いでしょう。
輸入食品にお金がかかる
一つ一つは大して大きな出費ではないですが、長年積み重なると無視できないのが、輸入食品の費用です。どこの国で生活する場合でも、輸入食品は現地の食品に比べて高いです。これを毎日ではなくても、週に数回食べるとすると、長い結婚生活では大きな出費になると言えるでしょう。
帰省のたびに、母国の食品やその国にしか売っていないものを大量に買って帰る配偶者を許せるか、というのも国際結婚カップルが喧嘩になりやすいテーマです。夫婦が互いに相手の気持ちになって考えることが必要です。
おわりに
このように、国際カップルとお金の問題は切っても切れない関係だと言えます。お金の問題が原因で、離婚してしまうカップルも少なくありません。夫婦間で利害が一致しないので、それだけ喧嘩になりやすく、離婚にも結び付きやすいテーマなのです。
国際結婚は、語学力と経済力という2つの生活力がどれだけあるかが、良好な夫婦関係を保つのに直接関係してきます。現時点で、語学力も経済力もないというカップルは、2人で力を合わせてこの2つを上げていく必要があります。相手任せにしていては、ダメなのです。
そのためには自分の収入と相手の収入を別物として認識したり、自分だけがしたいことをするようでは、うまくいきません。
夫婦は1つのチームです。2人で力を合わせ、協力していこうという自覚が何よりも大切だと思います。
1 日本人同士でも費用はかかりますが離婚した場合は無駄な投資で見栄を張る必要はないはず。相手国の教会での式を除いて、パーティ方式、会費制であれば安く上がるはず。新郎新婦の親と相談でしょうが基本的には本人同士で決めること。
2 永住権申請諸費用、フランスの制度は偽装国際結婚防止の為、国家のチェック機能があり、妥当と考え、更に語学のテストも導入すべきです。元々、肌の色が異なった人種の流入を防ぎたいフランス(他の国も含め)の策でしょう。日本も是非導入すべきです。日本も過去、法務局は国際結婚について注釈がありました。
3 言葉が出来、文化を理解して意思疎通が出来てからの国際結婚が前提でしょう。ただフランスに憧れて国際結婚する方がバカでしょう。その日本人予備軍が何万人いるかです。いくら語学学校へ行っても出来ない人はたくさんいますのでパリでも日本語で通せばよいのです。
4 なぜ帰省したいのですか。帰省したいのなら結婚しない方が ベター。
5 国内でも失業率が高く、EU市民でもないので不利。特殊技能や資格を持っていればチャンスはあるでしょう。事務職でも最低ビジネス英語かつ標準フランス語で読み書きやMSオフィスをフランス語で操作出来ないと無理でしょう。問われるのは日本語も重要です。せいぜい、土産屋、飲食店、観光業ぐらいでしょう。但し、通訳には規制があるはず。フランス側から見れば現地の日本人を雇う必要はなく、しかも国際結婚でフランス在住だけでは通用しないでしょう。旦那が所謂、フランスの上場企業、政府機関に勤務しているとかとなれば話は変わるかも。
専業主婦がベストだが話好きのフランス人、色々なテーマの会話について行けなくなり、旦那から見ればつまらなく、しかもセックスアピールもなくなればフランス人女性に心が移るでしょう。
6 日本食を食べなければ問題ありませんし、フランスの片田舎に住めば入手方法はなく、大きなスーパーに行けば最低でもしょう油ぐらいは入手可能なはずでインスタントラーメンもたくさんアジアから入ってます。要はフランス人と同じ食生活をすればよいだけ。