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海外生活の長いアメリカ人が久しぶりに帰国して驚いた5つのこと

海外生活が長くなると、母国がどのような国だったかを忘れてしまったり、自分がいない間に色々と変わってしまって、帰国すると”浦島太郎”状態になると言います。筆者も久しぶりに帰国したときは、様々なことに驚きましたが、この逆カルチャーショックは海外生活をする人に共通するようです。

そこで今回は、2008年から海外生活をしているアメリカ人ライター、William Beilsteinさんが書いた「久しぶりに帰国してショックを受けた5つのこと」を紹介します。アメリカ人もアメリカをしばらく離れると、こんなカルチャーショックを経験するようです。

太った人たち

アメリカには肥満が多いと言いますが、ひさしぶりに帰国してみても太った人の多さには驚きだと言います。街中を歩いてみれば、至る所に太った人がいます。近所の人に誘われ、ビュッフェレストランに行ったウィリアムさんはここでの光景にもショックを受けたそうです。太ったアメリカ人が好きなだけ食べ、口の中いっぱいに頬張り、デザートを3つ食べた後に、「なぜこんなに太るのだろう?」という会話をします。そりゃ、体重も増えて当然です。

アメリカ人はどこ?

ウィリアムさんの祖母はドイツ人ですが、アメリカで生まれ育った彼は自分のことを”ドイツ系アメリカ人”ではなく、単純に”アメリカ人”だと思っているといいます。

しかし、最近アメリカに戻ってみると、昔に比べて”アフリカ系アメリカ人”、”メキシコ系アメリカ人”、”プエトリカン”、”ドミニカン”、”コロンビアン”など多くの”○○系”に出会うといいます。たとえ家系のルーツは違っていても、アメリカで生まれ育ったならウィリアムさん同様、”アメリカ人”と呼べばいいのではないかと疑問に思うそうです。

ニュース番組

昔はテレビのニュース番組を見るのが好きだったそうですが、帰国してみたら10分以上見続けることはできなくなったと彼は言います。ニュースの内容を伝えるのはほんの10分程度で、その後は専門家へのインタビューが続くばかり…。「今後何が起こるか」ということばかりを話し合う映像が流れてきますが、これはニュースとは呼べないとウィリアムさんは思います。

日本でも情報番組のワイドショー以外の報道番組で、専門家や評論家、知識人へインタビューするものが増えてきましたね。ニュース番組とワイドショーの違いもあまりよく分からなくなってきたように思います。これはアメリカと同様、より”親しみやすい報道番組”を放送しようというテレビ局側の意図があるのかもしれません。

テレビコマーシャル

テレビを見ていると、7分間隔でCMが入るアメリカ。ウィリアムさんいわく、昔はなかったことで今は多すぎるそうです。これは日本でもよく言われることで、最近はCMが入る間隔がさらに短くなったという視聴者もいます。ウィリアムさんいわく、50分CMなしで放送して、CMを10分にまとめるという国もあるそうで、それに慣れていると7分間隔のCMに耐えられなくなるそうです。

言論の自由

「自由の国アメリカ」というイメージとは反して、最近はますます言論の自由がなくなってきているのではないかと彼は感じているそうです。日本でも昔に比べて、不謹慎な発言を避ける傾向にあると思います。しかし、アメリカとの違いは、アメリカではドナルド・トランプ氏など過激な発言をする権力者がいる一方で、自分の考えを表現しないグループも出てきているという点です。政府の悪口を言ったら牢屋に入れられる中東の国とは違うのだから、もっと自分の意見や考えを公にしていくべきだとウィリアムさんは語っています。

 

以上が、アメリカ人が感じた帰国後にショックを受けたことでした。アメリカに住んだことのある日本人の方はどんなことに驚きましたか?コメント欄で教えてください。

参照:ThoughtCatalog

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