ホームジャパン【日本の労働環境】 外国人が理解できない日本人の労働意識 5パターン

【日本の労働環境】 外国人が理解できない日本人の労働意識 5パターン

 日本の劣悪な労働環境が度々ニュースで報じられ、サラリーマンの過労による鬱、自殺は社会問題になっています。日本の労働環境は世界的に見ても悪いとよく言われていますが、その根底には日本人の仕事に対する意識や日本社会のおかしな風潮からくるものが多いです。日本で働く社会人としての常識は、外国の人から見ればおかしなことばかりで理解に苦しむといいます。そこで今回は日本で働く(働いた経験のある)アメリカ人やフランス人、カナダ人に「理解できない日本人の労働意識」を聞いたなかから、多いものを5つご紹介します。なかには日本人からしても理解できないものも…。

 

1. 残業が当たり前

当たり前のように残業をする日本人に対して疑問を抱く外国人が多いようです。1分の遅刻にはとても厳しいのに残業は平気でさせる、上司が帰るまで退社できない、残業している人こそ仕事しているという風潮など、なかなか外国人には日本人の持つ“残業のイメージ”が理解できないと言います。確かに、「お先に失礼します」の一言がなかなか言い出しにくい無言のプレッシャーのようなものがありますよね。

 

2. 職場でのほぼ強制“飲みニケーション”

仕事が終わった後はまっすぐ帰宅!が欧米には多いそうです。仕事後も上司に付き合わされ、飲みに行くということは海外では日本ほど頻繁にはありません。ちなみにフランスでは会社や職種にもよりますが、歓迎会や送別会などは年に2~3回程度で、仕事後の飲み会というよりも“昼食会”が主流のようです。もちろん、職場での“断れない”飲みニケーションで、仕事でのチームワークをあげようという押し付けがましい風潮はありません。

 

3. 有給取得率をあげよう!というスローガン

【日本の労働問題】 外国人が理解できない日本人の労働意識 5パターン
日本の有給休暇取得率、国際比較

有給を平均して年に1か月、当然のものとして取得しているヨーロッパの人からすれば、日本企業の「有給取得率をあげよう!」というスローガン自体が意味不明です。取得が当たり前のものとされていない有給に何の意味があるのか理解ができないようです。日本の会社の「有給」に関しては、特にヨーロッパ人にその実情を話すと「なぜ組合は何も言わないのか?」、「なぜそんな会社で働き続けるのか?」とあれこれ質問されていまいます。

 

4. 仕事が生きがいです!

よく就職活動をする学生に向けて、「やりがいのある仕事を見つけよう」といいますが、仕事にやりがいを求めるのがそもそもおかしいというのが外国人の意見です。仕事はあくまで仕事でしかないわけで、「仕事に自分の人生を捧げる」、「仕事が私の生きがいだ」といった考え方をあまりしないそうです。もちろん、労働意識というのは外国人のなかでも様々ですが、「人生の楽しみ」と「仕事」を分けて捉えるという考え方が一般的だといいます。

 

5. 仕事とプライベートが混同しすぎ

日本ではプライベートの過ごし方が仕事にも関係する点がおかしいと度々指摘されます。結婚式に上司を招待しなければいけなかったり、休みの日に上司の引っ越しを手伝ったり、上司へお中元&お歳暮を贈ったり。仕事とプライベートを混同しすぎる日本の労働環境に疑問をもってしまうようです。不倫や離婚などのスキャンダルが昇進に関係する点も理解できないと言います。そういえば、ミッテラン大統領の不倫が発覚した時もフランス国民は問題にしませんでしたね。

 

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