震災からもうすぐ4か月。想定以上に大きかった震災被害を受けて、もしもの時の防災グッズを常備するようになったご家庭も多くなったのではないでしょうか。3月11日の震災以降、日本企業は多くの防災グッズや節電グッズなどを発明してきましたが、災害時に役立つ日本の発明品が今海外で話題を呼んでいます。そこで今回はDaily mailで紹介された『ノアの方船』の海外の反応を集めてみました。
テニスボールにも、太陽にも見えるこの防災シェルター。河川の氾濫、土砂災害、そして地震、津波、山崩れなどあらゆる自然災害からにも耐えるノアです。
この商品の名前の由来にもなった『ノアの方船』とは、旧約聖書の『創世記』(6章-9章)に登場する、大洪水にまつわる、ノアの方舟物語のこと。“神の啓示”により、大洪水(災害)の起きる事を知った主人公ノアが、災害日に備えて「方船」を作しました。彼は脱出ポッドを作っただけに止まらず、大洪水後を想定した準備(当座の食糧の準備や世界の再建)を考えて、動物や家畜はつがいとし、植物の種など諸々を方船に乗せた、とされています。
まさにこの聖書に登場するノアの方船が現実世界でも誕生した!ということで、東日本大震災のような災害にも耐えられる『ノア』を発明したコスモパワー株式会社という小さな日本の会社が海外で注目を集めています。
外圧や衝撃に強い直径1.2メートルの球体で、素材はFRP(強化繊維プラスチック)でできているため、重量70Kg前後の為、大人二人で持つことが可能です。
コスモパワー株式会社社長の 田中昭次氏によると『ノア』の価格は1つ30万円で、大人4人が収容でき、多くの衝撃テストをクリアしてきたとのこと。小さな窓がついてあり、上部には息をするための穴が付いている。子ども用のおもちゃとしても使えそうだ。これまですでに2つを発送しており、さらに600の注文がきているという。(DailyMail参照)
↓ この記事に寄せられた海外の反応が以下のとおり。
「 この発明が馬鹿らしいと思う人全てへ―実際に大波が来たとき、あなたの目の前にこの商品があったら飛びつくでしょう。」
「 いいアイデアは長生きするもの!私はこれまでずっと何で地震の起こる場所に災害から身を守る箱のようなデバイスがないのか不思議だった。」
「 おお!ミスター田中は一番下の写真のように若返って出てきた!この箱には若返り機能も搭載されてるんだっけ?それだったら、今すぐ買って奥さんで試してみるwww。」
「 これは単なるファイバーガラスの球体だろ。真ん中にポールがあって全体の強度を増しているが、俺は鉄のキューブの箱の方がいいな。そっちのほうが強いだろうし、何より回転しないしさ。 」
「 ↑ 宮城の津波で車がクラッシュして流されてたように、やっぱりキューブ型はいいことないでしょ。真ん中にポールがあるのも、どんなに回転してもそれに掴まれ!ってことだろうし。 」
「 GPSが搭載してあればもっと良かったのにな。それで自動的にシグナルが発信されて、レスキュー部隊が駆け付けてくれる!みたいな。こんな球体に一人で入るってのもなかなか怖いもんだぞ。 」
「 これはすごくいいアイデアだと思う。ただ、実際に震災や津波の被害に遭った人たちがこの球体に入る時間があったかどうか疑問だけど。」
「 これを買った人は、ノアのトップに郵便番号を書いておくべき!そしたらレスキュー隊もどこに運べばいいかわかるでしょ!」
「 おれにはもっとおおきな球体が必要だ。 」
「すんげーアイデア!本当に役立つならね。」