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やっぱり似ている! ドイツと日本の7つの共通点

「異文化」と聞くと、私たちは違うところばかりに目を向けがちですが、どんなに違うと感じる国でも探してみれば共通点がいくつかあるものです。そこで今回は「全く違うようで実は似ている国 フランス&日本10の共通点」、「こんなに似ている!日本とイギリスの8つの共通点」に続く、第3弾として、日本と似ているとよく言われるドイツに注目してみました。ドイツといえば、第二次世界大戦の同盟国であった国。そんなドイツと日本の共通点はどういうところでしょうか。

 

面積がほぼ同じ

大陸国と島国という点では異なりますが、ドイツと日本の面積はほぼ同じです。日本の面積は377,914平方キロメートルで世界第60位。対するドイツは357,021平方キロメートルで世界第61位です。

第二次世界大戦の敗戦国

日本とドイツは、これまで非常に似かよった歴史をたどってきています。両国ともファシズムや軍国主義といった非民主主義的な政治体制に走ってしまいました。その上に、無謀な戦争をして負けるという失敗を犯してしまったという点も共通しています。敗戦後にゼロから再出発をし、経済的にのし上がってきたという歴史も同じです。このように、日本とドイツは非常によく似た経過をたどってきているのです。

世界に誇る経済力

[世] 名目GDP(USドル)の推移(1980~2011年)の比較(ドイツ、日本、中国、アメリカ、フランス、イギリス)
第二次世界大戦の敗戦国であるにも関わらず、両国とも世界に大きな影響を与える経済大国です。2010年現在の名目GDPランキングでは、日本が5,4580億ドルで世界第3位、ドイツが3,286億ドルで世界第4位となっています。

真面目な国民性

ドイツ人は、ヨーロッパのなかでは比較的、日本人の気質に近いように思えます。海外において、日本人は自己主張が無いと言われがちですが、ドイツ人も似たようなものだといいます。これは、個よりも公、無秩序よりも秩序を大切にするドイツ国民だから当然といえます。日本人が重んじる真面目さ、几帳面さ、勤勉さは、昔からドイツ人の美徳とされてきたものです。電車の時刻にしても、ドイツはほかのヨーロッパ諸国に比べて比較的正確だといわれているそうです。

「すみません」をよく使う

欧米人は謝罪をしないと思われがちですが、ドイツ人は日本人と同じく頻繁に謝ると言われています。ドイツ語には「Entschuldigen」という謝罪表現がありますが、ドイツ人は日本語の「すみません」と同じようにこの言葉を多用します。道を聞くときや道を譲ってもらう時も、歩行中に人とあたったときなど、英語では「Excuse me」というところをドイツ語は日本語と同じく、「すみません」を使います。日本語とドイツ語の「すみません」は共通したシチュエーションに使われるそうです。

世界トップクラスの自動車産業

やっぱり似ている!ドイツと日本の7つの共通点

ポルシェやフォルクスワーゲン、BMWなど自動車産業は、ドイツの基幹産業です。2006年、ドイツの年間自動車生産台数は582万台で、日本(1,148万台)、アメリカ合衆国(1,126万台)、中国(719万台)、に次ぐ世界第4位でした。生産台数では日本と差がありますが、ドイツ車のブランド力は世界に誇るものがあります。もちろん生産台数第1位の日本も、自動車産業は世界各地に拠点を有する日本のトヨタや日産、ホンダなど信頼性の高い車種・燃費のよい車種でも日本車がリードしています。国家経済における自動車産業の重要性は日本とドイツで類似しているといえます。

科学技術への貢献度

科学におけるドイツの業績は非常に大きく、研究開発活動はドイツ経済にとって不可欠な分野となっています。1901年に第1回ノーベル物理学賞を受賞したヴィルヘルム・レントゲンを初めとし、これまで多くの科学者がドイツから生まれ、世界の発展に貢献してきました。現在のドイツは環境技術の開発に最も力を入れている国であり、環境技術を専門とする企業の総売上高は再生エネルギー分野で164億ユーロ、廃棄物処理分野は500億ユーロにのぼります。日本も、世界的にも多くの分野で高水準のテクノロジーを有する国として知られています。国際特許の出願数は、アメリカ合衆国に次ぐ世界第2位、特許収入もアメリカに次ぐ世界第2位の黒字国です。日本もドイツもこれからの科学技術の発展に欠かせない国であることがわかります。

↓ …とはいうものの、ドイツでの日本に関する知識はこの程度のようです。

 

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