日本では問題なくても、海外では失礼や侮辱になってしまう危険なジャスチャーやハンドサインがあります。
そこで今回は、海外サイトで紹介されていた「外国でやってはいけないジェスチャー」を10紹介します。旅先でうっかりやってしまわないように気をつけましょう。
1. Write-off(ライト オフ)
国: ギリシャ
意味: シカトしてるぞ
arxidia mouというこのジェスチャーは「睾丸にあなたの言っていることを書いておきます」という意味で、それだけ相手の人がつまらないということを示す。
2. Chin Flick(チン フリック)
国: ベルギー、フランス、イタリア北部、チュニジア
意味: 失せろ!
指先をあごの下でスライドさせる動作。フランスでは絶対にやってはいけない動作。このジェスチャーの起源は、雄シカが角をふりまわして蹴散らす姿から来ているのだとか。 ちなみにフランスの隣国イタリアでは、このジェスチャーは単にNOを意味する。
3.Tacaño (タッカーニョ)
国: メキシコ、南アメリカ
意味: けち臭せー
ラテンアメリカの国では、肘はけち臭さの象徴。肘でテーブルを叩く行為は、さらに強いタッカーニョという意味だそう。ちなみにオーストリアやドイツでは肘は脳を守っている場所だとされているので、同じジェスチャーで「お前は馬鹿だ」という意味になるそうだ。
4. Corna(コルナ)
国: バルト三国、ブラジル、コロンビア、イタリア、ポルトガル、スペイン
意味: お前の女房は浮気者
「お前、奥さんに騙されてるぞ!」とそっと伝えてあげたいときに使うジェスチャー。起源は古代ギリシアまで遡ると言われている。現在ではこのジェスチャーが多様な場面で用いられており、アメリカンフットボールのファンやヘビーメタルのファンが別の意味で用いる例もある。
5.Pepper mill(ペッパーミル)
国: イタリア南部
意味: クレイジー
調理に使うペッパーミル(粗びき胡椒ミル)を真似た動作は、混乱した脳をパッパーミルの刃先に例えたもの。
6.Moutza (モンザ)
国: ギリシャ、アフリカ、パキスタン
意味: 勝手にしろ!、お前の妹犯すぞ!
モンザの起源は東ローマ帝国の時代まで遡り、犯罪者が鎖でつながれ、道に見世物のように立たされていたことから生まれたジャスチャーである。手を広げて顔を隠すこの仕草は屈辱を示しているのだそう。
7.Idiota(イディオタ)
国: ブラジル
意味: あんたばか?
手をグーにして額に当てながら、受け口のような口の形にする。
8.Five fathers(ファイブ ファーザー)
国: アラブ諸国、西インド諸島
意味:お前は父親が5人いる(転じて、お前のかーちゃんは売春婦)
中東の人たちを最も怒らせるであろうジェスチャーがこれ。母親がだらしなさ過ぎるので、あなたのお父さんは誰なのかわからないという意味。中東の国でこれをやってしまったら、暴力事件に発展してしまうかもしれないほど、かなり危ないジェスチャーだ。
9.Fishy smell (フィッシースメル)
国: イタリア南部
意味: 怪しいな、騙されないぞ
ビジネスの世界では相手の口車に乗せられないように、「俺は騙されないぞ」という意思を伝えることも大切だ。そんな時に役に立ちそうなジェスチャー。人差し指と中指で鼻を挟み、鼻を上下させる動きで、「何か臭うな」という意味になる。
10.Cutis(キューティース)
意味: あんたも、あんたの家族もくたばれ!
起源は知られていないジェスチャーだが、とても意味の強い仕草だ。前歯の後ろに親指を置き、スライド&フリックさせながら「cutta!(カッタ)」と言う。
最後に
知らないとできないようなジェスチャーばかりだが、旅先でこれらに似たような仕草をしないように気を付けるに越したことはないと思う。少し動きが似ているだけでも現地の人を不快にさせてしまうかもしれないし。それにしても、イタリアでこういったジェスチャーが多いのはなぜだろう?
まぁ色々教えて頂けるのはありがたいけど,挙げられている仕草って,普通無意識には絶対しないし,意識的にもしそうにない仕草ばっかりですよね。。