みなさん、最近よく眠れていますか?
日本人は世界で一番睡眠時間が少ないと言われていますが、最近では睡眠時間を長くするよりも、睡眠の質を高めることに注目が集まっています。とはいっても、なかなか睡眠の習慣は変えるのが難しいですよね。
そこで今回はアメリカ版ハフィントンポストより、世界で健康にいいとされている驚くべき睡眠習慣を7つ紹介します。これを実践すれば、あなたの睡眠の質も良くなるかも?
日本:昼寝で仕事効率アップ
日本では仕事での“居眠り”はタブーではなく、むしろ記憶力や疲労回復に効果的で、仕事の効率をアップするために昼寝をすることが勧められていると記事では紹介しています。
日本人は世界で最も睡眠時間が少なく、平均睡眠時間は一晩に6時間22分。近年、日本で昼寝の効果が注目されるようになったのは、日本人の慢性的な睡眠不足からくるものなのかもしれません。昼寝には心臓病のリスクを下げたり、ストレス解消になるなどの効果があります。
イギリス:裸で寝る
イギリス人の3分の1は毎日裸で寝ていると報告されています。裸で寝ることの健康効果は、ふとんのなかでひんやりして体温が上がりすぎないので、睡眠の質が良くなるとされています。また、裸で寝るとストレスに反応して分泌されるホルモン(コルチゾール)を安定的に維持できるので良質な睡眠をとれると言われています。
オーストラリア:集団睡眠
シドニー大学の人類学者Yasmine Musharbashの論文によると、一緒に寝ることはアボリジニーのコミュニティーでは顕著な文化的嗜好であるとされています。アボリジニーの文化では、ベットやマットレスを一列に並べ、外からの攻撃から守れるように子供や年寄りを寝かせたといいます。
寝るときの、守られている感覚や一体感は質のいい睡眠には欠かせない要素とされているので、アボリジニーの集団睡眠も理に適っているのかもしれません。
メキシコ:ハンモック
メキシコ湾とカリブ海との間に突き出ている半島、ユカタン島では植民地時代からハンモック製造は巨大産業です。質のいい睡眠には、ベットで眠るよりもハンモックがいいと信じている人がたくさんいます。しかし、残念ながらハンモックのほうが質のいい睡眠がとれるという科学的根拠はないそうです。
ボツワナ、ザイール:スケジュールなし
ボツワナやザイールの狩猟採集民は、毎日決まった時間に寝るという習慣がないと人類学者のCarol Worthmanは言っています。一日のうちで好きな時に寝るので、昼だったり夕方だったりします。スケジュールに合わせてまとめて寝るということはしません。
健康睡眠専門家によると、質のいい睡眠をとるためには「疲れた時だけ寝る」という方法がいいそうです。会社勤めの現代人にはなかなか難しい睡眠法ですが、気ままに寝たい時だけ寝るという健康法はやってみたいですね。
インドネシア:恐怖の睡眠
バリ島に住むインドネシア人は心霊写真のスライドショーを見て眠るという習慣があると人類学者のCarol Worthmanは言っています。ストレスの多い状況におくことで、ぐったりと深い睡眠に入りやすくなると信じられているからだそうです。
めちゃくちゃな方法に思われますが、タイム誌の報告によると、睡眠は恐怖心を和らげる効果があるとされているので、そう外れた健康法でもないようです。
まとめ
ところ変われば、睡眠の習慣も変わる。睡眠はその国にする人の文化やライフスタイルを反映するものなんですね。いろいろ試してみたけど睡眠が改善したいという方は、これらのちょっと変わった睡眠方法を試してみるといいかもしれません。