パリジェンヌといえば、おしゃれなイメージを持っている人も少なくないと思いします。しかし、実際のところ、日本の女性誌で特集されるようなレベルの高いおしゃれさんはパリでもなかなか目にしないのが現実です。
しかし、自分らしいおしゃれでかっこいいパリジェンヌたちも毎日目にします。パリの女性たちはユニクロやZARA、H&Mのようなファストファッションでお金をかけずに、自然体のおしゃれを楽しんでいるようです。
そこで今回は、パリの街中で見かけるおしゃれなパリジェンヌファッションの傾向を5つご紹介します。パリに旅行に来る時の参考にしてみてください。
1.黒をベースに
パリジェンヌたちは黒が大好き。特に冬になると全身黒のようなワントーンコーデを好んで着ているように思います。最近よく見かけるスタイルはスキニーパンツ&黒の革ジャンでまとめたもの。黒の革ジャンは本当にたくさんの女性が来ています。
フランス人女性は黒やブラウン、ネイビーのような大人っぽい色合いを好み、色使いは派手派手しくならないように全身を単色でまとめたりしています。
2.シンプル&シックでかっこよく
日本の女性は“かわいらしさ”を追求する人が多く、日本のアパレルにはレースやフリルのついたふわふわして柔かい素材の洋服が多く販売されています。反対に、フランスの女性は“自立した女性”がテーマです。シンプルで飾りすぎず、シックにかっこよくキメるのがパリジェンヌ流。また、日本人のおしゃれに比べ、「作りすぎていない」点がポイントです。日本女性のかわいらしさは、フランスでは幼稚さ→自立していない女性を連想させるのであまり好まれないようです。
3.靴はペタンコで快活に
日本では毎日ハイヒールを履いている女性も少なくありませんが、フランス人女性は普段はヒールのないぺたんこ靴を履くのが一般的。バレエシューズやスニーカー、ヒールのないパンプスなどで快活に歩く女性をパリではよく見かけます。フランスにもヒールの高い靴はありますが、普段使いする女性は少数派です。ヒールの高い靴は結婚式やパーティーなどの特別なときだけに履くという女性が多いです。
4.眼鏡は高級品で上品に
フランス人は全身ZARAやH&Mなどのお金のかからない服でまとめている人が多いですが、メガネだけはとてもこだわっています。たいていの人がシャネルやグッチ、レイバンやトムフォード、クロエなどハイブランドのメガネを日常的に使っています。
フランスではミュチュエル(互助保険)に加入している人が多く、メガネやコンタクトレンズはこの保険でカバーしてくれます。良いミュチュエルに加入している人は高いメガネを保険でカバーしてくれる仕組みです。そのため、洋服にはお金をかけないフランス人ですが、メガネは高級品が多いです。服が安物でも顔の中心にあるメガネが良いものだと、全体的にハイクラスなイメージになります。
5.スカーフ&マフラーで遊ぶ
フランスのおしゃれな人は小物使いがとても上手。シンプルで飾り過ぎないスタイルを好むパリジェンヌはスカーフをさし色に使ったり、スカーフの中の1色とスカートの色を合わせるなど、スカーフを中心にコーディネートしている人も多いです。
肌寒いパリの気候は日本のようなはっきりとした四季がなく、4月でも冬のように寒い日があったり、暑い夏がある日突然秋の空に変わるなど、気温が1年を通して安定していません。そんな移り気なパリの気候ではスカーフやマフラーなどのさっと羽織れるアイテムが必須です。そのため、パリの街中では首の周りにスカーフなどを巻いている人をよく見かけます。スカーフで遊び心を表現できるようになれば、あなたもパリジェンヌへの第一歩かも…?