国際結婚はやっぱり大変です。実際に海外に嫁いでみると、「こんなはずじゃなかった!」という苦労のひとつやふたつはあるものですが、そのなかでもなかなか解決しない悩みの一つは「人間関係」ではないでしょうか。
特に、旦那の家族との関係や、友人関係などで悩む日本人妻は多いです。実は、マダムリリー自身も旦那の家族をなかなか受け入れることができず、これまでずっと悩んできました。言葉や文化の違う集団の中に入り込むのは、よほど海外経験が長いか、コミュニケーション力が特に優れている人ではない限り、難しいと思います。
それでは、国際結婚をして海外に嫁いだ日本人妻はどんなところで悩むのでしょうか。今回はその「日本人妻の悩みどころ」を5つ紹介します。海外頑張っている日本人奥さんは、大体同じようなことで悩んでいるものです…。
言葉の壁
ネイティブレベルまでの語学力がない場合は、家族や友人の集まりが苦痛です。語学力をあげて日常生活に支障のないレベルになっても、やはりネイティブスピーカーが数十人集まる場で会話についていくのは一苦労。集中してリスニングをし、考えながら受け答えをしていたら3-4時間ほどで疲れてしまいます。
何か話さなくちゃ、きちんと理解しなくちゃ…と焦れば焦るほど、うまくしゃべれなくなってしまいます。口を開くたびに自己嫌悪になり、ますますコミュニケーションをとるのが怖くなるという悪循環の繰り返しです。
これはもう、開き直るのがいいと思います。周りの人は、あなたが「文法的な間違いがなく話せるか」という語学力チェックしながら話を聞いているわけではありません。それよりも、あなたの話す時の姿勢(下手でも話そうとするか、どんな態度をとるかなど)に注目しているのです。だから、ヘタクソで結構!自分の語学力は気にしすぎないのが、うまく話すコツです。
パーティーが長い!
ただでさえ集中して話をきかないといけないという疲れる状況なのに、それに加えて欧米のパーティーは時間が本当に長いです。これはマダムリリーもいまだに慣れることができず、毎回ヘトヘトになります。長くなるだろうなぁと覚悟して行っても、いつもその予想ははるかに越える長さ(12時間とか)のパーティーになるので驚きです。話するにも飽きちゃって、目の前にある食べ物についつい手が伸びてしまいます。
周りの日本人妻に聞いてみると、解決法は人それぞれという感じです。子どもの世話をするふりをして逃げる人もいれば、途中で寝ちゃう人、それでも最後まで付き合う人など様々です。家族との関係性や、あなたの性格にもよるので、解決策は自分で探していくしかないのかもしれません。
家族との深い関係性
旦那家族の関係性自体に疑問を感じている日本人妻も少なくありません。一般的に欧米では、日本の家族よりも家族関係が濃密で、深い関係の場合が多いです。日本人妻は、「なんでそんなことまでしなくちゃいけないの?」と不満に思うことも多く、これが原因で喧嘩に発展することも珍しくないでしょう。
しかし、これはもう海外に嫁いじゃったのだから、日本人妻のほうが合わせて、受け入れるしかないと思います。いくら「そこまでする必要はない」と主張しても、旦那さんのこれまでの家族関係や関わり合い方をあなたが変えることはできません。反発するだけ、無駄なのです。
旦那がこれまでに築き上げてきた人間関係は、自分には変えられない。これを肝に銘じ、無駄な反発や主張はやめて受け入れるようにしたほうが、結局は全員にとって得になると思います。
日本への理解のなさ
海外に嫁いだ日本人妻は、家族や友人の輪のなかにいても、「自分は誰にも理解されていないんじゃないか」と感じ、疎外感や孤独を感じることがあります。そして、こういう気持ちになるのは、現地人が何気なく言った「日本への理解がなさ」をうかがえる発言に原因があります。
「中国ではこうだよね!」というような日本と中国を一緒くたにした発言や、「あなたの国の人がいるよ!」と言われてみてみれば、ラオス人だったり。「日本っぽい家を見つけたよ」と言われたので行ってみたら、東南アジア風の派手なお家だったり…。おいおい!いい加減にもほどがあるでしょうW
日本のことをあまり知らないのならしょうがないとは思いますが、突っ込みたくなる発言のオンパレードをされると、さすがに腹が立ってきます。そしてこういう発言は結構、根にもってしまうんですよね。
でも忘れましょう、流しましょう!相手に悪気はありませんし、知らないのなら教えてあげればいいんです。わかってもらえない…と一人で卑屈になるのではなく、教えてあげることで人間関係をつないでいくことにエネルギーをつかいましょう。
旦那に対する不公平感
マダムリリーが旦那家族をなかなか受け入れられなかった一番の理由。それは、不公平感です。
自分の家族には離れていて会えないのに、なんで私ばっかりがあなたの家族づきあいをしなくちゃいけないの?不公平よ。だいたい私は全てを犠牲にして、この国に嫁いできたのに、これ以上何を努力しろってわけ?
