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フランス人がモンサンミッシェルより港町サンマロをすすめる理由

フランス人に、ノルマンディーとブルターニュ地方(モンサンミッシェルがある地域)に旅行へいくと言うと、みんな声を揃えて、

それならサンマロがおすすめだよ!

と言います。「モンサンミッシェルはどうなの?」と聞いてみると、まぁまぁと言った反応。一度行けば気が済む場所だと言われました。マダムリリー自身も今年の夏は、ノルマンディーとブルターニュ地方の観光名所をぐるっと回ってみましたが、やはりサンマロが一番のおすすめです。モン・サン=ミシェルから50kmほど離れた場所にあるこの港町は、フランスのたくさんの魅力が詰まった街だからです。

モンサンミッシェルには行く価値なし!なぜ人気なのかわからない
↑こんな感じでノルマンディー地方を観光しました!

そこで今回は、マダムリリーがモンサンミシェルよりもサンマロをおすすめする理由を5つ紹介します。サンマロを何度も訪れるパリジャンが多いというのも納得です。パリジャンが愛してやまないサンマロの魅力とは、いったい何でしょうか?

城壁散歩が気持ちいい!

モンサンミッシェルより港町サンマロがフランス人には人気な理由

サンマロの観光スポットと言えば、12世紀頃から築かれたという城壁に囲まれた旧市街地です。実はこの城壁、登れるんです。城壁を登ってみると目に入るのは、見渡す限りの青い海。青い空と海、潮の香り、旧市街の古い町並みに囲まれながら遊歩道を散歩すると、とっても優雅な気持ちになれます。

モンサンミッシェルを取り囲むサンマロ湾は、潮の干満の差がヨーロッパ最大なことでも有名ですが、潮の満ち引きによって風景が変わるところも面白いです。8月の観光シーズン真っ只中に行きましたが、モンサンミシェルのように観光客で溢れかえるようなこともなく、ゆっくりのんびりと観光できる点もいいです。

新鮮な魚介類が食べられる!

モンサンミッシェルより港町サンマロがフランス人には人気な理由
写真:マダムリリー La Cabaneにて撮影

ブルターニュの食の名物といえば、何といっても海の幸。旧市街のなかは数え切れないほどの美味しい魚介類が食べられるレストランがあります。サンマロに来たら、ぜひ海の幸が食べられるレストランに行ってみてください。

ちなみにこの時行ったお店は、トリップアドバイザーで高評価を得ているLa Cabane(ラ・カバーヌ)。旧市街から歩いて10分ほどの場所にあるお店で、なんと29€で魚介類が食べ放題です。生牡蠣もエビもカニも、白身魚のムニエルも、サザエも、ムール貝も、魚のスープなどもぜーんぶ食べ放題。もちろん、海の近くなのでどのシーフードも新鮮でおいしいっ!お店のオーナーの女性もとても感じがよく、ぜひまた行きたいお店です。

フランスで一番おいしいクレープが食べられる!

モンサンミッシェルより港町サンマロがフランス人には人気な理由
写真:マダムリリー Creperie Margauxにて撮影

フランス人の旦那がクレープ好きなので、これまでいろんなお店でたくさんのクレープ(ガレット)を食べてきましたが、ここのクレープを一口食べた時の衝撃と言ったら、すごかったです。Creperie Margaux(クレープリー マルゴー)という、これまたトリップアドバイザーで高評価を得ているお店で食べたのですが、ここのクレープはこれまで思っていたクレープの常識を覆すような美味しさでした。

皮がパリッとしているのに、生地はモチっとしており、味付けやバターがしつこくなく、使っている食材もどれも新鮮でどこをとっても申し分なかったです。クレープと言うと、日本でいうお好み焼きやたこ焼きのような、どこか”おやつ”の印象があったのですが、ここのお店で出されているクレープは完全にメイン料理。メニューを全て注文して、食べ尽してみたい!と思うほど、感動しました。ぜひ、一度はサンマロのクレープを食べてみてください!

街が魅力的

写真:Flicker - Steluma
写真:Flicker - Steluma

サンマロの旧市街は、城壁内にあるお店も可愛らしいものが多いです。小さな広場があって、アーティストたちがサンマロの風景画を売っていたり、似顔絵を描いたりする場所があったり、ミュージシャンによる演奏やアーティストがパフォーマンスをしていたりで、歩いているだけでもとっても楽しいです。お土産屋さんも、モンサンミシェルよりは一風変わったものが売られているので、おすすめです。

また、街のサイズがモンサンミシェルのように小さすぎることなく、逆に大きすぎて回れないほどではなくて、ちょうどいいです。1泊2日でゆっくり見て回るのにちょうどいいサイズです。

海でのんびり!

モンサンミッシェルより港町サンマロがフランス人には人気な理由
写真:マダムリリー

サンマロの魅力と言えば、やっぱり海。エメラルドブルーのきれいな海は眺めるだけでも癒されます。ビーチでは潮干狩りをする家族や日光浴をするカップル、海ではしゃぐ子どもたち、貸しボートに乗る観光客、魚釣りをする親子など、それぞれが自由にサンマロの海を楽しんでいて、とてもいい雰囲気が流れています

私が一番感心したのは海のほとりの絶景が見渡せる岩陰で、1人数独をしている男性の姿でした。景色のいい場所に行って、ゆっくりと数独をするというのが何とも贅沢で、フランス人らしいバカンスの過ごし方だなぁと思いました。

都会のパリの人が海を見たいと思ったら行く場所というのも、納得がいきます。
平和でのんびりできて、美味しい食べ物ときれいな海がある場所…。それがサンマロです!

 

まとめ

いかがでしょうか。フランス人がサンマロを愛してやまない理由がおわかり頂けたかと思います。モンサンミッシェルがマーケティング重視の外国人観光客向けの街になってしまったのに対して、サンマロは値段が良心的で、かつ質の高いお店やサービスが充実しています。

モンサンミッシェルに行くくらいなら、断然サンマロがおすすめです!

いやむしろ、せっかくブルターニュ地方にいくのにサンマロを見ないで帰るのはもったいないです。パリからモンサンミッシェルに行ってみるべきかと考えている方は、ぜひフランスの魅力がたくさん詰まったサンマロを選択肢に入れてみてください。また行きたいと思える観光スポットであること、間違いなしです!

※ ちなみにモンサンミシェルやサンマロを含め、この地方は真夏(7-8月)以外は基本的にいつも天気が悪いので注意しましょう。どうせ行くなら海水浴もできる夏季がおすすめです。

 

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1コメント

  1. フランスはまだパリしか行ったことがなくて・・・地理もぼんやりなのですが
    ノルマンディーはリンゴの産地なので行くなら秋がいいのかと勝手に思ってました。
    シードルの新酒祭があるとかタルトタタンが美味しいとか。でも天気が悪い日が多いとは…(悩)。
    海産物も美味しいというのはいいですね。掲載の写真を見ると南伊に似ています?
    ケルト系の古代遺跡、カルナック遺跡もこの近くなんですね。
    おおうアーサー王伝説のマーリンの墓があるブロセリアンドの森も近い!
    行くなら夏にするか秋にするか・・・それが問題だ。

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