ホームジャパンショック!海外在住者が赤ちゃん連れで日本に帰ると驚く5つのこと

ショック!海外在住者が赤ちゃん連れで日本に帰ると驚く5つのこと

こんにちは。マダムリリーです。最近はなかなかブログの更新が難しいですが、時間を見つけては続けていこうと思っています。

さて、以前の記事では、5年ぶりに帰国して筆者が驚いたことを7つ紹介しました。そこで今回は赤ちゃん連れで日本を訪れて驚いたことを5つ紹介します。2週間の一時帰国中は、筆者が暮らしているフランスとは違う!日本ではこれが常識なの?と思ったことがいくつかありました。海外在住ママなら共感してくれるかもしれません。

※注意 これは筆者が経験したことなので日本全体に当てはまることではありません。筆者の赤ちゃんは帰国時生後9か月であり、地方であった話なので、都会では事情が異なるかもしれまん。

 

電車で席を譲る人or譲らない人が二極化

日本では赤ちゃん連れに席を譲る人と譲らない人がハッキリと分かれるなぁと感じました。まぁ、フランスもこの点は同じなのですが、日本の場合は特に両極端というか…。

席を譲る人は赤ちゃんが泣いていなくても、赤ちゃん1人に大人2人という状況でも譲ってくれます。席を譲ってくれて、こちらが「ありがとうございます。でも次の駅なので大丈夫ですよ。」と言っても、「いやいや、それでもどうぞ」と譲ってくれます。まるで信念を貫くかのごとく頑なです。

反対に席を譲らない人は、赤ちゃんが目の前でギャン泣きしてても素知らぬ顔で携帯をいじったり、下を向いて寝たふりを決め込んだり。「そこまで完全無視(のフリ)するほうが逆に難しいだろ!」と突っ込んでやりたい気持ちになります。私の場合は30代位の女性に無視されたのですが、非常にショックでした。フランスでは若者からおばあちゃん世代まで女性はみんな妊婦と子連れに優しいので、同じ女性に冷たくされるのに慣れていなかったからです。男性に冷たくされるより、同じ女性に冷たくされる方が悲しい気持ちなるというのが初めてわかった体験でした。

市販離乳食の量がめちゃくちゃ少ない!

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普段、離乳食は手作りしていますが、帰国中は日本の離乳食を食べさせたいと思い、市販のものを与えていました。味や値段などはとても良かったのですが、日本の離乳食は何といっても量がめちゃくちゃ少なくて驚きました。日本のものは1瓶大体70~100gなのですが、フランスは1瓶200gなので、日本では毎食2、3瓶食べさせていました。

フランスでは毎食離乳食を1瓶与えるのですが、日本では2瓶与えるのが普通なのでしょうか?それとも日本の赤ちゃんは食べる量が少ないのでしょうか?今でもこれは謎です。

それと、日本ではやはり離乳食を手作りしているママが多いためか、フランスに比べて市販の離乳食の種類が非常に少ないと感じました。毎日ベビーフードを食べている赤ちゃんはいつも同じものばかり食べるようになってしまうのでは…?働きながら子育てをしている忙しい日本のママたちが罪悪感なくベビーフードを与えられるようになるためには、もう少しベビーフードのレパートリーを増やす必要があると感じました。

赤ちゃんに触る人が多い

フランスの場合よりも、赤ちゃんに触れたり、抱っこしようとしたりする人が多かったです。とくに、60代、70代のおばあちゃんたち。こちらに断りもなく、赤ちゃんの頬や頭をなでたり、急に来て「わぁ!かわいい!」と言って抱っこしようと手を広げたり…。フランスではこういったことをされたことがなかったので、びっくりしました。

自分の子を可愛がってくれるというのは親としては嬉しいことですが、まるでかわいいぬいぐるみを見つけた女子高生かのごとく寄ってこられるのは、はっきり言って不快でした。もちろんこういう人たちはごく少数ですが、赤ちゃんの様子を完全に無視して(眠そうにボーっとしてても触るなど)、親へのあいさつも断りもなく抱っこしようとする人には幻滅しました。昔はこれが普通だったのでしょうか?とても衝撃的な出来事でした。

やはり男性は育児を妻にまかせっきり

ワンオペ育児なんて言葉があるように、よく日本人男性は育児を妻に任せきりになっていると言われますが、本当にそうなんだと今回の帰国で改めて思いました。特に60代、70代のおじいちゃん世代。ミルクをあげたり、離乳食をあげたり、一緒に遊んだり、オムツを替えたり…これら一連の赤ちゃんの世話のどこをとっても無知な人が多いです。本当に子ども育てたことあるの?という感じです。赤ちゃんの世話に関しては、一度も子どもを育てたことのない人と大して変わらないです。そして、それがこの世代では当たり前のようです。

子育て現役世代の様子も、フランスとはやはり違います。例えば日本では街中で、子どもや赤ちゃんと一緒にいるのは常に「お母さん」です。休日に家族で出かけても、赤ちゃんを抱っこしているのはお母さんばかり。フランスの場合は、バカンスや休日はお父さんのほうが率先して赤ちゃんの面倒をみる家庭が多いので、改めて「育児分担の意識の違い」を感じました。日本では筆者の旦那が「あ、うんちしてる。オムツ替えてくるね」と立ち去ると、「本当に何でも任せられてすごいね!」と感心されることが多かったですが、フランスでは普通です。

授乳室が素晴らしすぎる

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筆者が最も感動したのが、日本の授乳室の充実っぷりです。なんて素晴らしいのでしょう!

清潔で、ふかふかのおむつ替えシートがあり、白湯が出てくる機械の横に水道があって、授乳する人のために個室まで完備されています。至れり尽くせりとはまさにこのこと!世界中のどこを探しても、ここまで充実した授乳室のある国はないと思います。お母さんの目線に立って作られているなぁと感心しました。

これに慣れてしまうと、フランスに帰ってフランスの授乳室に行ったときにがっくりします。筆者も日本からフランスに着いて一番に行ったパリシャルルドゴール空港内の授乳室には落胆しました。手洗いの水で水浸しになったオムツ替えシートに、いつ洗ったのかもわからないような汚い哺乳瓶保温機、授乳室なんてもちろんありません。フランスの授乳室は、とりあえず設備として「置いてある」というだけで、使う人の気持ちになって設備してあるわけではありません。

その点、日本の授乳室は清潔で居心地が良くて、安心感があります。このへんの細かい気遣いや配慮が日本らしいなぁと感じました。

 

おわりに
どこまでが私個人の経験で、どこからが日本全体の傾向なのかは定かではありませんが、赤ちゃんを取り巻く社会の寛容さの違いを感じたのは確かです。言葉で説明するのは難しいですが、日本では現役で働く人に主導権があり、子どもやお年寄りなど“手のかかる人”は引っ込んでないといけない…というか。もちろん日本にもフランスにも、赤ちゃんに優しい人と冷たい人が両方いるのですが、日本の場合は階級分けされているように感じました。

あなたは日本での赤ちゃんを取り巻く環境についてどう思いますか。海外在住者の方は、一時帰国中に同じようにギャップを感じましたか?コメント欄で教えてください。

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