こんなことをいつもいつも考えていました。旦那に対するこの不公平感を失くさない限り、旦那の家族との関係はおろか、夫婦関係も、海外適応も、全てがうまくいきません。旦那の家族や友人で、これと言って嫌いな人はいないけど、何となく仲良くしたくない。そんな風に思っている人は、自分ばかりが犠牲になっている感覚があるのではないでしょうか。
これに関する解決方法は、「何で私ばっかり?と不公平感がある妻は夫が死ぬ想像をしてみろ」という記事で紹介しているので、参考にしてみてください。
おわりに
海外に嫁ぐというのは、慣れるまでは大変なことばかりですが、慣れてしまうと、とても楽です。「外国人だから」で色々許せてもらえるし、外国語ができないぶん、誠実で素直な印象を持たれることも多いです。
海外生活は、辛いことばかりではありません!外国人だからこそ得していることだって、きっとあるはずです。
海外に嫁ぐ妻は、慣れるまでが「人生の修行」。どうせいつかは慣れるようになるのですから、焦らず、自分を責めず、「何があっても大丈夫」と、ドーンとかまえていればいいんです。
国際結婚でアメリカに住み始めて2ヶ月、ちょうどこの記事のような悩みを抱えていました!
旦那の家族と同居(地下のアパートに住んでいる)しているので、家族との関わりには特に悩んでいました。旦那の家族はラテン系なので、家族の結びつきが強すぎて苦しくなることが多いのですが、マダムリリーさんを始め、国際結婚された方のブログなどを読んでいても皆さん似たような悩みを抱えていらっしゃるので、家族の在り方はもしかすると日本が特殊なのかもしれないと思うようになりました。
国際結婚て疲れませんか。最大の理由は言葉でしょうね、つまり相手国の言語に精通しないと喧嘩も出来ないでしょうしディベートも無理でしょう。小さい時からフランス語の環境で育っていれば問題ないでしょうが、急に結婚しても永遠に馴染めないでしょう。日本への理解のなさは普通です。聞き流すような余裕を持てば何ら耳障りではありません。パーティが長く感じさせない為には、フランス語で中に入ってまくし立てて見てはどうですか。もちろん性的魅力があれば注目されます。家族?マザコンが多分 多いでしょう。昔、フラン人と結婚していた年配の女性が言ってましたがどこにでも旦那がついて来るので自分の時間がないと。気晴しに国外旅行することですね。
いや、むしろ今となっては「日本語しか理解できない人」との会話のほうが疲れます。頭に浮かんできた英語やフランス語を、いちいち日本語になおさなくてはいけないので、自分と同じように3か国語理解してくれる旦那との会話が一番スムーズで、頭を使わなくて楽です。
喧嘩やディベートも、論点を先に言う英語やフランス語のほうが何を言いたいのか理解しやすいです。日本語は言語的特質上、あまり討論に向いていないように感じます。
マザコンが多いとか、フランス語でまくしたてるとか、自分の時間がないとか…。まぁ、これらに当てはまる人もいるのでしょうが、何だか決めつけが多いですね。不快です。
不快ですか。provocateしたのですが想定通りのコメントでした。色々な経験があると思いますがパリ或いはフランスの狭い世界にとどまらず、日本人から見た客観的な捉え方があった方がよいと思います。決して、いくら言語をマスターしたり文化を理解してフランス人になりきろうとしても本音は見下されてアジアの異邦人なので無理です。教養のある人や毎日フランスの時事や世界情勢を旦那と論じて楽しく過ごすことでしょう。
>フランス人になりきろうとしても
フランス人になんて、死んでもなりたくありません。
というか、もう本当に何なんですか、その上から目線は。一体何があったんですか?大丈夫ですか?
