最近は日本も「パンケーキ」ブーム。しかし、英語での”Pan cake”はフライパンなどで焼いたケーキという意味で、日本人が想像していない料理もパンケーキに入ってしまうんです。
そこで今回は、英語サイトbuzzfeedで紹介されていた「世界のおいしいパンケーキ」を24種類ご紹介します。え?これもパンケーキなの?と驚くものも入っていますが、世界のパンケーキはどれもおいしそうです。
バターミルクパンケーキ(アメリカ、カナダ)
まずは、日本でもよく知られているアメリカとカナダのパンケーキ。バターやメープルシロップをかけて食べる。分厚くてふわふわな食感が特徴。
カイザーシュマルン(オーストリア)
オーストリアドイツ語でカイザーは「皇帝」でシュマルンは「寄せ集め」等の意味。最も有名なオーストリアのデザートのひとつであり、、軽い、キャラメルをかけたパンケーキである。白身から黄身を取りわけ、つのが立つまで混ぜてから、穀粉、砂糖をまぜた黄身、ナッツ、サクランボ、スモモ、リンゴジャムや小さく切ったリンゴ、キャラメルをまぶした干しぶどう、アーモンドなどを加えるのが特徴。
パイクレッツ(オーストラリア)
オーストラリアのパンケーキはサイズが小さめ。おやつとして人気があり、アフタヌーンティーで食されることが多い。
ツォンユーピン(中国)
ツォンユーピン(葱油餅)は、小麦粉で作った生地に油を塗り、ネギの細片を具として巻き込んで焼いた中華料理。屋台の商品として売られていることが多い。これもパンケーキの一種だが、葱油餅はピザの起源であるという俗説があるそうだ。
ブリヌイ(東ヨーロッパ)
ブリヌイとはとは、直径13cmから18cm位のパンケーキに類似するロシアの料理の1つである。バターをたっぷりと塗ってからサワークリーム、キャビア、ザワークラウト、魚の燻製などをのせて前菜としたり、ジャムなどをのせて茶菓やデザートとして食べる。
レモンシュガーパンケーキ(イングランド)
鎌倉で人気のレモンシュガークレープだが、イギリス人がよく食べるパンケーキだそう。甘いのに、さっぱりしていてシンプルでおいしい。起源はフランスという説もある。
パンヌクック(フィンランド)
フィンランドのパンヌカックは正方形のフライパンで作るところがポイント。食べやすい大きさにカットして、砂糖やクリーム、果物と一緒に食べる。
クレープ(フランス)
すっかりおなじみフランスのクレープも英語の意味ではパンケーキになる。 フランス人は夕食に家族でクレープを食べることもある。クレープはフランスの家庭料理のひとつだ。
ティガニット(ギリシャ)
ギリシャの薄いパンケーキははちみつやシナモン、ヨーグルトなどをかけて食べる。
パラチンタ(ハンガリー)
パラチンタとは薄く焼いたクレープ状のパンケーキでジャムなどを包んだもの。 ハンガリーでは肉を包んで主菜とすることもある。
ポヌカッカ(アイスランド)
アイスランドのパンケーキは少し薄いがクレープほどではなく、クリームを添えて食べるのが一般的。
ウタパム(インド)
インドのウタパムはお好み焼きにそっくり。中に具を巻き込んで少し厚めに焼くことで、香ばしい独特のよいかおりがお口の中に広がる。カレーをつけて食べてもよし、手でちぎりながら食べてもよし。南インドのお母さんの家庭の味。
お好み焼き(日本)
そして日本のお好み焼き。外国人にも人気があるので、割と万人受けする味なのかもしれない。
チヂミ(韓国)
韓国のチヂミは辛いものが苦手な人には少し厳しいかもしれない。外はサクサク、中はもっちりの食感が病みつきになってしまう韓国のおいしいパンケーキだ。
アパムバリク(マレーシア)
アパムバリクとは「折りたたんだパンケーキ」という意味。米粉で作られた生地に甘いピーナッツが中に入れてある。マレーシアの屋台などでよく売られている。
ホットケーキ(メキシコ)
メキシコのパンケーキは分厚くてやわらかい。アメリカのパンケーキと似ているが、シナモンパウダーが入っている点が特徴。
ダッチベイビー(オランダ)
スフレとパンケーキの中間のようなダッチベイビーはアメリカでも人気の高いパンケーキ。粉砂糖とフルーツがトッピングされていることが多い。
オラディー(ロシア)
オラディーとはロシアの小さなパンケーキ。ヨーグルトやバターミルクが生地の中に入っている。たこ焼き器のような専用の穴の開いたフライパンを使って作る人も多い。
スコッチパンケーキ(スコットランド)
砂糖と卵、薄力粉にミルクというとてもシンプルな材料でできるスコットランドのパンケーキは通常よりも分厚くて小さい。
アンジェロ(ソマリア)
ソマリアでお茶と一緒に朝ごはんとして食べられているアンジェロ。トウモロコシの粉や数種の穀物からできている。砂糖やごま油などをかけて食べるソマリアの伝統料理。
パンヌコーケン(南アフリカ共和国)
パンヌコーケンは足のサイズぐらいにとても大きく、アメリカのパンケーキに比べて薄い。特に南アフリカのパンヌコーケンはシナモンシュガーやレモン汁と一緒にいただくことが多い。出来立てだと生地の上で砂糖が溶け、パリパリの食感でおいしい。
ポテトパンケーキ(スウェーデン)
すりおろしたジャガイモの生地を、フライパンや鉄板で焼いた料理。ポテトパンケーキは、北欧・東欧で広く食べられている。
ナレシーキ(ポーランド)
ポーランドのナレスニキはクリームチーズを中に入れて、フルーツソースをかけて食べる。
ケチャッパス(ベネズエラ、コロンビア)
コーンからできるケチャパスは分厚く、チーズや豚ひき肉などと一緒に食べられることもある。