『夫婦』というワードをGoogleで検索すると、「夫婦円満の秘訣」や「夫婦生活のあり方」などの言葉がでてきます。付き合っていたころは一緒にいられるだけで嬉しかったのに、夫婦生活が長くなるとつい夫や妻の存在のありがたみを忘れがちになってしまいますよね。
ちなみに筆者は今年で結婚5年目。5年という節目を迎え、今一度結婚生活を見つめなおしてみようと思い、手に取った本がこれです。
これはなかなか為になることが書かれていました。
そこで今回は、夫婦関係カウンセラーの吉岡愛和さん著の『なぜか夫婦がうまくいく3つの習慣』から私が読み解いた、円満な夫婦とダメになってしまう夫婦との違いを紹介します。
夫、妻と離婚したくなる理由ベスト10
愛し合っていたカップルがなぜ離婚してしまうのか。この本では著者が行ったカウンセリングを元に、夫&妻と離婚まで考えてしまう本当の理由が紹介されています。
<妻の理由>ベスト10
- 会話がない
- 夫が不倫している
- 夫婦喧嘩が絶えない
- 夜の生活がない
- 夫がギャンブルにのめり込んでいる
- 父親としての責任感がない
- 私はただの家政婦?
- 考え方や価値観があまりにも違いすぎる
- 夫からの暴力や脅迫
- 夫に気持ちが通じない
<夫の理由>ベスト10
- 性格の不一致
- 家の中に安らぎがない
- 妻がすぐに切れる
- 妻の暴言、暴力
- 離れた方が子どものために良いから
- 夜の生活がないし、その気にもならない
- 妻が実家にいつまでも依存している
- 妻に愛情を感じない
- 妻とは会話が成立しない
- 我慢してまで2人でいる意味を感じない
あくまで著者がカウンセリングで聞いた”離婚したい理由”なので、カウンセリングに行く夫婦に限定される内容ですが、大体のところはこんな感じなのかなぁと思いました。これらのうまくいかない理由を3つにまとめると、こういうことになります。
なぜか夫婦がうまくいく3つのコツ
<妻側の不満>
- 夫としての思いやり、優しさを感じられない→大切にされたい
- 夫と会話がうまくできない→自分を受け止めてほしい
- 夜の生活がない→女性として愛されたい
<夫側の不満>
- 妻としての思いやり、優しさを感じられない→大切にされたい
- 家の中に安らぎや居場所がない→夫を立ててほしい
- 妻に女性としての魅力を感じない→異性としての魅力的であってほしい
本書では、夫婦がうまくいくためにはこれら3つの不満と反対のことをすればいいと言っています。結局のところ、うまくいく夫婦とダメになる夫婦との違いは、自分ではなく”相手”の気持ちを大切にしてきたかどうかによって決まるのではないかと思います。人間関係が深くなると、狎れ合いの関係が始まります。「夫婦だからこれぐらいいいか!」と思って甘えることができるのも、夫婦の醍醐味です。しかし、こんな自分も許してほしいという押しつけでは相手の気持ちをないがしろにしていることになります。
結局のところ、離婚するカップルの離婚の理由は様々ですが、夫婦のどちらか(もしくは両方)が自分の気持ちを優先させすぎて相手のことを考えなくなった結果、離婚に至っているのではないでしょうか。
相手を思う気持ちを自分のなかで大切に育てること。
これを常に心がけて生活することが、夫婦円満の一番の秘訣なのかなとこの本を読んで思いました。
最後に
この本では最後の章に悩める夫婦のための言葉セラピーが載せてありますが、それらのなかから個人的にグッと来たものを1つご紹介します。あなたはパートナーのことを大切にできていると思いますか?
似たもの夫婦
仲のいい夫婦は不思議と 雰囲気が似ている
そんな二人からはふわっとした 温かい空気が流れている
それは一夜にして出来上がるものではない
二人には 許し合いながら 労わり合いながら 話し合いながら
日々を重ねてきた歴史がある