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もっと楽に生きられる!フランス生活が合う日本人の特徴7つ

あなたが日本で生まれ育った生粋の日本人だからと言って、日本が世界で一番住みやすい国だとは限りません。自分に一番合う国は日本ではなく海外だ、という人もなかにいるでしょう。ひょっとすると、あなたに一番合う国は遠いヨーロッパの国、フランスかもしれません。

そこで今回は、「こんな人は日本よりフランスで生活したほうが楽に生きられる」と思う人の特徴を6つ紹介します。これに当てはまる人はフランスで生活を始めても、違和感を感じることなく馴染んでいけるかも…?

いいかげんな人

フランス人は適当です。約束の時間に遅れてくるのがスタンダードで、届くべきものが届かない、言ったことをやってくれない、故障したものがなかなか修理されないなど、不便なことがしょっちゅうあります。その度に、イライラするのではなく、「まぁいいか」、「しょうがない」と軽く流せる人はフランス向きです。

細かいことを気にせず、ルールを破られた場合でも許せる性格の人は、自分自身が“いい加減”な場合が多いです。自分も適当な人間だという自覚があるので、他人の適当さを受け流せます。反対に、何事もきっちりしていて、決められたルールに忠実、他人のミスをなかなか許せない人は、フランス生活ではストレスが溜まることが多いでしょう。

日本は時間に厳しすぎると日頃から感じていたり、何事もちゃんとしている日本人の環境に息苦しさを感じる人は、適当でいいかげんなフランスのほうが向いているかもしれません。

自己主張ができる人

フランス人は議論好き。特に、他人に流されることのない、独自の自己主張ができる人は高く買われます。フランス人は自分の考えを相手に伝えることで、人との距離を縮めようとします。また、相手の意見を聞き、相手を理解しようと努めます。つまり、フランス人にとって自己主張とは円滑なコミュニケーションを進めるための重要なツールなのです。

日本では相手と違う意見を言うと角が立ってしまいますが、フランスではこのような同調圧力はありません。他人の意見にただ同調する人よりも、自分の考えを、自分の言葉で論理的に説明できる人のほうが能力が高いとみなされます。ですので、日本で他人の意見に同調するのが苦手という人は、フランス人とは自由に会話ができるので、精神的に楽になれるでしょう。

ありのままの自分を貫く人

フランス人はファッションの分野でも、流行よりも自分のオリジナリティを貫きます。世間一般で良いとされているものより、自分が良いと思うものに価値があるのです。価値判断は他人でなく、あくまで自分。他人の意見に振り回されたくない、ありのままの自分でいたいという欲求が強い人はフランス向きでしょう。

逆に、他人の意見がどうしても気になってしまう人は、フランスでは不安を感じることが多いかもしれません。他人がどう思うと、自分がいいと思っているのだから良い!と、胸を張ってオリジナリティを追求できる人は、日本よりもフランスのほうが伸び伸びできるでしょう。

押しの強い人

フランスでは“押しの強さ”も必要です。理不尽な目にあったり、クレームを言わなければいけない場面が日本よりも多いので、こういう時には引き下がらない押しの強さが必要になってきます。フランス人は頼まれたことしか基本的にしないので(頼まれたことすらしない時もある)、どこへ行っても与えられた情報で満足するのではなく、自分からあれこれ質問して聞かなくてはなりません。相手の言われたとおりにする素直な人間よりも、少々嫌な顔をされても、自分の主張やリクエストを押し通せる人のほうが、フランスでは世渡り上手です。

日本で「押しが強い」と言われたことのある人、迷惑そうな顔をされてもひるまない人は、日本よりもフランス生活のほうが合っているかもしれません。

フランス料理好きな人

海外で生活するとなると、現実的にはっきりと合う・合わないがでてくるのが食事。いつ何時でも日本食が手放せない人は海外生活はストレスが多いものになってしまうかもしれません。フランスでは特に乳製品を食べることが多く、魚よりも肉が主流なので、乳製品と肉、ワインが大好きという人はフランス生活向きです。また、フランス料理はバターやワインをふんだんに使ったものが多いので、胃腸が弱い人には不向きです。

逆に、フランス料理好きで、フレンチレストラン巡りが好きだという人にとって、フランスはパラダイスでしょう。味のハーモニーをクラシック音楽を鑑賞するように楽しめる人は、フランス生活は楽しいと思います。

