ホームハウツー日本人なら知っておくべき!海外旅行でスリにあいやすい行動7パターン

日本人なら知っておくべき!海外旅行でスリにあいやすい行動7パターン

一年を通して日本人観光客の多いパリ。パリの中心街を歩いていると、「この日本人観光客大丈夫かな?」、「スリ集団に狙われないかな?」と心配になってしまう人をよく目にします。実際に、日本人観光客がスリにあったという話はしょっちゅう耳にしますし、旅行者に限らずパリに住んでいる日本人も注意が必要です。スリの集団はその道のプロです。日本人が現金を持ち歩いているということを知っています。そこで今回はそんなスリ集団のターゲットになりやすい行動パターンを7つ紹介します。

 

地下鉄のなか、あるいはホームでキョロキョロする

パリでスリが一番発生するのが地下鉄パリでスリが一番多く発生するのが地下鉄のホームです。特に、注意力が散漫しやすい「乗車の直前&直後」と「下車の直前&直後」には注意してください。ホームに入る電車に気がとられている隙にバックのなかを開けられて、あっという間に財布が抜き取られてしまった…この手の話はパリに住んでいるとよく耳にします。満員電車にかけこんだ直後に、手すりを探すふりをして他の人のバックをあさるスリもいます。スリ集団に隙を見せないことが、スリ被害防止の第一歩です。

開き口が広く、生地が薄いバックを持ち歩く中身がとられやすいバックはスリの餌食

開き口の広いバックを持ち歩くというのは、スリ集団を誘っているようなもの。どこからでも手が突っこめそうな開き口の広いバックは持たないようにしましょう。開けにくく、ほしいものがすぐには取り出せないようなある意味“不便なバック”の方がスリの被害にはあいにくいです。また、取り出したいものがすぐに出せない作りのバックでも、開け口やチャックなどが閉まっているか常にチェックしましょう。さらに生地の薄いバックの場合、刃物でバックの底を切られてなかのものを盗まれることがあるので、簡単には切れないような分厚い生地でできた頑丈なバックを持つようにしましょう。

もの細いショルダーバックなども、ひもをはさみで切られてひったくられてしまう可能性があるので避けておいた方が無難です。

明らかに“観光客”の出で立ち

お金持ちそうにみえるスリが観光客を狙う理由は、「観光客は警察に被害を出さない」からです。同じ日本人でも“パリに住んでいる人”だと判断されれば、スリにあう可能性は低くなります。つまり、“パリ在住日本人”に紛れ込んでしまった方が狙われにくいのです。特に女性は注意が必要です。ブランドもののバックを持ち歩いたり、フランスではタブーなミニスカート&ハイヒールのファッションは極力避けるようにしましょう。日傘もささない方が無難です。これがモードの国フランスで、案外おしゃれな人がいない理由なのかもしれません。

両手がふさがっている

両手がふさがるとスリにあいやすい両手がふさがっていると、実際にスリにあった時に反応が遅れてしまいます。しかも、両手にたくさんの荷物をもっていると注意力散漫になりやすく、ターゲットにされやすくなってしまいます。買い物に行った時などは、なるべく1つの袋にまとめるよう工夫しましょう。また、両手がふさがっていない場合でも、スーツケースを持ち歩く時には注意が必要です。スーツケースを持ち歩くというのは、自分が旅行者であると言って歩いているようなものです。パリ市内に慣れていない場合は、空港とホテル間の移動で地下鉄を利用するのは避けた方がいいでしょう。

リュックサックやショルダーバックを後ろにしている

背後に注意!スリ防止策ウエストポーチでも盗られてしまうので、自分の背後に貴重品があるというのはもってのほかです。左の写真みたいなことになってしまうので、絶対にリュックサックは持ち歩かないようにしましょう。また、ショルダーバックの場合でも、必ず荷物は自分の前にしておくことが大切です。注意が必要な地下鉄のホームや乗り降りの際には、バックを両手で抱えておきましょう。

街中で話しかけられて、丁寧に応えてあげる

日本人は本当に礼儀が正しくて、道端で誰かに話しかけられた時も丁寧に返してあげる人が多いですが、海外の場合は注意が必要です。スリ集団の一人があなたに話しかけ、気がとられている隙に財布が盗られるというケースが多発しています。お店やホテルの人と話すときでも、自分の貴重品がどのような状態にあるのか常に把握するように心がけましょう。

最新の携帯電話やタブレットPCなどを使いながら街を歩く

スマートフォンを持ち歩くのは危険?日本では考えられないですが、街中で携帯電話やタブレットPCを扱うのは極力避けた方が無難です。特に、スリが発生しやすい地下鉄では触らないようにしましょう。電話で話している最中にひったくられるという被害をよく耳にします。高価なものは見せびらかない。これ、鉄則です。

 

※どんなに注意しても、やはり運悪く盗られてしまうことはあります。そういった時のために、事前に手持ちのクレジットカードをストップする方法を調べておいたり、防犯ブザーを用意しておくといいと思います。実際にかばんをゴソゴソされたら、日本語でいいのでとにかく大きな声を出しましょう。大きな声を出したおかげでスリ被害を回避できたという話もよくあります。

せっかくの海外旅行です。ウキウキ気分に水をさすようで恐縮ですが、防犯が海外旅行を満喫するために一番大切なことです。用心しすぎて損することはありませんから。

写真:Kat N.L.M

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