心中お察し致します。
管理人は「白人男性が好きなだけで白人女性になりたいわけじゃない」と書いていますよ
昔は白人コンプレックスがあったのでしょうけど今は単純に白人男性が好きだと言う気持ちだけだと思います
これもどこかの国際結婚した人のブログの受け売りですが「日本人男性にロリコンや巨乳好きがいるように、日本人女性にも白人好きがいる。コンプレックスではなく単なる性的な好みであって男性の巨乳好きと何も違わない。」だそうです
今の管理人はフランス人女性になりたいわけではないと思いますよ?
アルツハイマーになった旦那の親の介護とかがでてきたらもっと大変になるんだろうな。。。。日本人同士でも自殺したくなるほど大変と聞きますし。
少々場違いかもしれませんが、
ドイツ人の私の妻とは日本で出会いました。東京にau pair(ベビーシッター)で彼女が来ていたことがきっかけです。私はその時20歳で、付き合って今年で7年目になり、結婚も5年前にしました。現在は一緒に日本とドイツを行ったり来たりしています。
出会った時はお互い大学生でしたので、2年ほどお互い片方が行ったり来たりでした。夏休みは彼女が日本に、冬休みは私がドイツへという具合の遠距離ですね。日本にいた時に彼女によく言われたのが、「外国人を受け入れてくれる日本人男性は少ない」です。そして意外にも「謙虚な日本人男性が少ない」です。
きっとそれは外国人女性はみんな高圧的で自分の意見を聞いてくれる男性を探していると勘違いしているからだと思います。あと、日本人男性は恋愛についてドライな人が多いなと思います。ドライだから謙虚だと思うかもしれませんが、口を開けば言葉の使い方が上手くないのか、謙虚とは言えない人が多いと思いました。
日本各地を回っても、手をつないで歩くカップルを見るだけで、腰に手を回して歩くことはほぼない。公園でイチャついている人も最近は増えましたが、欧米に比べればまだまだ少ないです。パリなんてRERの中で、男性に覆いかぶさって服の上から擦り合ってる風景さえ普通ですね。
やはり日本で育つと性に対してオープンになれないのは仕方ないとは思います。
妻から「私の外見だけ日本人」と言われたことがあります。やはり国際結婚はお互いの恋愛の温度が一致していることが大きな前提になると思います。
そして一般にフランス人、ドイツ人やアメリカ人男性が日本人女性と付き合う理由は従順で言うことを聞いてくれそうだと言うことを聞いたことがあります。それは付き合うきっかけとして日本人女性の長所となりえますが、長い結婚生活に関して言えば障害になりえると思います。日本人女性は結婚後、家庭の実権を握れるように、しっかりと頭よく会話し、多少強くなり、むしろ旦那にあれこれ指導する方が上手くいくのではと思います。
私は男性ですので、男性側の気持ちとしては、妻に何でも言うことを聞いてもらいたいですが、やはり妻側としては、自分がしてほしいことをしっかりと言うべきです。
あと、結婚がうまくいかない理由に玉の輿などの男性の立場が明らかに高すぎる場合があると思いますが、そのような場合は、頭よく会話し、甘えることや、アメとムチを上手に使って、妻が家庭内での立場だけでも旦那と同じか上に立つべきだと私は考えます。
はじめてコメントさせていただきます。
海外に嫁いだ皆様は働いていますか?
どうやって仕事を探すのでしょうか?><
私は今結婚を考えている人がいますが、
その国の言葉を話させないので・・・
みなさんの経験を聞きたいです。