ホームハウツーこんな英会話教室には要注意!経営状態が危ない学校の6つのサイン

こんな英会話教室には要注意!経営状態が危ない学校の6つのサイン

私は以前、某大手英会話学校で働いていました。ノルマを達成しろと毎日上司に叱られ、残業は多くて休みは少ないというハードな毎日を過ごしていましたが、残念ながらその会社は倒産してしまいました。

今振り返ってみると、「これは経営状態が怪しいな~」と思わせるサインがいくつかあったように思います。そこで今回は、倒産に追い込まれた怪しい経営をしていた英会話学校で働いていた経験をもとに、評判の良い語学学校と通わない方が良い語学学校の見分け方をご紹介します。この春から英会話教室に通ってみようと考えている方の参考になればと思います。

【前提】

・ これは筆者個人がとある英会話教室で経験した内容を元にしているので、日本全国全ての英会話教室に当てはまるわけではありません。

 

1.社員、講師の入れ替わりが激しい

私が働いていた学校は社員や講師の入れ替わりが非常に激しい職場でした。成績の良い社員は次々と成績の上がらない地域の学校に回されます。半年ごとに別の学校に飛ばされることが多く、それも急に「○○県に行ってください」と言われる学校でした。会社が社員を大切にしておらず、使い捨てにするような社風だったため、離職率が高く、新卒社員の半分以上が3か月以内に辞めるといった具合でした。

社員や講師がしょっちゅう入れ替わってしまうということは、生徒の英語力向上を長期間サポートしてくれる人がいないと言うことです。英会話学校を最初に訪ねた時などに、他の生徒さんに「この学校の社員は入れ替わりが激しいかどうか」をこっそり聞いてみましょう。社員を大切にしない英会話学校が生徒のことを大切にできるわけがないというのが私の実感です。

 

2.上達してないのにレベルアップさせられる

レベルごとに違う教材を使っている英会話学校がよく行う手口です。経営が危ない学校は何としてでも今月の売り上げに数字を計上しようと必死になっています。そこで思いつく方法が、教材費。年間契約などの大きな契約とは違い、数字としては小さいですが、それでも数字は数字です。生徒を「すごいですね、こんなに上達しましたね!」と褒めまくり、クラスのレベルを無理矢理上げて、上のクラスで使う教材を新しく買ってもらうという方法を取ります。

レベルを上げるべきかどうかを判断するのは講師ですが、英会話学校では生徒に教材を売れる先生が「できる先生」として出世していくので、講師側も「今月中に○人に教材を買ってもらわないといけない」とプレッシャーをかけられています。自分では上達した実感もないのに、上のクラスにすすめられたら要注意です。

 

3.随分と先の契約更新をすすめてくる

余程切羽詰った経営をしている英会話学校がする方法です。半年後の契約を先週したかと思えば、今週にはさらにその半年後の契約更新をすすめるような学校もあります。これも、学校側がなんとか今月の売り上げ計上しようと必死になっているからです。「その頃には席が確保できなくなるかもしれない」など適当な理由をつけて説明します。

英会話学校側もどの生徒が「頼まれたら断れない人か」を熟知しており、社員は心を痛めながらも、お金がとれる人からはとれるだけとろうとします。経営が危ない学校はまさに「後がない」状態です。

 

4.外国人講師のスーツがいつ見ても同じ

外国人講師の身なりも注意して見てください。英会話学校の経営が傾いたとき、一番にしわ寄せが来てしまうのは外国人講師です。講師に給料が払われていなかったり、講師のスケジュールお構いなしにレッスンを詰め込まれるなど、精神的にも肉体的にも疲れ切っている可哀想な外国人講師が少なからずいます。

外国人講師が疲れた顔をしていたり、いつも同じスーツを着ている学校は要注意です。外国人講師に十分な休みとお金が与えられているかは必ずチェックしましょう。

 

5.分割ではなく、一括払いをすすめてくる

倒産寸前の学校は、「一括なら手数料がゼロなのでお得です」などと言ってにわかに分割でなく、一括払いをすすめます。これも今月の売り上げに計上するための方法です。社員側も月ごとのノルマをこなすのに必死です。経営がやばい会社の共通点は、将来的にもらえるお金よりも「今もらえるお金」にしがみつこうとする点です。

 

6.同じ地域の○○校が最近閉鎖した

全国に何校もある英会話教室の場合は、その会社が最近何校新しく開校し、何校閉鎖したのかを調べてみてください。最近になって、閉鎖が続いている学校は経営状態が危ない可能性大です。逆に、今たくさん開校している学校は経営が上り調子だと見ていいでしょう。学校の閉鎖は生徒の信用問題にかかわるので、会社側としては何としてでも避けたい事態です。それでも閉鎖しなければいけない状態と言うのは、よっぽどのことです。

規模が縮小傾向にある語学学校は、上にあげたサインのいずれかが当てはまっているはずです。開校数、閉校数はわかりやすいバロメーターと言えます。

 

まとめ

実際に通っている生徒に話を聞いてみるのが一番!

勧誘がしつこかったり、今すぐ売り上げがほしいというようなことを匂わすような学校はまず注意した方がいいと思います。英会話学校などのおけいこ事は、実際にそこに通っている生徒に話を聞いてみるのが一番いい方法です。評判の良い学校は「実際に英語力は上がったし、講師も熱心でとてもいい雰囲気だ」、「社員も親身に相談に乗ってくれるので今後も続けたい!」などのポジティブな反応が返ってくるはずです。

反対に経営も評判も悪い学校は「契約期間が今月までだからそれまでは通うつもり」のような、後ろ向きな返答が返ってくることが多いです。英会話学校を選ぶ際は実際にその学校に出向いてみて、社員や他の生徒と話してみるのがいいでしょう。

 

関連記事

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください
Captcha verification failed!
Captchaユーザースコアが失敗しました。お問い合わせください!

人気記事

最新のコメント