フランスって物価が高いイメージがありますよね?これはパリを旅行した観光客の感想でよく耳にするからでしょう。しかし、実際に生活してみるとそんなに物価が高いと感じることはありません。むしろ、「日本よりも安いのでは?」と思うことも割とよくあります。
確かに外食なんかは日本に比べると値段が高いのですが、パリと東京の生活費を比較してみると、パリのほうが安いような気がします。そこで今回は、フランスで生活していて「これは日本よりも安い!」と思うものを10紹介します。もちろん、その時の為替によって対日本円の価格は変動するので、今回は収入と出費の割合で「日本より安い」と感じるものを挙げました。
※ ここで表示される日本円は、1ユーロ 122円で計算したものです(2016年12月13日現在のレートより)。
洋服

日本にもユニクロ、GU、無印、しまむらなどプチプラのショップは多いですが、フランスの洋服もそんなに高くはありません。特に、日本でDesigual (デシグアル)や、CAROLL (キャロル)、Massimo dutti (マッシモ・デュッティ)、Fossil (フォシル)などの海外ブランドが好きな人は、フランスは天国でしょう。日本販売価格の半分くらいの値段で購入できます。
さらに、7月と1月に年2回行われるセールでは、ほぼすべての商品が20~70%オフになります。かなり安くなるので、元の値段で買うのがばからしくなるほどです。フランスのセールの時期に合わせて旅行に来る外国人観光客も少なくありません。(※ちなみにユニクロ、MUJIは日本のほうが安いです)
ネイル

フランスはジェルネイルの値段がとても安いです。筆者が結婚式の時にしたジェルネイルは、甘皮ケア+クリア+フレンチでたったの35€でした(約4270円)。日本では1万円近くする(もしくはそれ以上)ので、やはりフランスのネイルサロンは価格が手ごろで日本よりも敷居が低いです。ちなみにフランス人の友人は、毎月ネイルサロンに通いジェルネイルをしていますが、1カ月の料金は40€(約4880円)だそうです。安い!
スマホ料金

フランスは携帯通信料金がとても安い国です。イギリスやスペイン、イタリアなどの周辺の国と比べても相対的に低いです。実は、2012年まではフランスの携帯通信はorange、SFR、Bouygues Telecomの3社が独占しており、携帯料金もさほど安いものではありませんでした。
そこに、Free Mobileが新規参入。これまでの携帯料金の半額以下の値段(19,99 €)で同程度のサービスを提供しました。さらに、通話時間1時間とSMS60通で2€という破格の値段のサービスを開始。これにより、他の携帯通信会社3社も価格を下げることを余儀なくされ、現在に至っています。
ちなみに筆者の1カ月の携帯料金は約20€(約2440円)です。これ以上支払ったことはこれまで一度もないですし、サービスで不便だと思うことはありません。
雑誌

フランスはファッション誌がとても安いです。日本では600~700円程度が相場ですが、フランスは1~2€(200円程度)が相場です。日本に比べて写真が少なく、どちらかというと”読み物”の側面が強いフランスのファッション誌は、確かに日本の雑誌に比べて薄っぺらいです。内容も日本とはかなり違います。
しかし、単純に価格を比較した場合、日本とは比べ物にならないくらい安いです。逆に言うと、これくらいの値段じゃないと買う人がいないのかもしれません。フランスの雑誌の値段に慣れてしまうと、たまに日本に帰った時に日本の雑誌があまりにも高くて驚いてしまいます。
果物

肉は日本と同じくらい、魚は日本のほうが安いですが、野菜と果物はフランスのほうが圧倒的に安いです。特に果物はかなり安く、りんごや梨、みかん、ぶどうなどは1キロで3€程度(366円)です。イチゴパックも500gで3€ほど。マンゴーやメロンは1つ2~3€ほどで買えます。
しかも、マルシェ(市場)で売られているフルーツは値段が少し上がりますが、本当にとっても美味しいです。フランスはフルータリアンにはパラダイスだと思います。
乳製品

さすがはチーズの国、フランス。チーズはどの国よりも種類が豊富で、値段も安いのではないでしょうか。
しかし、安いのはチーズだけではなく、ヨーグルトや牛乳、バターなど乳製品全般の値段が日本よりも安いです。ヨーグルトは6個パックで3€、牛乳は6本で5€位です。チーズはメーカーにもよりますが、モッツアレラチーズが1個1€、パルメザンチーズが200gで5€、クリームチーズは150gで2€位です。
そして、フランス人はこの乳製品を本当によく食べる!フランス生活をしていると、カルシウムは十分に補給できると思います。
交通費
フランスは交通費も安いです。上の地図はパリの地下鉄マップですが、薄黄色のゾーン内ならどこまで行っても1.9€(231円)。地下鉄は1回のみの使用ですが、バスや路面電車なら1時間半以内であれば乗り放題です。定期券はプランにもよりますが、1カ月で63,30€(7722円)です。
これは日本に比べると、かなり安いのではないでしょうか。払い戻しができないという不便な面もありますが、交通費が安いというのは嬉しいことです。
ゴミ回収費=ほぼ無料

フランスではゴミ出しにかかる値段はほぼ無料です。日本のようにゴミ袋に税金がかけられておらず、粗大ごみにも粗大ごみシールを貼る必要はありません。ゴミ収集車が回収できないゴミは、自分でdéchetterieというゴミ廃棄場に持っていかなくてはいけませんが、これも無料です。
しかし、年末に住んでいる地区のごみ収集作業員が1軒1軒まわってカレンダーを売りに行きます。これに日頃の感謝の意味を込めて、カレンダーを買う(値段はこちらが自由に決める)というのが慣習になっています。しかし、これも5~10€程度です。
電気代

フランスは電気代が安いです。フランスは原子力発電の割合が多く、火力発電の燃料(化石燃料)を外国から輸入する必要がないので、電気料金は比較的安価で済むのだそうです。(参照:furansu-go.com/)
1kWhあたりの料金を日本と比較してみると、
- フランス 0.156ユーロ EDF社 およそ18円
- 日本 26円 東京電力
となり、フランスのほうが安いです。最近の建物の場合は、セントラルヒーティングで暖房代が家賃に含まれている場合もあり、さらに安く済みます。フランス人は電気代が安くても、キャンドルを使った薄暗い照明を好んだり、こまめに電気を消すなどの節電を心がけている人が多いように思います。
教習所料金

フランスは自動車教習所の料金が安いです。日本の教習所でかかる普通自動車免許取得までに必要な費用の相場(全国平均)はマニュアル免許で303,902円、オートマ限定で287,142円です。(参照:http://96-m.com/)日本では学割やキャンペーン価格でない限り、免許を取得するのには30万円前後必要になります。
筆者は最近フランスの自動車学校に登録に行きましたが、料金は1100€(13万4200円)でした。二分の一以下の料金です。その代わり、自動車学校には練習のスペースはなく、筆記試験対策も全て自主学習ですので、低価格な理由も頷けます。
まとめ
フランスの生活費は思ったよりかからない
フランスでは何よりも外食を控えて、雑貨や日用品などの無駄遣いを抑えれば、出費はかなり抑えられると思います。交通費や電気代、ゴミ収集代、スマホ料金など、毎日の生活に直接かかわってくる費用が日本より安く済むというのは嬉しい限りです。
