「主人の海外赴任が決まりました。」
あなたの周りの人で海外赴任が決まった人はいませんか?「海外生活できるなんて羨ましい!」という反応をされることも多い海外生活者ですが、実際は甘いものではなく、海外赴任が決まったその日から困難やチャレンジに立ち向かう日々の始まりだったりします。
海外赴任がカップル・夫婦に与える影響も大きく、日本では仲が良かった夫婦でも海外での生活が始まってギクシャクし始め、遂には離婚してしまったという話をよく聞きます。筆者もパリで生活していますが、パリの駐在員カップルも例外ではなく、『駐在離婚』は珍しいことではないようです。
そこで今回は、仲が良かったはずの夫婦がなぜ海外生活を始めると離婚にまで至ってしまうのか?、その原因を探るべく調べた結果わかった「駐在員カップルが海外でぶつかる問題点」を6つ紹介します。これから海外での生活を控えているご夫婦は必見です。
1. 生きがいを見つけられない日々
海外赴任が決まった夫婦と言うのは、夫の仕事で妻が付いていくというケースが一般的です。夫の方は海外赴任経験を積むために仕事に意欲を注ぐことができますが、付いていく方の妻には現地でこれといって”するべきこと”や”目的”がありません。日本で仕事をして、毎日忙しく走り回っていたようなアクティブな女性には海外生活での「することがない日々」というのがとても辛く、悲しいもののように思えてしまいます。
海外赴任がスタートしたばかりのころは、見るものすべてが新鮮で毎日がワクワクの連続ですが、これは長続きせず、その興奮はいつかおさまってしまいます。海外生活の興奮がなくなったころから、だんだん海外にいること自体に憤りを感じてしまい、「私の人生はこんなはずじゃなかった!」と思いつめてしまう人も少なくありません。
2. 海外生活のストレスのケア不足
ネガティブな出来事ではない引っ越しや旅行などでも、人間は知らず知らずのうちにストレスをためてしまいます。それだけ、環境の変化が与えるストレスというのは大きいものです。行き先が海外ともなると、慣れない環境でのカルチャーショックや言葉が通じないなど、最初の頃は海外生活というのはストレスそのものです。
しかし、ストレスの感じ方は人それぞれ。同じ経験をしてもストレスを感じないストレスに強い人はパートナーが苦しんでいることに気が付かない場合が多いです。海外生活というのは夫婦関係に大きなプレッシャーを与える試練であり、夫婦が互いに助け合わなくてはうまくやっていけなくなることも多いです。パートナーがストレスで苦しんでいるときにそばにいてあげたり、相手の気持ちに気づいてあげられないことが続き、気が付いたときには夫婦関係に深い溝ができてしまっていたという夫婦もいます。
3. 全く新しい土地での孤独
海外生活をしている人は多かれ少なかれ”孤独”を経験しています。筆者もフランスに来て間もない頃は日本人の友達がいなくて、寂しい思いをしました。現地での人間関係を構築していくには時間がかかるので、最初の頃は一人ぼっちの孤独を感じ、ホームシックになってしまう人も多いです。こんなとき、孤独を感じているパートナーを見て「こんなに寂しい思いをさせるってことは、自分は物足りない存在なのか?」と責めてしまうことから、夫婦喧嘩が絶えなくなってしまうケースもあります。
4. 海外でも”夫婦仲は変わらない”という現実
「海外に行けば私たちの夫婦仲も改善できるかも?」と思って、新しいスタートを切る決断をするカップルもいます。しかし、海外に来て環境を変えたところで、それまで夫婦が抱えていた問題が魔法のようになくなるわけではありません。むしろ、海外で生活を始めたことで問題がさらに増えるということもあります。海外赴任が決まったら、まずは夫婦で抱えている問題をキレイに解決し、夫婦間のズレを解消してから新しいスタートを切ることをおすすめします。
5. お金の問題
海外の駐在員のための情報サイトExpat Info Deskによると、「母国では予測していなかったお金の問題を抱えている」と答える駐在員カップルが多いそうです。カップルの片方が現地で仕事を見つけられなかったり、会社の引っ越し手当や住宅手当が十分ではない場合もあるそうです。お金の問題が引き金となって、夫婦間に亀裂が入ってしまうカップルもいるそうです。
6. 忙しさによるすれ違い
駐在員カップルは一緒に過ごす時間の少なさから、気持ちがすれ違ってしまうと言います。現地で時間を持て余した妻が頻繁に日本に帰ることで夫とすれ違ってしまったり、夫の仕事が激務で出張が多い場合などがこれに当てはまります。夫婦喧嘩が発展して、そのまま日本に帰ってしまうというパターンも少なくありません。
筆者の知り合いでも、奥さんが日本に帰っている時にFacebookで知り合った男性とデートしたことが旦那さんにバレて離婚に至ったというケースがあります。いずれにせよ、夫婦が一緒にいる時間が少なくなればなるほど、心がすれ違ってしまうのは当たり前のこと。海外生活者の場合は一度帰国したら長くいるという人が多いので、すれ違う時間が長くなってしまうのは否めません。
まとめ
ここでは、海外生活を控えた夫婦が海外赴任を安易に捉えないように、あえて「海外生活」を夫婦関係にとってはネガティブなものとして書きました。実際は、海外生活はすべてがマイナスではなく、海外赴任というチャレンジに2人で立ち向かうことによって、夫婦の絆が深まるというプラス面もあります。海外でぶつかることになるこれらの問題を夫婦でどのように解決していくか、試練を与えられていると前向きにとらえることができれば、日本にいたときよりもっともっと仲のいい夫婦になれると思います。(事実、周りが感心するくらいとっても仲が良い駐在ご夫婦もたくさんいらっしゃいます。)
