新生活が始まりました。今年は、海外留学や海外赴任などを考えているという人も少なくないのではないでしょうか。しかし、何かと不安な海外暮らし。知り合いがいない、言葉の通じない海外でうまくやっていけるのか、不安に感じている方も多いと思います。
そこで今回は、海外生活7年目の筆者が実際に海外生活を送るなかで、「これはあって良かった、助かった!」というものを4つご紹介します。この4つがあれば、不安で心細い海外生活も劇的に快適になるはずです。
1. 現地情報サイト
海外暮らしが決まったら、まずは情報収集から。現地に住む日本人の書いた情報サイトやブログなどを参考に、情報収集をしましょう。例えばパリへの留学が決まったらOVNI(オブニー)、フランスジュースダイジェスト、ジモモパリなどの掲示板などを利用して、現地の人に質問をするといいです。Mixiの現地コミュニティでも、様々な情報交換がされているので活用してみるべきです。
どうしても知りたい現地の情報があれば、実際にそこに住んでいる人に聞いてみるというのが一番手っ取り早いです。もちろん、聞いた情報を鵜呑みにせず、本当に正しいか確かめる作業もお忘れなく…。このような掲示板では帰国売りや友人募集、賃貸情報、ルームメイト募集、イベント情報なども掲載されているので、うまく活用すれば必ず役に立つはずです。
2. 交通手段
このブログを通して、海外在住者の方から様々な相談メールを頂きます。ホームシックが深刻化している方に多い共通点は、「どこでも好きなところへ行ける交通手段がない」という点です。筆者もフランス生活の1年目はバスも電車も少ない田舎に住んでいましたが、やはり辛かったです。
その人の好みによる部分もありますが、海外生活に慣れるまでは交通の便の良い場所に住む方が得策かと思います。交通の便が悪い場所にいると、出かけるのが億劫になり、その結果家に閉じこもってしまう人が多いようです。交通の不便さから閉塞感が生まれ、孤独を感じやすくなってしまいます。現地にはやく適応するという意味でも、交通手段の良さを優先的に考えてアパートを探すといいでしょう。
3. 趣味
海外生活をする人はぜひ何かひとつ、趣味をもっているといいです。筆者自身、これまでの海外生活を振り返ってみると、随分趣味に支えられてきたように思います。ちなみに筆者の趣味は編み物です。毎日編み物ができる自由な時間を楽しみにしているので、それ以外の時間を頑張れます。編み物に没頭している間に、悩んでいたことがちっぽけなことのように思えることも多々あります。
そして一番の財産は、趣味を通して得た人間関係です。「好きなものが同じ」人との交流はとても面白く、趣味について話していると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。とても平和な人間関係です。海外では日本にいた頃以上に時間ができるという人が多いです。空いた時間に没頭できる趣味があると、海外生活がもっと快適になると思います。
4. 現地の日本人の知り合い
やはり、現地での日本人との関わりも大切にしておくべきです。現地人に対して疑問に思うことを互いに共感できたり、海外生活でわからないことを尋ねてみたりできる友人がいると心が軽くなる気がします。ベタベタと深い関係を築く必要はありませんが、時々、海外で感じていることを”共感できる話し相手”がいると、孤独を感じることが少なくなるかと思います。
特に女性は感じたことや思ったことを話せる相手がいると、ストレス解消になりますよね。同じ日本人という視点で、他愛もない話をする時間というのも案外大切だったりします。たまに会って話せる日本人の相手がいると、海外生活がぐっと楽しいものになると思います。
快適な海外生活を…。