1) ヒトラーと同性愛
ヒトラーはいつも私生活を極秘にしていたが、彼の私生活をよく知るという人もいる。彼は同性愛者であった。ヒトラーは彼の姪であるゲリ・ラウバルや愛人だったエヴァ・ブラウンと性的関係にあったというのは有名な話だが、 アドルフ・ヒトラーの同性愛はドイツの歴史家ロザー・マクタン著の新刊『The Hidden Hitler』 によって暴かれている。この作品ではヒトラーの同性愛が彼の私生活の中心的役割を果たしていたとしている。
2) ヒトラーとポルノ
ヒトラーの部員たちは彼のために極秘で映画を製作した。その内容は、政治犯の拷問と処刑というもの。彼はその映画の出来に大変満足し、喜んで鑑賞していたという。彼の下にいた重役たちは 彼のためにポルノ写真やポルノ映画を手に入れていたという。
3) ヒトラーの手書き字
ヒトラーの書く字は非の打ちどころがなかった。1937年、有名な心理学者であるカール・ジャングがヒトラーの筆跡を調査したところによると、「本質的な女性の本能をあわせもつ男性が書く字の特徴」があるとされた。後に彼の手書きの様々な字のサンプルを調査すると、心理学者たちは彼の字におもしろいパターンを見つけた。彼の末期き書かれた署名のサインにははっきりと意気憔悴していることがわかった。
4) ヒトラーと雌犬
ヒトラーは彼が飼っていたジャーマン・シェパード・ドッグをとても誇りにしていた。その犬に“ブロンディ”と名付けたヒトラーは、ブロンディの訓練に何時間も費やし、芸の練習のために軍事大将との会議に穴を開けるほどだった。 大将たちは、ブロンディがうまくできた時にヒトラーの機嫌が良くなり、大将たちの意見が通りやすくなることを知っていた。ブロンディが芸をうまくできなかったとき、ヒトラーはむっつりと不機嫌になり頑固になった。 彼の役員の1人は「当時は独ソ戦の成果がドイツ大将たちというよりも、ブロンディにかかっているような印象をしばしば受けました」と語っている。
5) ヒトラーと素晴らしいユーモアのセンス
ヒトラーが怒り狂った、情け容赦のない大将であったことはみんな知っている。 しかし、彼が親しい仲間といて自由な時間があるときは軽いジョークを言うのが好きだったという事実はあまり知られていない。ベルリン市街戦では電話交換手を務め、現在90歳であるローフス・ミシュは「シリアルキラーのヒトラーはジョークのセンスを少し持ち合わせていた」と発言している。
ヒトラーの言ったジョークの例は、「The Hitler Book」に収録されている。 第2次世界大戦の終わりにソビエトのリーダーだったヨーゼフ・スターリンのために編集された「The Hitler Book」は、あの忌まわしいプロパガンダ大臣ヨーゼフ・ゲッベルスがどのようにしてヒトラーに下品な噂をしたかを説明している。その噂というのは、ヘルマン・ヴィルヘルム・ゲーリングがパジャマ姿にメダルをしたまま寝ているという話だった。
写真:Liton Ali