これを読んだ海外駐在の夫婦やその周りの人が互いを思い合い、助け合うことができたらいいなと願っております。
夫が、欧米的な感覚を持ち合わせた性格なら、海外生活は楽しいものとなると思いますが、うちの場合は、異なり、何しろ元々仕事をする(会社内は通訳付き)以外のことに興味がない、”よく言えば”一所懸命?なオタク猛烈社員。なので、海外生活で夫婦関係は完全に崩壊しました。
私は、海外生活では、車の運転、パソコン、英語は必須だと思いますが、その全部が夫はダメ。仕事上の文献の英語を読んで理解できることと、生活英語のギャップがありすぎで、全て私の担当でした。それ事態構わないというか仕方ないのですが、全く頼りにできない人だと落胆しました。夫への嫌悪感が募り、精神的に頼れない、、。何者かによって嫌がらせもありましたが、夫に訴えても、仕方なく面倒くさそうに、しぶしぶという感じで、心から、双方にいたわり合えない夫婦であると実感しました。
しかしながら、帰国したら、あたかも、夫が向こうで英語を仕切っていたかのように、仕事で外国人の案内を任されていたりしていることに対し、情報交錯と、組織というものの力を感じています。もちろん、組織は夫よりなのです。私が必死で行ってきたことを、帳消しにして、何もできなかった夫をできるように見せかけられている、車の運転ができない夫に、自動運転者まで支給してあげようという感じですから、よほど好かれているんですね、彼は。なんという過保護。反面、私と子供には組織的と思われる嫌がらせが行われています。夫の仕事の邪魔だと感じているのでしょう。組織が私に要望することは、私が夫の仕事がよりよくできるように、夫をサポートすること。それと異なることを私がやるからです。組織の要望は、歌舞伎役者の妻たる男尊女卑。そんなこと言ってないと言うかもしれませんね、それでも、実感として解かります。いつか証明しますね。
こちらは、子供が病弱ということもあって、家事育児に専念せざるのえない状況で、家庭に閉じ込められ、完全なうつ状態。夫は仕事以外の交際も嫌いで、夫婦同士で食事なんて、新婚の時だけでした。しかも、あちらからのお誘いで。夫は読書が趣味で部屋に閉じこもり、ゴミ捨てやクリーニング出しなどは進んでやってくれますが、社交嫌いのオタク。自分からは全く話もしません。家族のレジャーも全て私が計画し、実行してきました。ただ、それに乗っかってくるだけの夫です。携帯電話やIT機器を扱う若者が、実際にコミュニケーションしないことを揶揄する声が盛んですが、読書もそういった面で同じですよ。私も本は読みますが、一家全員別々の部屋にこもって、夫婦は黙って本読み、子供も黙ってIT端末。そんな一切のコミュニケーションを望まない夫を家長とする我が家の殺伐とした日常生活で、元々は料理好きの明るい性格の私も、一切夫には料理を作ってあげたくなりました。何を作っても褒めることもなく、空腹がおさまればそれでいいような人には誰が作ってあげますか、という気持ちになるのは当然ですよ。
しかし、離婚も難しいんですよ、子供もいますし、それこそ社会的な体裁もね。こんな風に書くと、気持ちの持ちようだとか、縁を大切にだとか、何とか丸く収まるように、外圧がかかるんですよ。では、どうしたいのか、って気持ち的には、離婚したいですよ、楽しくないですもん、こんな結婚生活。しかしながら、諸事情があるわけで、すぐおいそれとはいかないんですよ。ダラダラと続けて、鬱ながらもなるべく楽しいこと考えて生活してます。いずれにしても、仲のいい夫婦には海外生活なんてこれとなく楽しいものになるでしょうね。これでも、なんとか子供たちの楽しみ事もできたのは、私の実力だと自負します。海外生活は私を非常に逞しくした4年間だったといえるでしょう。組織は恐らく夫を逞しくするために海外へ送りだしたのでしょうけれど、立場が逆転して、地団駄を踏んで悔しがっている、だから、嫌がらせするんでしょうね。そのうち突き止めたいけど、人の運命をも操ろうとする組織というものでしょうね。海外赴任させる組織側の目論見が外れた時は、何らかの仕打ちを、これまた組織的に行うみたいですよ。証拠が出せないうちは妄想、って言われますけどね。
海外でパソコンが会社から支給された場合は、設定確認しないと、情報が組織に筒抜けなんてこともあり得ますので、注意。詳しい人は絶対必要よ。もちろん、日本語表記はなく、現地語か英語表記だからね、現地のパソコンは。
このようなネガティブなコメントも参考にね。
現在の我が家の状況そっくりです。仕事では同じ駐在員とほとんど日本語で仕事している主人で、英語はほとんどできません。そのため、日常生活のほとんどを知らず、レストランに行ってもチップをどのくらいあげたら良いかすら私にいちいち聞いてきます。外食をするのも、レストランを決めるのも、旅行を計画するのもすべて私で、行っても結局主人の通訳兼秘書みたいなことをしなくてはいけない。
精神的に頼れなくなりますよ。
周囲の地元民は旦那さんも5時には帰ってきて、おまけに金曜は休みな人がおおく、子育ても夫婦でしている人が多い中、私だけいつも子供と二人。駐在員の奥さんとの付き合いはいろいろ面倒で遠慮しているため、孤独感が募る一方です。
みんな言わないだけで色々あるよね.
大丈夫みんな気がついてるから.
海外駐在の離婚はそんなに多くもない.
ただパリとかは元々離婚が多い国だから、
影響受けてるだけで、離婚する夫婦は日本に居ても
離婚したんだよね.
まともに生きていれば大丈夫でしょ.
どちらかが裏切ったりしたのでしょう.
だから離婚するのです.