ホームジャパン【海外の反応】なぜ日本は出産入院が長いのか?翌日退院できない理由

【海外の反応】なぜ日本は出産入院が長いのか?翌日退院できない理由

日本では産後1週間ほど入院するのが普通ですが、これは海外の常識では”とても長い”です。海外の多くの国では、出産入院は1日の病院が少なくなく、産んだ翌日に退院が少なくないそうです。
そこで今回は、日本事情に詳しい外国人が「日本の出産入院はなぜ長いのか?」を検証した記事をご紹介します。あなたはなぜ、日本では翌日退院させないのだと思いますか?

 

●旦那のせい?
文化が関係しているんじゃないかな。日本のお母さんは子どもを産んだ直後でも、家庭に戻ったら家事をしなくちゃいけない。だから病院にいる間だけでも、お母さんを休ませてあげているのかもしれない。
それと、日本の妊婦さんたちは育児についてあまり知らない人も多いから、この入院期間を利用してあれこれお母さんの教育をしてくれるんだ。僕の妻が日本の病院に出産入院したときも、色んなことを教えてくれて役立ったよ。(Onniyamaさん 
●無痛分娩じゃないから

日本では無痛分娩をする人が非常に少ないからだと思う。一人目を自然分娩、二人目を無痛分娩で生んだ人の話だと、その後の体力の回復具合が全然違うらしいから。彼女いわく、無痛分娩の直後にジョギングできるくらい楽々出産だったらしい。(therougouさん 

●母親教育のため
これは実際に日本の病院で聞いてみたんだよね。病院側としては、オムツの替え方や母乳のあげ方やタイミングなどがわからない女性が多いから、そういった育児に関することを母親に教える期間だと考えているみたいだよ。(inshikokuさん 

●乳児死亡を防ぐため
乳児死亡率とは、出生1,000に対する乳児死亡数を比率で示したものですが、これが日本はとても低いです。乳児死亡率は2.17で、1位のシンガポール、2位のアイスランドに続いて、日本は世界第3位。(ちなみにオーストラリアは19、イギリスは25、アメリカは34)

WHOによる発表によると、日本の乳児死亡率が低いのは産後の入院が長いことに起因しているそうです。(LFRAgainさん 

【海外の反応】なぜ日本は産後入院が長いのか?翌日退院できない理由

●日本の出産入院システムは最高!
 新生児の面倒を看護婦さんも一緒に診てくれるので、母親も休めるし、とてもいいシステムだと思います。
最初の子は大きな病院で産み、妻は他のお母さんと相部屋でした。入院後もそのお母さんと仲良くなって、今でも子どもを含めて遊ぶことがあります。2番目の子は小さなプライベートクリニックでした。どちらも出産・入院費用は50万円。政府からの援助金が42万円だったので、自己負担は8万円です。ちなみに政府からの援助金は後払いではなく、その場で精算されるので援助金を待つ必要はありません。
どちらの病院でも妻に立ち会うことができ、病院のスタッフもみなさんプロフェッショナルで親切でした。文句なしです。(kickboardさん 

●日本は長すぎる
母子に健康な場合、出産後48時間入院させるのがアメリカのスタンダードではないでしょうか。私はそれで充分だと思います。日本の産後入院は極端な気がします。(Suzu1さん JUN. 10, 2015 – 11:30AM JST)

 ●日本とドイツのどちらで産むか悩んで…
日本とドイツを行き来する生活をしていたので、どちらで出産するべきか悩みました。どちらも医療レベルは高いのですが、家族や友人が多く、出産予定日の7月は日本はとても暑いので、ドイツでの出産を選択しました。
ドイツでは出産後3-4日の入院が主流で、帝王切開をした場合は7日間です。入院費は全て健康保険でカバーされますが、「お父さんも入院できるオプション」を選んだ場合は、1日50ユーロ(約7千円)支払わなくてはいけません。このオプションを選択すると、お父さんにもベットと食事が与えられます。(AyameMさん 

●日本は「入院しなくちゃいけない」
ニュージーランドや他の欧米の国なら、お母さんは「家に帰らなきゃいけない」というよりは、「家に帰ってもいい」という感じ。日本の場合は、病院から「何日まで入院しなくちゃいけない」と言われます。(igloobuyerさん 

http://www.japantoday.com/category/have-your-say/view/in-japan-women-are-usually-kept-in-hospital-for-up-to-a-week-after-giving-birth-while-in-the-west-if-there-are-no-complications-mothers-usually-go-home-the-next-day-or-even-less-as-was-the-case●父親のためでもある
奥さんが妊娠しているときは何かと旦那のほうが大変なんだから、日本の出産入院システムは俺たち男にとっていいんじゃないか。壮絶な毎日が始まるほんの1週間の休みだよ。(choiwaruoyajiさん 

●病院経営のため
病院のロビーにあるATMマシンの数を考えてみればわかるね。日本では病院も”ビジネス”で、だから病院スタッフも患者にできるだけ長く入院するように言われているんじゃないかな。(Sessha wa beeroo ga hoshiさん 

●入院費が病院の儲けになるから
子どもには惜しみなく投資する日本の習慣が関係しているのかもしれないけど、一番の理由は金銭的な問題だろうね。日本の国民健康保険では全ての医療処置の費用が規定されているから、規定以上の入院日数は病院側のマージンになる。日本は出産入院に限らず、一般的な入院患者も入院日数が他の国に比べて長いしね。(lincolnmanさん 

●日本の病院は良いけど高い
妻はクリニックで出産・入院をしたけど、日本の産後入院は結構良かったよ。休養して体力を回復できたし、病院スタッフが育児に関する役に立つことをたくさん教えてくれたしね。この入院期間のおかげで、赤ちゃんがいる生活への移行がスムーズにできたとも思う。ま、それも5-6日の入院は長いよね、やっぱり。そして高い!(zubrachさん 

 参照: Japan Today
まとめ

外国人の反応では、日本の出産入院は「素晴らしい!」という意見と「長すぎる」、「費用が高い」という意見が半々でした。日本で産後入院が長い理由として一番多かったのは、「母親教育のため」と「病院経営のため」でした。出産は国によっても、人によっても考え方が様々で、自分たちが求めるものに近い出産&入院をすることが大切なのだと思いました。
ところで、日本に住む外国人の意見の中には「日本でも2日後に退院したければできる」ような書き方をしていた人がいましたが、これって実際に可能なのでしょうか。日本でそんなことを試みる人がいるのか謎ですが、それで自己負担がゼロになるなら、選択の一つに入れてもいいかもしれません。

関連記事

人気記事

最新のコメント