ホームニュース首相官邸前の「NO WAR」抗議デモを世界の人はどう見るのか?

首相官邸前の「NO WAR」抗議デモを世界の人はどう見るのか?

後藤さんの殺害を受け、2月1日、首相官邸前に200人ほどの人々が集まりました。参加者は自作のプラカード等を掲げ、安倍政権の対応などに強く抗議しています。「武力いらない」、「敵をつくらない外交こそが日本人を守る」などのメッセージが書かれたプラカードを掲げる「サイレントデモ(静かな抗議)」でした。

安倍総理の外交政策を厳しく批判した今回の抗議でしたが、去年の集団的自衛権の行使容認に引き続き、世界の脅威にどう立ち向かっていくのか、今後日本がとるべき外交の仕方に様々な意見が出されています。

このような日本の情勢を海外の人たちはどう見るのでしょうか。そこで今回は、日本好き外国人の集まるJAPAN TODAYに寄せられた意見をご紹介します。あなたはこれまでの日本の外交政策をどう思いますか。

 

● 準備万端は孤立主義に勝る

私も戦争は嫌いです。しかし、「武力はいらない」というプラカードには違和感を感じます。日本はいつまでも世界で孤立しているわけにはいかないでしょう。世界は変化しています。ロシアと中国の領土問題も解決しておらず、イスラム過激派テロ組織は世界のトレンドとなりつつある。日本も強い軍隊を持つべきです。日本も最悪の事態を想定して準備をしておくべき。(不思議の森の妖精たちさん)

 

● ヒーロー扱いに疑問

後藤さんの件を客観的に見てみよう。後藤さんはトラブルを探しに行って、トラブルに遭った。彼は軍とは関与していなかった。彼はトラブルを探しに行った他の日本人をサポートしていた。身代金を払ったり、頭のおかしい自爆テロ犯を逃がしたりしたら、もっと多くの犠牲者を出すことになっていたと思う。今回の日本人の死をコラテラルダメージだと言う人がいるが、悪い場所に悪いタイミングでいたってことだ。後藤さんたちが多くの人の命を助けたと言えなくもないが、ヒーロー扱いされるのは間違っている。そもそもそんな危険な場所に言ったこと自体が愚かなことだ。(幻滅を感じたさん)

 首相官邸前の「NO WAR」抗議デモを世界の人はどう見るのか?

● 日本が平和なのはアメリカのおかげ

確かに安倍政権は無能っぷりを発揮してくれたように思う。このような取引でどういう行動をとるべきか、少しはわかっていただろうに。

日本の住人の一人として言いたいのは、日本に住む人のほとんどはどのようにして、なぜ日本が今こんなに平和な国でいられるかわかっていない。アメリカ軍隊のプロテクションがあるから、日本は非常に平和なのだ。日本がバブルの中にあり、周りの国の状況がわからない状態ならアメリカの軍隊で充分だが。平和な世界があればいいとは思うが、そんな風にはなっていないんだよ、世の中は。(エルカロさん)

 

● 憲法9条は素晴らしい?

「平和がほしい!」それはその通り。誰も戦争なんてしたくないし、殺したくもないし、殺されたくもない。みんなこれは周知のことで、このメッセージをわざわざ世界で一番治安の良い日本でデモする意味が分からない。戦地でするならまだ理解できるが。

憲法9条を守りたいと言っている連中は、日本から出ることもなく、他の国に憲法9条の素晴らしさを説くこともしない。そんなに9条がいいと思うのなら、他の国に行って、その良さを伝えていくべきだ。(ニューヨークトゥデイさん)

 

● 殺人であって、テロリズムではない

なぜみんな”テロリズム”を話題にしているのかわからない。あんな危険な場所には私は行かないから、日本から何万キロも離れた場所で起こった殺人に恐怖することはない。これは殺人であって、テロリズムではない。今年中に、日本に住む日本人がテロリスト攻撃で亡くなる可能性なんてゼロに等しいわけだし。不安になる必要はないのに、何で安倍政権もメディアもこんなに騒ぐのかわけがわからない。安倍政権は今回の後藤さんの死を政治的に有効活用する気でいると思う。(スクロウトさん)

 

● 日本が武力を持っても、米軍は日本を手放さない

日本には武力が必要!だけど、アメリカがコンスタントに関与している戦争のための軍隊ではない。それに、もし日本で軍隊がつくられるようになったら、本当に米軍は日本の基地から撤退するのかも興味深い。日本が武力をもって、アメリカ軍からのプロテクションが必要なくなれば、アメリカ軍は沖縄からいなくなるのだろうか?それは残念ながらあり得ないと思う。”日本を守るため”だのきれいごとを言っておいて、本当は自分たちの国益のために日本の土地を占領しときたいというのがアメリカの本音だと思う。(シニエストロさん)

 

【まとめ】

外国人の意見としては、「日本も武力をもつべき」という意見が圧倒的に多かった。イスラム過激派などの”テロリズム”に対する恐怖心が世界的に広がっているのが原因の一つである。しかし、反対に政治家やメディアが何でも”テロリズム”にし、恐怖心をあおっているという指摘もあった。確かに、国民の恐怖心を煽るというのは、政策や民意を思いのままに操作できる手っ取り早くてわかりやすい方法だ。だからこそ、国民一人一人が今回の人身取引を冷静に見つめる必要がある。

テロリズムとは何なのか?国防とは何なのか?

憲法制定から70年。今後の日本が世界でどう動くべきか、考え直す時が来たように思う。

 参照:http://www.japantoday

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