ホームハウツー独学で「かっこいい英語」を話せるようになるために必要な2つのこと

独学で「かっこいい英語」を話せるようになるために必要な2つのこと

どうせならかっこよく英語が話せるようになりたい!

そう思う人は多いのではないでしょうか。しかし現実には、英語力はそれなりにあるのに「かっこよく聞こえない人」と、英語力はそこまでないのに、「ペラペラに話せるように聞こえる人」がいます。この違いとは一体何でしょうか。

そこで今回は、某英会話スクールで働いていた筆者が「英語をかっこよく話せる人」の秘密を2つ紹介します。この2つができれば、あなたもペラペラ話している風に聞こえるはず!

発音

英語学習と言うと、英単語や文法ばかりに気をとられがちですが、実際に一番大切なのは「発音」ではないかと思います。これは日本人に限らず、どの国の学習者にも言えることですが、外国語学習者はどうしても発音を軽視しがちです。

しかし、かっこよく話せるようになるためにはまずネイティブのように発音できることが一番重要なのです。単語や文法が少しくらい間違っていても、発音がネイティブっぽく聞こえれば、「できる人」と錯覚されやすいからです。

これは筆者が実際に、日本語を話す外国人との会話で感じたこと。

中国人の友人ルーシーは、日本語中級者。その友達のフランス人エミリーは日本語上級者で、漢字もたくさん知っています。知識の量としてはエミリーのほうが多いのですが、発音がフランス訛りで、本人も発音にはそれほど力を入れていなかったため、会話でところどころ聞き取りづらいという難点がありました。

対するルーシーは知識は少ないものの、発音がとても上手で訛りもなく、話しているときに細かい助詞の使い方の間違いがあるものの、全て聞き取れます。

ある日、エミリーがいいました。
「ルーシーは私よりも日本語のレベルが低いのに、日本人は私が何と言ったのか彼女に通訳するように頼む。」

これは、アジア人という見た目も関係しているでしょうが、やはり“発音”が上手な人のほうが話せる人だと判断されやすいのだと思います。私自身、2人と接していると、発音が日本人っぽいルーシーのほうが安心して話ができます。発音の悪さは「会話のおぼつかなさ」に直結するマイナスの印象を相手に与えてしまうからです。

ですから、かっこよく英語を話せるようになるには、まずは発音から。いくら知識を詰め込んだところで、相手に通じなければ意味がありません。

ちなみに筆者のおすすめはハミングバードのビデオ。口の形や舌の動かし方、顔の筋肉の動きなどもわかって、とても参考になります。YOUTUBEなどで、他の英語発音のビデオも参考にしてみるといいでしょう。

英語で考える

英語力もある、発音もうまいのになぜか話す英語がかっこよく聞こえない人がいます。その原因は、話すことを日本語で考えているから。話す英語が受験英語の範疇から出れず、自然な表現が身についていない人に多いです。

英語力もそこそこあるので、英語で何を言われても理解できるのに、話す英語が何だか不自然な人。「お世話になります」、「お疲れ様でした」、「よろしくお願いします」まで、英語になおそうとしていませんか?

外国語の学習というのは、レベルが高くなって深くなればなるほど、「その国の文化を学習するもの」に変わっていくと思うんです。話す言語によって物事を見る視点が変わるように、英語で話すときは「英語の視点」で話すことが大切なのです。そのためにはいちいち日本語を介さず、英語を英語で考え、英語で文章を作る力が必要になります。

この力を身につけるために、筆者が効果的だと思う学習方法は海外ドラマや洋画です。英語音声と英語字幕にして観ましょう。自然な英語表現が楽しく学べ、観ている間はずっと「英語脳」でいられるので、効果的に脳を鍛えられます。海外ドラマや洋画を観終わった後は、日本語がでてこない…なんてことも私はたまにあります。

英語力があるのに、英語で考えられない人に必要なのは質より量です。とにかく量を増やして、英語のシャワーを浴びましょう。なかでもおすすめは、日常生活を描いたドラマや映画です。歴史ものやSF、警察ものや裁判もの医療ものだと、ボキャブラリーが特殊な場合もあるので注意しましょう。

英語学習に最適な海外ドラマのおすすめは、sitcomと呼ばれるシチュエーション・コメディです。なかでもFriends(フレンズ)とHow I met your mother(ママと恋に落ちるまで)は使われている英語もわかりやすく、発音もはっきりしているのでおすすめです。

 

まとめ

以上の2つが、独学でかっこよく英語を話しているように聞こえるように必要なことです。しかし、“かっこよく英語を話す”というのはあくまである程度の英語力があって磨くべき部分だと思います。

初心者のうちは量より質。発音よりも、単語や文法を覚えることのほうが大切で、これらができてないうちにいくら小手先のテクニックを学んでも意味がありません。ボキャブラリーもなく、文法もわからないまま、「かっこよさ」だけを追求してテクニックに走るのは、「手抜き工事」をしているようなもの。

あとで必ず英語力がぐらついてきてしまいます。ですから、TOEICで500点に満たないうちはやはり、単語と文法のような地道な努力を続けていくべきでしょう。

写真:timlewisnm

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