人生は楽しむためにあると思う人

フランス人は日本人よりも、「人生は楽しむためにある」という人生観を持っている人が多いです。食事時間が世界で一番長く、有給休暇の取得率が世界で一番高いのも全てこの「人生を楽しみたい」という欲求にルーツがあるように思います。仕事や勉強ばかりの人生ではつまらない、人生には楽しむための時間が必要だと考えている人は、フランス人の人生観がしっくりくるかもしれません。

しかし、注意しなければいけないのは、他人の“人生楽しみたい欲求”も受け入れなければならないということ。バカンス期の8月に、かかりつけ医や薬局が休んでいても文句は言えません。市役所で長蛇の列ができていても、まるまる1時間のお昼休憩をとる役員に文句は言えないのです。

日本人から見ると“怠惰”に思えることも、フランス人にとっては悪気が全くなく、ごく当たり前の権利だと思っています。これをすんなり受け入れられ、自分も人生楽しみたいんだ!と言える人はフランス向きです。

自立した人

これはフランスに限った話ではないですが、海外生活をするなら精神的自立が必要不可欠です。人に頼るばかりでなく、自分でどうにかしようとする人や、一人の時間を楽しめる人は海外生活でもうまくやっていけるでしょう。また、海外では、知り合って仲良くなった日本人が帰国したり、別の国へ引っ越したりで別れを頻繁に経験することになります。人との別れとは辛いものですが、こんな時にも明るくポジティブにいられる人は、海外生活向きでしょう。

フランス社会自体も、人に依存しない自立した人を良しとする傾向があります。気分が落ち込んだり、孤独感を感じた時にでも、自分でどうにか身体と精神の健康を保てるように努力しましょう。

 

まとめ

いかがでしょうか。これらの項目に当てはまる人は、フランス向きです。しかし、実際にこれを書いた筆者も、在仏7年目で伸び伸びとフランス生活を堪能していますが、全てが当てはまるわけではありません。胃腸は弱いし、他人の意見は気にします。フランス人の長ったるい話にはイライラしますし、在仏日本人と別れる度に寂しい気持ちにもなります。

ですが、当てはまらないところがあっても、何とかやってます。フランスに来たばかり(行く予定)で、これらの項目に当てはまらない人でも安心してください。フランスに長く居れば嫌でも慣れてきますし、あなた自身も変わることができるのですから。

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3 コメント

  1. 私は日本人ですが全く日本に合いません。以前ハワイに留学しましたが人々は明るく本当のパラダイスでした。 日本人はうじうじしてはっきり言わずにイラつくことが多いです。してるのかわからないようなメイクや内巻きのかわいい媚びるようなゆるふわヘアーも嫌いです。マゾっ気よりな人はこの謙遜の文化が合うのでしょうけど。
    訳あって今は脱出できませんがフランスに限らず、そのように思ってる1人なので今回のはドンピシャの記事でした。ありがとうございました。

  2. おおいに納得できます。
    私も欧州に住み始めて10年以上経ちますが、1年目ですでに、無理に周りに合わせず自分を貫けるって何て気楽なんだろう!という気持ちがありました。
    乗り気になれないパーティに参加しなくても、あの人感じ悪い…なんて思われない。
    今年の流行を押さえた服を持ってなくても、みんな好き好きな格好でいるから全然大丈夫。
    日本にいると、もう〜歳なんだから〜〜しなきゃ、とか、世間体を気にする場面が多いですが、こちらでは30歳で学生してようと、40歳すぎて独身だろうと、陰でヒソヒソ言われることもない。
    食べ物に関しても、私はこちらの料理が大好きで、何日も続いても割と平気だし、自分で日本食を作るにしても、ちょっと醤油を垂らしただけで満足してしまうので、食に関して深刻なホームシックにかかった事はありません。
    あまりに馴染みすぎてしまい、むしろ、こちらに住む日本人の集まりに行く時のほうが、そういえば日本人はこういう事気にするよな…などと考えるようになってしまいました(特に服装など)。
    もし日本に完全帰国する事になったら、日本のTPOに適応できるか心配ですw

  3. フランスというかある意味先進的な欧米諸国に移住した人なら大体同じようですね。結構強くしたたかに生きていける人の方が現地の社会によく溶け込んでるなーと思います。そうやってはっきり自分を貫いて生きてる人達の話聞くのは本当に好きです!

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