訪日外国人数は年々増えています。2012年末から始まったアベノミクスにより歴史的な超円高が解消されて円安が進むと訪日外国人数は大幅に増加し、2013年は1036万人と初の訪日外国人旅行者数の1000万人超えを達成、2014年は1341万人を記録し、前年の過去最高記録を更新しました(日本政府観光局)。
次なる目標は、「東京オリンピックが開催される2020年までに訪日外国人旅行者数2000万人をめざすこと」だと安倍総理は発言しましたが、今後は増える外国人観光客にうまく対応することが私たち日本人にも求められる時代となりつつあるのかもしれません。
外国人を日本に案内するときには、日本に来る前から事前にある程度、日本という国について知識を身につけてくれると、迎え入れる日本人にとってもありがたいですよね。そこで今回は、日本を訪れたオーストラリア人女性のフィービーさんがブログでアドバイスしている「日本に来る前に知っておくべき9つのこと」を紹介します。外国人を日本に案内する予定のある方は参考にしてみてください。
日本語をできるだけ話す
これはどこの国へ旅行してもそうですが、英語ばかりに頼るのではなく、やはり現地語を少しでも話せるようにしておいたほうがいいです。フィービーさんも、日本へ来る前に「私はベジタリアンです」というような自分が使いそうな日本語のフレーズを予め調べておき、自作のフレーズ集を作って印刷したものを持ってきたそうです。さらに、カタカナ&ひらがな表とローマ字をプリントアウトしておき、日本についてから指差しで(ローマ字読みで)会話できるようにしておいたといいます。
これが非常に便利で、現地の日本人との楽しい交流にもつながり、より深い日本文化を味わえるきっかけになったとブログのなかで語っています。
風邪を引いたらマスクをする
冬になると見かける、マスクをした日本人。日本の都心では珍しい光景ではありませんが、オーストラリア人の彼女は非常に驚いたそうです。最初は「何でマスクをする必要があるんだろう?」と疑問に思ったと言います。
しかし、日本人は風邪ウイルスの予防のためにマスクをすること、また自分が風邪を引いたときにもマスクをして周りの人に風邪をうつさないようにしていることを知り、とても感心したそうです。ブリスベンの電車や職場でも、同じようにマスクをする配慮があるようになってほしいとブログの中で語っています。
もし日本で風邪を引いてしまったら、周りの人を配慮する日本文化を尊重し、たとえ外国人観光客であってもマスクをしたほうがいいとアドバイスしています。
地下鉄、切符の買い方、乗り方を事前に調べる
東京の電車・地下鉄マップは、世界の他の都市に比べても非常に複雑でわかりにくいです。特に難しいのが、切符の購入。欧米の地下鉄などは、距離に関係なくどこまで行っても一律料金だったり、ゾーンで料金が分けられているのでシンプルですが、日本の場合は距離によって料金が決まるシステムなので、わかりにくいのだとか。東京に観光に来る外国人は、事前に電車の乗り方をネットで調べておくといいでしょう。
電車に乗るときのコツを心得る
他にも、東京の電車に乗るにはコツがあるとフィービーさんは語っています。
- ラッシュアワー時には電車に乗らない。押しつぶされるから!
- 日本の電車の中はとても静かで平和な場所。日本文化を尊重し、同じように静かにして周りの人をリスペクトすることが重要よ!
- 優先席(お年寄り、妊婦、障害者の席)には座らない。普通の席でも必要に応じて席を譲る
- 電車の中で飲食すること、大音量で音楽を聴くこと、携帯電話で会話すること、隣の人に大声で話すこと、騒ぎを起こすことなどは失礼な行動なのでしない
- 電車をホームで待つとき、日本人は静かに列を作って待つ。電車が来たら列を乱すことなく、順番に乗る
litter bug(所かまわずごみを捨てる人)にならない
リッターバグとは所構わずごみを捨てる人のこと。日本は街中がとても清潔でゴミ一つ落ちていないと外国人は感心しますが、これは住民と自治体がキレイを保つように心がけているからだとフィービーさんは言います。
日本に来る外国人も同様、この「みんなで町をキレイに保つ」ことを心がけ、道端にゴミを捨てないようにアドバイスしましょう。
チップは不要
日本ではお客様の笑顔が働く人への最大の報酬です。ですので、欧米のようにチップを渡す必要がありません。もしチップを渡そうものなら、困惑した顔をされたり、逆に憤慨させてしまうかもしれません。あなたの後を走って追いかけてきて、「これ忘れ物ですよ!」とチップを返されてしまうこともありえるでしょう。
マナーを遵守
日本ではとにかく礼儀正しくを心がけましょう。「すみません」、「お願いします」、「ありがとうございます」という言葉を使い、現地の人、ホテルの人、ショップ店員などどんな人に話しかける場合でも、笑顔で礼儀正しい言い方をするようにしましょう。自分も周りの人と同じように行動することで、日本の「尊敬の文化」を肌で感じることができます。
ATMは厄介だ
訪日外国人がよく言う不満のひとつに、「ATMの使い方が難しい」というのがあります。ATMはそこらじゅうにあるのに、海外取引をしているものや自国の銀行との取引をしているものを見つけるのが至難の業なのだそうです。
そこでフィービーさんのアドバイスは、現金の引き出しができるATMを見つけたら、そこで多めにおろしておくこと。現金は観光中はホテルのロッカーの中に入れておき、少しずつ持ち歩くこと。そして、引き出しのできるATMを見つけたらその場所をメモしておき、また現金が必要になったときにすぐに行けるようにしておくことです。
脱ぎやすい靴を履くべし
私たち日本人からすると普通のことですが、日本は欧米に比べて「土足のまま入れない場所」が多い国です。居酒屋や旅館、温泉など、様々な場所で靴を履き替える場面があります。そんなときに、ひざまでのレースアップブーツを履いてたら、脱ぐのに一苦労しますよね。日本に来る外国人には「脱ぎやすい靴を持ってくるといいよ」と教えてあげましょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。筆者はこの記事を読んでいて、フィービーさんの日本文化を尊重しようという意思に感心しました。「周りの人と同じように行動しよう」という意識は、どこの国を旅行する上でも大切な心がけですよね。これから日本へやってくる外国人たちがフィービーさんのように、日本の「尊重の文化」を真似しつつ、日本で楽しい観光旅行をしてもらえればいいなと思います。
日本に到着の飛行機の中でこれを流して欲しいです。特にマナーが悪いお国からの観光客に対しては。
今回は特に、このアドバイスをしているのが日本人ではなく海外からの一観光客として言ってくれてるのがいいなぁと思いました。もちろん外国⇒日本だけでなく、その国を訪れるなら現地で生活している人を不快にさせないように事前に情報を集めておくことは大切ですね。
マナーについては政府が主体となって来日観光客に航空機や船舶で入国カード配布と同時に守るべきマナーに署名させて入国審査時に提出させることを徹底させるべきです。アメリカ入国時と同じように。もちろんペナルティーがある場合も含めてです。マナー違反についてはもっと細かく罰則を設けるべきと考えます。マナー違反をした場合には団体旅行の場合、旅行社が警告を受けるとか。また、タトゥーは日本では好まれないことも周知させるべきです。外国人旅行者が今後増加に伴い、必ず本来の観光目的以外を意図している人間、特にアジア系やラテンアメリカ系もいますので入国審査官はもっと設問すべきです。厳しいかもしれませんがそれにより一般国民は安心します。受け入れでは公共トイレ、駅のトイレ、特に男性用は掃除回数を増やすべきで保健所のチェックを受けるべきで飲食店も抜きうち検査があった方が良いです。