私たちカップルも、世の中のカップルと同じように喧嘩する。その度に思う、彼に口では敵わないと…。
それもそのはず?そもそも日本人とフランス人ではコミュニケーションのとり方が異なるのだ。フランス人同士の会話と日本人同士の会話ではリズムが違う。フランス人同士の会話は1人が話す時間が長い。
言ってみれば、フランス人同士の会話は「議論式」。1人が自分の考えを話し、もう片方は「いや、私はこう思う」といった具合に議論が展開する。自分の考えをいかに説得力を持たせて伝えられるか?に力を入れるフランス人。おもしろいのはフランス人は互いに反論し合うことで、自分のアイデンティティを相手に伝えているという点だ。
だから、私としてはものすごぉーくどーでもいいようなトピックで熱くなり、真剣に延々と語る。
例えば、「フランスのヨーグルトで一番おいしいのはラリティエかダネットか?」とか「宇宙は有限か無限か?」だとか。「いやいや、どっちでもいいよー」とツッコミを入れたくなるが、フランス人にとってはどうでもよくないらしい。少し大げさかもしれないが、どうでもいいと思い議論に参加しないと、「自分がない=自信がない=弱い」というアイデンティティを伝えてしまうことになるそうだ。
だから、こういった環境で育つフランス人は、自分の考えをうまく相手に伝え、表現する点に優れている。
対する日本人同士の会話は「対話式」。話を聞くことに優れている。
相手の言動ひとつひとつを受け、感じ取って自分の言葉を返す。そもそも日本語という言語は英語やフランス語に比べ、言いたいことを曖昧に表現しやすいようにできている。日本語は形容詞や副詞のような飾り言葉を先に言って、文のなかで一番大切な動詞を最後に言う(言わないこともある)。この日本語の曖昧さは協調性を重んじる日本社会から来たのではないかと私は思う。言いたいことをストレートに伝えると門が立つ、だから曖昧にする。そんな日本人はフランス人にしてみれば言葉の微妙なニュアンスや間合いで会話しているように思える。フランス人に限らずアメリカ人も、相手の出方によって言うことを変える日本人は不誠実?などと誤解を受けることも。
まぁ、そんな私(日本人)と彼(フランス人)が夫婦喧嘩すると、きまってこうなる。
彼:「君は黙ってばかりで、意見とか自分の考えはないのか?」
私:「あなただって、私の話をさえぎって話し続けて、聞いてくれやしない」
くそぉ!生まれてこの方、自分の意見がないなんて言われたことない。むしろ自分の意見を主張しすぎる方かと反省してたのに。
そのうち話のうまいフランス人と聞くのがうまい日本人のちょうど真ん中みたいな人になって、最強に口喧嘩が強くなってやる!
ま、喧嘩しないのが一番だけど。
宇宙は無限か有限か?みたいな
一般人に検証する術がない話は私もどうでもいいや。笑
ていうかヨーグルトの話みたいな
日本人の価値観からすると「人それぞれの好み」で済む話を
フランス人はなんで議論すると?
ただ相手がどう考えたうえでそれを選択しているのか知りたいだけ?
自分が選んだものの素晴らしさを伝えたい?
それとも自分の選択が正しいと主張したいの?
それが、あたしにもすっごい不思議!何であんなにどーでも良いことで議論するのか?
ま、フランス人って言ってもいろんなタイプがいるから、何とも言えないけど。
でもうちの旦那はうるさいね!最後の最後まで議論をやめないもん。
言ってみれば、フランス人同士の会話は「議論式」。1人が自分の考えを話し、もう片方は「いや、私はこう思う」といった具合に議論が展開する。自分の考えをいかに説得力を持たせて伝えられるか?に力を入れるフランス人。おもしろいのはフランス人は互いに反論し合うことで、自分のアイデンティティを相手に伝えているという点だ。
なるほど、ですね!アメリカ留学した旦那(日本人)に対しての対応策のヒントになります(笑)何故、私は旦那と会話する時にイラッと来るのかが理解できました!マダムに感謝です(^_−)−☆
ははは。その“ちょいイラ”、何となくわかります。