ホームジャパンフランス人が笑う!日本で見つけた変なフランス語トップ10

フランス人が笑う!日本で見つけた変なフランス語トップ10

海外で間違いだらけの変な日本語を発見すると思わず笑ってしまいますよね?でもこれって、日本でもあるんです。間違いだらけの外来語の多くはすでに日本語としてまかり通っているので、今から正しい外国語になおすのは難しいですが、間違いだと知らずに使い続けるのではなく「正しい言い方」を知っておきたいですよね。そこで今回はフランス人が思わず笑ってしまうような、日本でまかり通っている間違いだらけの変なフランス語をトップ10で紹介します。ちなみに、フランス人は和製フランス語のことを「フランポネ」と言うそうですよ。

 

1. ラ・フランス=La France

日本でまかり通っている間違いだらけのフランス語トップ10

実際にこれが一番驚かれます。日本では、フランス原産の洋ナシを指す“ラ・フランス”ですが、これは“La France”と書き、“フランス(国名)”を指します。日本のナシを海外でNIPPONと呼ばれていたらビックリしますよね。正しくは、La poire(ラ・ポワー)です。

2. ランデブー=Rendez-vous

日本でまかり通っている間違いだらけのフランス語トップ10

“今夜は君とランデブー♪”なんて聞くと、何だかウキウキした気分になりますよね。日本では男女のデートの意味で使われることが多いですが、フランス語では“人と会う約束全般”を指します。つまり、歯医者や美容院の予約から会合、商談まで全てがランデブー♪なわけです。ちなみに、残念ながらフランス語で“デート”だけに限定した言葉はありません。

3. ルージュ=Rouge

日本でまかり通っている間違いだらけのフランス語トップ10

“春の新作ルージュ”、“落ちにくいルージュ”など、日本では広く“口紅”という意味で使われている“ルージュ”という言葉。しかし、これはフランス語では単に“赤色”を指します。フランス語で口紅は“Rouge à lèvres(ルージュ・ア・レーブル)”と言います。“lèvres”が唇を指し、直訳すると“唇用の赤”という意味です。しかし最近は、ベージュやオレンジなど赤以外の口紅も人気があるので、ルージュとはちょっと違いますね。

4. アンニュイ=Ennui

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日本ではもの憂い感じ、または倦怠な様子を指す“アンニュイ”という言葉ですが、フランス語の“Ennui”は、一般的に退屈、面倒、不安という使われ方をします。日本語では人の性質を表す場合、つかみどころがなく、ミステリアスな雰囲気を持つ人を指しますが、語源のフランス語にはそのような意味はありません。あなたがフランス人に“アンニュイ”と言われても褒めているわけではないので注意してください。

5. アベック=Avec

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もはや完全に死語ですが、昔の日本では恋人、カップルのことをアベックと言っていたそうです。フランス語でのアベック“Avec”は、英語で言うところの“with”と同じ使い方をします。「~と共に」という意味で、日常よく使う言葉です。会社の人や兄弟、家族、友だちなどの恋人以外にも、もちろんアベックと使います。

6. アラカルト=à La Carte

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アラカルトの本来の意味は、レストランでムニュ(コース料理)ではなく、好きな料理を単品で注文すると言う意味ですが、日本では意味を広げて「いろいろ」、「あれこれ」、「たくさんの~」という意味合いで使われています。日本でのアラカルトは、実際には何の意味もない場合もあります。子育てアラカルト、ショップアラカルト、ウェジェットアラカルトなどなど。

7. ミルフィーユ=Mille Feuilles

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ミルフィーユの正しい発音はミルフイユまたはフォイユです。Millesが「千の、たくさんの」という意味で、Feuillesが「葉、紙切れ」の意味なので、一般的にmille-feuilleは「千枚ぐらいのたくさんの葉」が重なったという意味だと理解されています。ちなみに日本語での発音のミルフィーユをフランス語表記にすると、“mille filles”となり、意味は「たくさんの女の子」です。意味が全く違います。

8. シュークリーム=Chou à la crème

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スイーツつながりでもう一つ。これも割と有名な和製仏語ですが、シュークリームの正しい言い方は“Chou à la crème(シュ・ア・ラ・クレム)”です。これはキャベツの意味を表すフランス語の“Chou(シュ)”と、英語のクリームを合体させた言葉です。ちなみに英語では“profiterole(プロフィトロール)”と言います。

9. シュール=Surréalisme

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日本語では「シュールで笑える」など、「既存の状態を超越している」「少し変な」「不条理」というような意味で使われることが多い言葉ですが、これもフランス語からくる言葉です。正式には、シュルレアリスムと言い、超現実主義な芸術の形態、主張の一つです。あくまで元がフランス語というだけなので、フランス語のSurréalismeとは別物だとして捉えられることが多いです。

10. コッペパン=coupé pão

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 日本で生まれた紡錘形で底の平たいやわらかいパンのことをコッペパンと言いますが、これはフランス語とポルトガル語の混種語です。コッペパンの「コッペ」は、フランス語で「切られた」を意味する「coupé」が訛った物とされています。フランスで売られるパンのなかに「クーペ」と呼ばれるものがあり、これが日本のコッペパンの原型になったとする説もあります。しかし、原材料が異なっておりフランスパンよりもやわらかいので、日本のコッペパンはフランスで言う、“Brioche(ブリオッシュ)”だというフランス人も多いです。

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