スレンダー美人なオーストラリア人女性が無理なダイエットを広めているとして、激しい非難を浴びている。
ロニ・ジェーン・アンソニーさん25歳は現在、妊娠26週目の妊婦だ。彼女は自身のブログで毎日20本のバナナをスムージーやサラダにして朝昼晩食べていることを明かしている。果物しか食べない彼女の食生活はオーストラリアの番組でも取り上げられ、インスタグラムでの彼女のフォローワーは10万人以上に上っている。
果物だけでは栄養は摂れないという批判も多いが、彼女自身はこれまでにないくらい”健康体”だという。摂食障害に多い過食症や拒食症に苦しむこともないという。
そもそも彼女が最初に果物しか食べない生活を始めたのは、”飲み会の多い生活習慣”を変えるために始めたのがきっかけだったそうだ。当時のアンソニーさんは飲み会のジャンクフードやアルコールに飽き飽きしていたという。
「痩せるために始めたわけじゃありません。乱れた食生活を続けていたせいで、私の体のなかはボロボロでした。あのまま飲み会中心のライフスタイルを続けていたら、がんになったり、早く老けたりでろくなことはなかったと思います。そうならないためには食べ物を食べないというのが一番シンプルな方法だと思いました。」
そんな彼女の毎日の食事はこんな感じだ。

朝はもちろんフルーツのみ。メロンを半分とオレンジ6個、ぶどう、りんご、パイナップルなど。フルータリアンお馴染みのモノミールだ。
昼食にはフルーツのスムージーを1リットル。スムージーの中身はいつも一緒で、バナナ6本、水、ナツメヤシ、抹茶。ベリー類やココナッツミルクを入れることもある。
昼食後のおやつには大きなサラダ。もしくは朝食と同じモノミールか、バナナスムージーを食べることが多い。
もちろん彼女のお腹のなかの子どもの発育不全の懸念もあるが、同時に彼女の食生活を応援し、支持するファンも後を絶たないそうだ。

アンソニーさんはブログを通して彼女と同年代の女性に「飲みすぎてドラッグに走り、自尊心をなくしてはいけない」というメッセージを伝えたいと語っている。3年間果物しか食べない食生活を続けた結果、彼女は「全く違う人間に生まれ変わったようだ」という。
「私はふさぎ込みがちで怒りっぽい人でしたが、今では自分と周りの全てとコネクトされているように感じます。」
お酒ばかりの飲み会生活も問題だが、彼女の果物だけの食生活も両極端すぎる。しかし、彼女のファンも多いことから、果物中心の食生活やダイエットに注目が集まっているともいえる。美しい彼女の情報発信に今後も賛否両論が集まるだろう。