日常生活には欠かせないスーパーマーケット。そんな庶民の味方、スーパーマーケット日本とフランスではたくさんの違いがあります。どちらもおいしい食べ物の多い国ですが、スーパーの微妙な違いから日本とフランスの消費者志向の違いがわかります。今回は日本のスーパーとは異なるフランススーパーの特徴を7つ挙げてみました。
カートがデカすぎ
ここフランスの買い物カートは馬鹿でかいです。大人2人は入れる大きさで、日本のものとは比べ物にならないサイズ。スーパーの店内を見回すと、そんな大きなカートのなかに商品を山積みにしている買い物客をよく見かけます。大きいには理由があるのですね。
野菜は量り売りが常識
フランスでの安い買い物といえば、やっぱりマルシェ。どの町でも日常的にマルシェが立ち、新鮮な野菜や果物、地元の特産物などを求める人で賑わいます。そんなフランスの伝統をスーパーも受け継いでいるのでしょうか。野菜はほとんどのところで量り売りです。自分で必要な分の野菜を袋に入れ て、そばにある計り機で購入する野菜の絵を押すと料金のバーコードが出てきます。そのステッカーを袋にはりレジにて支払うという具合です。野菜だけではなく、お肉やお魚、チーズなども量り売りで買えるスーパーもあります。
ワイン売り場がとにかくデカい!
さすがはフランスですね。ワインの量はハンパないです。お国柄というやつでしょうか。
買い物袋は有料です。
いわゆるスーパーのレジ袋のようなものはあまりありません。持参のエコバックがない場合は、スーパーで有料のバックを買わなければなりません。そのため、市販の買い物袋には車輪が付いたカートのようなものや、内側がアルミになってる保冷機能のあるものなど、買い物バックの商品開発が日本よりも進んでいるように思います。エコ意識はゴミ分別を徹底する日本人よりもあるのかも…?
デザートにかける情熱がスゴイ!
食後のデザートが欠かせないフランス人。スーパーのデザート陳列棚を一目見ただけで、フランス人のデザートにかける情熱が伝わってきます。そしてフランス生活をしていると、次第にスーパーのデザート棚の前で食後のデザートを選ぐ時間がとても幸せなものになっていることに気が付くのです…。
3つ買えば1つタダ!の安売り戦略
日本の場合、スーパーの広告を見ると「月曜!肉の市」、「水曜、魚大安売り」といったように、曜日ごとに異なる商品を安売りしているのが主流ですが、フランスでは「3つ買えば1つタダ!」、「2つ買えば2つ目は50%オフ」といった方法が主流。フランスのスーパーはまとめ買いを奨励しているようです。消費者側の意向に合わせたものなのか、消費者がスーパーの事情に合わせているのか…謎は多いですね。
冷凍食品が充実しすぎなワケ
Picardという冷凍食品専門のスーパーがあるほど、フランスの冷凍食品は実に充実しています。マッシュルームや人参、キャベツなども冷凍であるので、生野菜を買わなくても何とかなるようです。実際、私の周りにも冷凍食品だけで生活している人もいます(テレビの特集でもありました)。それだけ自炊をしたがらないフランス人が増えたということでしょうか。日本のようなおひとり様用の安い外食産業も日本に比べるとそこまで普及しておらず、コンビニがないフランスだからこそ発達したのが冷凍食品なのでしょうかね。