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元社員が語る!英会話スクールの意義

私は大手英会話学校の元社員である。毎日うちの英会話学校に入学しないかと勧誘し、英語力を伸ばそうと英会話スクールに通う生徒さんたちを見てきた。

入社前も入社後も辞職後の今も、ずっと変わらず思い続けていることがある。それは、「英会話学校に通う必要はない」ということだ。もし、今あなたが英語力を本気で上げたくて、英会話学校に通おうか躊躇しているなら、(辞職後の今だから言えることだが)全力で止めたい。

理由は1つ。時間とお金をかけるわりに伸びないからである。効率が悪すぎるのだ。もしあなたが、単に英会話を習う人のコミュニティーに入りたいとか、会社の上司に英語力を上げるよう指導されて渋々英会話学校を探している外資系の社員とか、とにかく何か習い事を探しているとか(このご時勢にはあまりいないが)でない限り、英会話学校はおすすめできない。つまり、本当に英語力を上げたいという熱意のある人ほど、すすめたくないのである。

それは何故か?

結局は英会話学校に通っても通わなくても、英語力を上げるには、自分で勉強しなければならないのだ。独学で英語力をつけた私が、入社して一番驚いたのは「英会話学校に通えば何とかなる」と思っている考えの甘い生徒さんの数。週に1回~2回通っただけで英語力が上がると信じている人が意外と多い。はっきり言っておくが、英会話学校に通うだけで英語力が伸びるなんてことはない。どの道、勉強しなければならないのだ。

そして、もう1つ。英会話学校に通おうかと考える人の大半は初級者~中級者であり、これにも正直私は驚いた。

日本人である私もかつてはそうだったが、初級者~中級者レベルの人に共通して言えることは、土台となる英語の基礎の部分がぐらついているということだ。具体的に言うと、まず語彙力がない(中学英語の語彙程度)。そして、英語文型はSV(She runs.)、SVC(She is beautiful.)、SVO(She speaks English.)の3文型までしかつくれない。ましてや、関係代名詞を含ませた文なんて思いつかない。ネイティブと英語で会話するとなると、あいさつ程度までしかできない。

こういった英語力初級者~中級者の人がするべき勉強法は何か?

それは、詰め込みである。ぐらついている記憶や知識をしっかりとしたものに築き上げること、これが先決である。そしてこんな文法や語彙の類は、自分ひとりでも勉強できる。むしろ、1人でやった方が早い。それに世の中、英語の教材、英語学習法の本などごまんとあるのだ。良書がないはずがない。

そもそも英語というのは、もはや一般教養の分野である。日本人は英語が話せない人が多いが、一歩日本の外に出たら、英語が話せて当たり前の世界である。これから日本が国際化していく限り、英語からは逃れられないし、話せて当たり前になる時代はすぐそこにあるのだ(今はもうそんな時代なのかもしれない)。

そんな英語だ。世界の人が話す、英語だ。馬鹿でも話せる英語だ。

あなた1人で、できないはずがない。第一、英語はそんなに難しい言語ではない。英会話学校なんかに頼らなくても、絶対に話せるようになる!

英会話学校にも通わず、留学経験もなく、大学の専攻も英語科ではなく、経済学だった私が言うから間違いない。

誰だって話せるようになる!それが英語だ。

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