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国際結婚は「外人っぽい日本人×日本人っぽい外人」が多い説

 日本人と結婚する外国人は、男性でも女性でも、どこか日本人っぽい。

これは、マダムリリーが以前から感じていたことである。周りのフランス人と結婚した夫婦の話を聞いてみると、やはり日本人を伴侶に選ぶ外国人は、仕草や性格にどことなく日本人らしさを感じさせるのである。

このブログでたびたび紹介した、米国人女性グレイスさんカップルもそうだ。彼女は日本人男性のリョウスケさんとのインタビューでこのように答えている。

国際結婚夫婦は「外人っぽい日本人×日本人っぽい外人」が多い件

(グレイス:)
アメリカ人は何でも勝ちたがる。議論でも仕事でも「自分がNo.1じゃなきゃいけない!」みたいなガツガツした感じ。私は、そういうところが実はあんまり好きじゃないし、個人主義なところもあんまり好きじゃない。日本人のみんなで助け合っていく感じ、協調性はすごく好きだから取り入れていってる。

逆にリョウちゃんはアメリカの良いところを取り入れてる。しっかり議論するところとか、初めての人にフレンドリー接するところとか。

(リョウスケ:)
グレイスは日本人みたいになっていって、オレはアメリカ人みたいになってる感じですかね。

 

リョウスケさんが言う日本人と外国人の逆転現象のようなことは、実は国際結婚カップルには案外よく見られることだ。自分が生まれ育った国の価値観や考え方とは違う異文化に興味を持ち、惹かれあい、互いの良さを認め合って結婚するのだから、当然といえば当然かもしれない。

実はマダムリリーの旦那も、性格が割と日本人に近い。空気を読んで自分の意向を後回しにするところとか、言い方や言葉のニュアンスで絶妙に察してくれるところは、何だかフランス人というよりも、日本人のようだ。日本人の勤勉さを称賛する彼は、やはり彼自身もとてもよく働く。怠慢なフランス人のステレオタイプには、当てはまらない点が多い。

逆にマダムリリーはというと、小さなころから団体行動が苦手で、どこへ行くにも友達と一緒に行動しなくてはならないことに窮屈さを感じていたタイプである。空気を読んで察するのも苦手だ。誰に対してもフレンドリーに自分から話しかけるほうで、あーだ―こーだ言って結論のでないフランス人の議論が、結構好きだったりする。昔から落ち着いた印象を持たれることが多かったが、これは「従順さ」より「自己主張の強さ」が前にでた結果なのではないかと、自己分析している。

このように国際結婚したカップルは、もともと相手の国の国民性に似たところがあるのかもしれない。そして、結婚して相手の家族や友人と付き合ったり、海外移住を経験するなかで、その傾向はさらに強まるように思う。

だから、現在国際恋愛中でこの先の結婚を考えている人や、なかなか相手の国への移住の決心がつかない人などは、国際結婚するカップルの性格分析を参考にしてみるといい。もちろん、国際結婚カップル全てに当てはまる法則ではないが、一つの指針にはなるのではないだろうか。

要するに、相手のいいところを認め合えるカップルは、文化や言葉が違っていても、障害を乗り越えやすいのだと思う。これは何も国際結婚に限らず、日本人同士の結婚であっても同じだ。

お互いを理解し、認め合う。結局は、国際結婚もそうでない結婚も、大切なことは同じだ。

 

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