韓国の朴槿恵(パククネ)大統領が、またも海外で日本「攻撃」を繰り返し波紋を広げている。
4日の英BBC放送(電子版)のインタビューで、いわゆる従軍慰安婦問題で日本が対応を改めない限り、「(日韓の)首脳会談をしても得るものはない」と話した。
これに先立ち仏メディアでも日本を批判しており、歴史問題で欧州諸国の支持を獲得しようとの思惑があるとみられる。
朴氏は英仏、ベルギーを歴訪中。BBCには、日本との関係改善が必要だと述べたうえで、慰安婦問題を持ち出し、「日本の一部の指導者は謝罪する気もなく、元慰安婦を侮辱しつづけている」と主張。現状のままでは「(安倍首相と)会談しない方がましだ」と述べた。
2日付の仏紙フィガロでは、日本の政治家が歴史問題で「不適切な言動を繰り返している」と強調。「欧州統合は、ドイツが過去の過ちを改める態度を示したからこそ可能になったと思う。日本も、欧州統合の過程をよく調べる必要がある」と語った。(2013年11月5日 読売新聞より)

異例の緊張状態が続く中で、韓国メディアなどからも日本との対話を促す声が少なくないそうだ。今後の日韓関係の最大の障壁が朴大統領自身であると言えなくもない。
海外メディアでかたくなにも日本政府批判をし続ける朴大統領だが、これらの報道を見た外国人は日本や韓国に対してどのようなイメージを持っているのだろうか。
そこで今回は日本に住む外国人が集まるサイトJapanTodayより、英仏紙で日本政府批判を繰り返す韓国大統領に対する海外の反応を紹介する。「日韓問題」が海外の人にどのように捉えられているのかに注目してみよう。
● 韓国なんてほっとけ
韓国なんて放っておいて、日本は2018年の平昌冬季オリンピックの援助をやめるべき。なぜ日本が韓国にお金やスキルをあげて、スキーのジャンプ台を作ってあげなきゃいけないんだ?韓国側は2020年の東京オリンピックに向けた日本のネガティブキャンペーンを世界で繰り広げてくれていると言うのに!なんで朴大統領はわざわざイギリスとフランスにいる時に日本の批判をするのか?安倍総理に直接言えばいいだろう。韓国は政治的ゆすりをかけるのはもうやめるべきだ。(Chamkunさん)
● すべきことが他にある
「日本は過去の過ちへの謝罪を拒んでいる」っていうフレーズ、朴大統領はこれまでに何回言ってきた?自分がどれだけタフな人間かをキャンペーンしているにすぎない。韓国大統領はどうすればアジアで平和維持が図れるかを、どう努力していくべきかを真剣に考えるべきだと思う。(presto345さん)
● そもそもドイツはいいモデルなの?
ドイツをいい例として挙げるのは間違っている。ナチスの歴史を書き換えたいと今でも望んでいる人はたくさんいるし、そういう人が全てドイツ人かというとそうでもない。ナチス親衛隊はドイツ人だけで構成されていたわけでもないしね。
僕にしたらイタリアやルーマニアが比較的軽く放免されたのも納得がいかないね。こういった歴史問題をよく知りもしないで語る人間も理解できないけど。(ReformedBasherさん)

● 韓国は日本を責められない
韓国は日本を戦争犯罪で批判できる立場じゃないでしょう。韓国だって第二次世界大戦で日本と同じくらいの戦争犯罪を犯した国なわけだから。それに、韓国軍がベトナム戦争の時にベトナムの少女たちにしてきたことも忘れちゃいけないよ。(black_jackさん)
● 期待する日本が間違っている
日本は馬鹿で不誠実な国。そうでないというのならなぜ日本は戦争犯罪があったことを否定したり、韓国から批判されることに驚いたりするの?近隣諸国からの親切や友情でも期待しているわけ?(e-tigerさん)
● なぜ日本を批判するか?に注目すると…
日本は戦争犯罪で有罪になっているから、その後にいくら政府が謝罪をしても「不誠実」、「にせもの」と言われたり、そもそもの謝罪がなかったことのように扱われてしまう。つまり、日本を批判して詰め寄るにはこのように解釈しないわけにはいかないわけだ。日本は島国で地理的にも孤立しているし、世界中の人から愛されている国だとは言えない。でも、世界のほとんどの国でいいイメージを持たれて、愛されている国でもある。
● 一括りにするのは危険
結局、国の中で”うるさい人”が目立って報道されるわけで、これは韓国でも日本でも同じこと。日本人のみんながみんな韓国を嫌っているわけでもないし、韓国人でも日本が好きな人だっている。(Tokiyoさん)
● 謝罪が問題の始まり
台湾をはじめ、かつて日本に侵略されたアジアの国の多くは前に進んでいるよ。でも最近の政治家は歴史の古傷を思い起こさせることで、国民の支持を集めようとしている狙いがあるよね。僕が思うに、そもそも昔の犯罪を後になって謝ること自体がよくない。いい結果にはならないでしょう。むしろ謝罪したから余計に事態が悪くなったと思う。(ReformedBasherさん)
● 両国とも前に進むべき
本当の意味での”謝罪”とは、犯してしまったことを深く反省するという状態を指します。片方が本当に悪いと思っていない状態で結んだ平和条約に一体何の意味があるのでしょうか。
日本も韓国も過去のことに囚われず、前に一歩進むべきです。イエスタデイはヒストリー、トゥモローはミステリー、トゥデイはギフトです(Yesterday – History, Tomorrow – Mystery, and Today – Gift…)。だから現在のことをプレゼント( Present)と言うんです。
日本も韓国もお互いに条件なしの友好をギフトし合うべき。次の世代の若者たちは、これに感謝するようになると思います。(AramaTaihenNoYouDidntさん)
● 会談拒否の理由にはならない
日本が昔、韓国に限らず東アジア全体でひどいことをしていたのは事実。しかしだからといって、韓国が日本との会談を先延ばしにすることに何の意味があるのでしょうか。日本と韓国、両国に共通する「今の」問題だってたくさんあるはずです。怒りを理由に70年前のことの話し合いを拒むなんてのは、無責任で腹黒いと思います。(Pokeさん)
まとめ
この記事を読む限り、日本に住んでいる外国人のほとんどが日本人と同じ考えであることがわかった。ここで挙げられた外国人の意見がどれだけ世界の意見を反映しているものかは測れない。しかしどの国の人であれ、自分のいないところで自分の悪口を言われて良い気がする人はいないはずだ。
あなたはこれらの外国人の意見をどう思いますか。