『便利すぎる日本にいると分からないこと』という記事には「日本の生活でもいろいろと不便なことがある」という意見が寄せられました。そこで今回は海外生活に比べて日本で生活するのに不便なこと、面倒くさいことを6つご紹介します。海外生活が長くなると、日本のどんな部分が面倒になってくるのでしょうか。
1. 人間関係
海外生活が長くなると、日本での人間関係が非常に面倒くさくなったと答える人が多いです。理由としては、世間体や周りからの評価を重要視する日本社会に窮屈さを感じてしまうという意見がその大半。さらに海外生活をしていると言ったときの反応やその後の会話が面倒だという人も少なくありません。
海外の人間関係が楽だということは決してないですが、「人からどう思われるか」に重きをおかれていない分、のびのび自分らしくいられると言う人が多いのは事実です。
2. ごみ出し
365日24時間いつでもゴミが出せる国に住んでいる人は、日本のゴミ出しが非常に面倒に感じます。分別が面倒なのは言うまでもなく、曜日や時間帯なども細かく決められている点が厄介なところ。また、海外(欧米)に比べ日本の道端には備え付けられたゴミ箱が少なく、ごみをすぐに捨てられない点も不便なところだと指摘されます。
エコで道端にゴミが少なくキレイなのは日本の素晴らしい点ですが、これが保たれいるのも日本人一人一人が「めんどくさいこと」をやっているおかげだな~と実感します。
3. 現金払い
日本に住む外国人がよく指摘することですが、日本は欧米に比べてATMの設置台数が少なく、現金払いの場所が多いのが特徴です。海外暮らしの長い日本人はATMでは千円単位で引き出し、あとは全てカード払いという人が多いです。現金がなくなった場合でも、24時間手数料かからずに引き出せるATMがそこらじゅうにあるのでとても便利。これに比べると、やはり日本のATMシステムは不便で面倒くさいなと思います。
4. お風呂掃除
海外では湯船につからないことが多いので、必然的にお風呂の掃除を毎日することはありません。日本のお風呂は気持ちがよく衛生的で素晴らしいですが、毎日の掃除は少し面倒ですよね。
5. 喫煙席
喫煙席のある飲食店。最近は少なくなりつつありますが、やはり禁煙者からすると喫煙席の設けていないレストランのほうが入りやすいです。禁煙席と分けてある場合でも、場所によってはたばこの煙が漂ってくることもあって不快ですよね。全面禁煙に慣れていると、たまに日本に帰った時に「喫煙席があること自体」を忘れていたりして何かと面倒です。
6. カビ対策
湿度の高い日本。当然、お風呂場や押し入れなどにカビが生えやすいです。お風呂にはカビ除去洗剤、押入れには除湿剤などを入れて常にカビ対策をしておかなくてはならない点が不便です。筆者はヨーロッパに住んでいますが、こちらの気候は乾燥しているので除去をしなくてもカビが発生しません。さらさらと乾いた環境はお掃除も楽です。
まとめ
いかがでしょうか。どこの国、地域にもそれなりに面倒なことがあるものです。しかし、日本の場合は面倒なことを少しでもなくそうとする志が素晴らしいと個人的には思います。まだまだ生活の中で面倒なことはありますが、面倒なことを面倒だと思わずに楽しんでできるくらいの心の余裕をもちたいものです。