子どもには将来、外国語が話せる人になってほしい…。
子どもの早期英語教育が注目される昨今、バイリンガル教育に興味を持たれている親御さんも多いかと思います。2カ国語を母国語として話せるバイリンガルは将来のキャリアに繋がるなどのメリットがありますが、やはり気になるのがデメリット。日本語を学ぶだけでも大変なのに2つ覚えさせるとなると、何か弊害があるんじゃないの?と考えてしまうのもわかります。
そこで今回は、子育てに関する海外サイトより、「バイリンガル教育で誤解されがちな5つのこと」をご紹介します。あなたはバイリンガル教育について、どのように思われますか。
1.外国語の学習は子どもを混乱させる
これが一番多いバイリンガル教育の勘違いです。しかし、ある研究によると、生まれてすぐの赤ちゃんでもフランス語と日本語のような全く違う言語なら、違うものとして識別することができるそうです。日本語と韓国語のように似た言語の場合は、識別に6ヶ月程かかります。
子どもに2つの言語を覚えさせるのは混乱を招くので良くないという意見もありますが、実際は早い段階で識別できるので問題はないといいます。
2.バイリンガル教育をされた子は言葉を覚えるのが遅い
確かに、バイリンガル教育をされた子どもがは他の子どもに比べて話し出すのが遅いかもしれません。しかし、これは一時的であり、これが大人になるまでずっと続くということはありません。テキサス州でバイリンガルにスピーチセラピーを提供しているBilinguisticsの社長エレン・ケスターさんは次のように語っています。
バイリンガル教育が子どもの話し始める時期を遅らせたり、言語習得を妨げるといった事実はありません。2言語の環境で育ち、言葉の遅れを診断された子は1言語の環境で育った子どもと同じスピードで言語を習得していくのです。
3.バイリンガルは2言語を混ぜて使い、違いがわからない
言語を混ぜこぜで会話してしまうのは、バイリンガルでなくとも外国語を習得した人は経験したことがあるでしょう。文法は英語、言葉は日本語のように「奇妙な言語」を生み出してしまうのも多言語話者に多い特徴です。
子どもが言語混ぜをした場合、それは学んでいるという印であり、一時的なものです。これはもちろん言語障害というわけではなく、より正確に自分の言いたいことを伝える手段であるといえます。特に、両親が言語混ぜをしている場合はこの傾向が強く、失敗やデメリットとして受け止めないことが重要です。
4.赤ちゃんのうちから始めないと手遅れになる
子どもに言語を学ばせ始めるのに最適な年齢は、生まれてから3歳までだと言われています。しかし実際は、10歳までであれば、子どもは新しい言語でも割とフレキシブルに学べるという研究もあります。10歳までなら、子どもも外国語を母国語と同じように学べ、さらにはしゃべれるようになるそうです。
しかし、思春期をすぎてしまうと、外国語を母国語で理解する形になり、常に頭で翻訳するというプロセスが必要になってしまいます。だから、大人が外国語を学ぶとなると子どもに比べて時間がかかってしまうのです。
5.子どもはスポンジのように新しいことを吸収できるから、外国語を覚えるのも簡単
確かに子どもは大人に比べて簡単に言語を習得できますが、だからといって努力もいらず、魔法のように言語が習得できるわけではありません。子どもと一緒に外国語のテレビを見るというのだけではダメです。
子どもに外国語の習得をさせたければ、その言語に定期的に触れさせること、あきらめずに続けること、そして実際にその言語を使うという実生活での経験が必要です。バイリンガル教育と言うのは長く地道な道のりであり、時間とお金、労力がかかる育て方なのだと言います。
子供に楽しく英語を教えるとすぐに憶えますが、普段日本語を使っているとあっという間に忘れます
親は、子供が英語をペラペラと話せるようになればいいなと思いますが、普段の生活の中で使う機会がないと、英語は身に付かないのです
それより、日本人なら日本語を正しく使えるようにすること、また日本の文化について基本的なことをしっかり学ぶことをやった方が良いと思います
日本人で英語はペラペラ話せるが、海外の人に日本文化について聞かれても答えられないのでは困ります
ほとんどの日本人は、学校を卒業したら英語で会話する機会はないのです
ですから、一生懸命小さい子供に英語を教えるのは無駄です
中学生くらいになって、本人がぜひアメリカに行って○○を学びたいというような明確な目標を持てば、自分から一生懸命英語を学び、かなり上手く話せるようになるでしょう
日本人なのですから、日本語なまりの英語でもいいのですよ
ニューヨークでは世界中から人が集まっていて、文法通りの英語を話す人が少ないと、ニューヨークに住んでいる日本人野球選手の奥さんが言っていました