日本に詳しい在日外国人に共通して言えること、それは彼らが「オタク」であるということだ。アジア人、欧米人ともに大多数が日本のマンガに影響を受けて日本にやってきた人である。
欧米人女性以外のほとんどが、日本発祥のモノの何らかに影響されている。日本のマンガの海外人気はよく知られているが、ここでは意外と知られていない?アジア人と欧米人の傾向についてお話ししたい。
まず、中国&韓国&香港&台湾などから来たアジア人。
彼らは日本のマンガにも詳しいが、日本のドラマにも詳しい。「のだめカンタービレ」は在日アジア人のほぼ100%の人が見ていると言っても過言ではない。他には「野ブタをプロデュース。」や「ブザービート」、「花ざかりの君たちへ~イケメンパラダイス」など。イケメンが出るドラマは100%マークしている。女性に限らず、アジア男性もドラマ好きである。日本に滞在中は必ずドラマをチェックし、録画する。
また、日本の芸能ニュースにもかなり詳しい。誰々が熱愛&結婚&離婚など、彼らとは日本人と同じような感覚で会話できる。日本好きな欧米人でも芸能関係まで詳しい人はなかなかいない(浜崎あゆみを知ってたら結構日本ツウ)。ちなみに、国別で見ると台湾人が一番熱狂的である。私がこれまでに知り合った台湾人のなかで、日本のドラマタイトルを10個以上答えられない人はいない。
そして、ゲーマー率の高い欧米人。
さすがに女性ゲーマーはあまりいないが(オタクっぽい女の子ならゲーマーだが)、欧米人男性の80%は現在進行形で何らかのゲームをしている。FINAL FANTASYをしたことのない在日欧米人はいない。欧米人男性が暇なときにすることは、友達を部屋に呼んでゲームするか、飲み放題の店に行って仲間と飲みつぶれるかである(飲み放題に弱い欧米人)。
仲間同士でゲームの情報を交換し、毎晩のようにゲームに明け暮れる。さらに毎年全体の20%程に達する、ひきこもり欧米人は確実にゲーマーである。彼らが部屋にひきこもってすることと言えば、スカイプ、フェイスブック、そしてゲーム。せっかく日本に来たんだから、何か日本でしかできないことしろよ?と思ったりもするが、これは彼らなりのストレス解消法なのかもしれない。
在日外国人との会話で盛り下がってしまったときには、
「アジア人にはドラマの話をふれ!」
「欧米人にはゲームの話をふれ!」
「それでも反応が良くなかったら、マンガの話をふれ!」である。